【1157回】機嫌が悪い人をどう扱えばいいのか問題。 - Madoka Sawa https://voicy.jp/channel/632/157535#Voicy
【1157回】機嫌が悪い人をどう扱えばいいのか問題。 - Madoka Sawa
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#Voicy
いかがお過ごしでしょうか。
澤でございます。
今日はですね、なかなか良いコメントというか、いい指摘をいただいたので、こちらをちょっと取り上げたいなと思うんですけれども、こちらはですね、柏原祐亮さんが書いてくださったコメントが、これはなかなか示唆に富んでいるんで、ちょっと取り上げたいと思いますね。
まず読みますけれども、
こんにちは
率直に疑問なのですが
機嫌が悪い時言語化して周りに伝えた場合、休めない時周りのその人に対する扱いはどうするべきでしょうか?
気をつかったとしてその人が後日変わらない場合周りも疲れてしまう気がするのですが。
ということなんですけれども、これ非常に面白いというかですね。
いろいろと考えさせられるコメントなんですけれども、まず、機嫌が悪いということを周りに伝えるということで、少なくともその人が機嫌が悪いということを周りが知ることができますよね。
そして、それに対して、何かできるのかどうかというと、これはですね、何もできないんですね。
まずこれが大前提です。
というのもこれは機嫌悪いっていうところが、どういう状態であっても、他人を変えるということはできないという原理原則に立たなきゃいけないので、機嫌が悪い人をどうすればいいか、もうどうしようもないと、これはほうっておくしかないですよね。
そして次なんですけど、休めないとき、周りのその人に対する扱いということなんですけれども、休めないときっていうのは、どういうことなのかって話なんですね。
例えばなんですけれども、ある日、突然失踪するとかですね。
それこそコロナ陽性ということで2週間隔離になるという不測の事態というのはいつも起きるわけですよね。
僕は人の機嫌が悪くなって、パフォーマンスが出なくなるというのは、この不測の事態に含まれるというふうに考えてます。
これはですね、決して、それは誰でもその権利があって、周囲はそれを許すべきであるとか、そんな話をしたわけじゃ全然ないんですね。
ただ、機嫌が悪い状態になり、パフォーマンスが出せない状態に対して、誰かが何か言って変わることもなければ、さらにですね、それを休めないんだから、どうにかしなさいというふうにコントロールできるものでもないって話なんですね。
つまり、機嫌が悪い状態になっているというのは、もう既にその時点で戦力ダウンをしていて、その状態を受け入れざるを得ないってことなんですね。
そんなってお思いになるかもしれないんですけれども、他人を変えることができない以上は、もうそれを受け入れるしかないわけで、その代わりなんですね。
その代わり、仕事というのは、多分これ前提だと思うんですけれども、仕事の場合には、パフォーマンスに対しては責任を取らなきゃいけないですよね。
つまり機嫌が良い悪いというのが評価に響くわけではなくて、機嫌が悪かったことによって、やらなきゃいけないと定義されている仕事をやらなかった、あるいは求められているクオリティとか、数字とかっていうのを達成することができなかったということであれば、これはですね、評価にまともに跳ね返ってくるわけですよね。
これ仕方がないということになります。
問題はですね、そこが評価というところにちゃんと繋がってないといけませんよってことなんですね。
これ評価というところに繋がってないと、非常にややこしいことになります。
でっ、日本の場合で結構、これが起きるんですよね。
というのも、評価が数値化されて明確にできるような状態になってなくてですね。
なんとなくの主観的な評価というのが、横行している場合もあったりするので、そうするとですね。
めちゃくちゃ機嫌が悪くって、そして、全然仕事をしていないにも関わらず、例えば、その上司と言われるような人の前ではすごく愛想よくしていて、機嫌悪くて仕事してないくせに、なぜか評価が高いなんていうことが起きうるんですよね。
これ本当にフェアに数値化されて、ちゃんとパフォーマンスが出てるか出てないかというのが、可視化されていればそんなことは起きないんですけれども、そこがなんというんでしょう。
主観的に適当に評価をされるような仕組みの中で仕事をしてるとですね。
機嫌悪くてパフォーマンス出してないのに評価が高いということが起きたりすると、これ腹立ちますよね。
腹立つけれども、これは制度の不備ですから、もうどうしようもないということになります。
しょうがないので、これどうなるかというと、自分がコントロールできるところをコントロールするしかないですよね。
どうするかっていうと、例えば、自分がもしその評価をするという人に対して、何かを言うことができるんだったら、あの人は残念ながら、ちゃんとパフォーマンスを出していなくって、このように、その証拠がありますということで、何かしらの数値化されたものを提示するというのも一つの手かもしれませんし、だけどこれもですね、はっきり言ってそんなものにリソースを使うのは、僕はくだらないと思うので、自分のやる仕事というのをものすごく高いパフォーマンスでやり遂げて、それを見える状態にして、そして、自分の評価者に対して、突きつけるという方が、こっちの方がフェアかなっていうふうに思いますね。
これ可視化しておくって、本当に大事ですよね。
いろんな証拠集めておくと、その人をその人に言っての機嫌の悪い人を陥れるために、そういう証拠を集めるんじゃなく、自分の評価がアンフェアな状態にならないように証拠を集めておくというそういう思考が非常に大事かなというふうに僕は考えています。
あくまでも自分がコントロールできるところに集中するという、これまた僕は原理原則だと思ってますんで、それをまず念頭に置いて行動するのが、必要かなって思うんですよね。
そして気を遣ったとして、後日、変わらない場合、疲れるという話なんですけれども、気を使う必要なんてないですよね。
機嫌が悪い人から距離を取る、もうこの1択だと僕思ってます。
機嫌が悪い、だから自分は何かしなければならないっていうふうに思うのは、非常にくだらないんですよね。
いやいや物理的に距離が近いから、しょうがないんですとか、同じチームなんだから、しょうがないんですって言う人もいるかもしれないけど、僕全然しょうがないと思わないんですよね。
しょうがないと思ってるのは、自分のマインドセットなので、これは誰かに強要されてるわけでは僕はないと思うんですよね。
いやいや同じチームで席が隣だから、これは逃げられないですよ。
いや、僕は違うと思うんですね。
隣の人があまりにも機嫌が悪くって、とてもじゃないけど、横で仕事してられないので、私は別のところで、高いパフォーマンスを出して仕事をしますというふうに宣言すればいいのかなと思いますね。
確かにですね、機嫌が悪い人の横にいると、当てられますよね。
気を使うというか、なんとなく、あの気疲れするってのは、これ本当に間違いない話なので、
そこで自分の貴重なリソースというのを消耗するのは、これ本当にくだらないと思うんですね。
ですんで、まずやらなきゃいけないことというのは、自分をしっかり守るということになるかと思います。
その機嫌の悪い人なんかに振り回されて、自分が疲れちゃうっていうことが起きないように自分を守るために自分ができることというのを徹底的に探すというのがすごく大事かなと思います。
あの人、機嫌が悪いので、どうにかしてくださいっていうふうに、例えば何か上役の人とかに言う、それは僕はあんまり意味がないと思っていて、機嫌が悪い人の横で、私はパフォーマンス高く仕事ができないので、僕は別のところで、私は全く違うところで仕事をさせていただきますというふうに言い切るというのが、必要な考え方かなって思いますね。
もちろんですね、マネジメントをしている人というのは、チームメンバー全員がパフォーマンス高く仕事をするために様々な環境設定ってのをしなきゃいけない。
それが仕事ですから、そうなったときには機嫌の悪い人間がいて、他に悪影響を与えてるんだとしたら、その人間の機嫌を直すことではなくて、少なくとも悪影響を与えないようにするというその場作りというのは、ちょっと必要なアクションなってくるかなと思うんですね。
例えば、どうしても機嫌が悪いんだったら、あなたは会社に来るんじゃないよ、あるいは、他の人に悪影響を与えるような言動するんじゃないよというふうに、ちゃんとこれは注意をしなきゃいけないですよね。
そして、パフォーマンスを落とすようなことがあれば、当然、それは評価に響くのですよということを合意事項にしておかなきゃいけないってことですね。
機嫌がめちゃくちゃ悪いんだけれども、めちゃくちゃパフォーマンスを出すというのであれば、それはそれで一つのあり方だと思いますけれども。
ただ、他の人に対するリスペクトが足りていなくって、他の人のパフォーマンスを落とすような状態なんだったら、そのパフォーマンスの部分だけを要するに高いパフォーマンスを出せるという部分だけを利用するためにその人は隔離しておくというのも一つの方法かもしれないですよね。
そしたら、その人はある意味、他の人に対して気を遣うっていう気持ちを使ってないから機嫌悪くなるんでしょうけれども、少なくとも悪影響を撒き散らすことなく、パフォーマンスだけは出すっていう環境を作れるんじゃないかなと思うんですね。
そして周りの人はそれを不公平だとか何とかって騒いでもこれまた意味がないですね。
そんなこと騒ぐぐらいだったら、少なくとも目の前から機嫌の悪い人が消えたということをポジティブに受け取って、自分のパフォーマンスを出すところに集中するというのが必要になってくるかなと思いますね。
もっとこういう機嫌の悪い人が組織にいると、本当にこれ面倒くさいですよね。
そこら辺も含めて、うまくパフォーマンスをみんなが出せるような環境を用意するのは、これがマネジメントの仕事だというふうに僕は思っております。
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