未来の話〔生後7日〕
*過去の自分のブログの転載です。当時幼稚園年少だった息子は登園拒否が激しく、お腹の大きな私では対応しきれなかったため、出産後落ち着くまでの予定で休園してました。娘が生まれて、しばらく落ち着かないことが確定したので、この日は現状の説明をしに幼稚園に行ってました。
🍀🍀🍀
<2011/11/10 thu ☁>
今日息子の幼稚園に行って娘の状態を話したあと、私は一番聞きたかったことを聞いた。
「仮定の話ですが、娘の手術が上手くいって多少の運動制限があったとしても普通に生活出来るようになっていたとしたら、こちらで受け入れてもらえますか?」と。
現状では想像もつかない『未来』の話ではあるが、娘はこれからも生きていくのだ。
生き続けるのだ。
園長は「喜んで受け入れますよ」と言ってくれた。
園長はやはり長年幼稚園に携わっているだけあってたくさんの子供を見てきていて、色々なことを知っていた。
昨年度まで、生後すぐに心臓の手術をして今はすっかり元気になっている子が通園していたと言う。
「幼稚園の周りの地区に住んでいる子であれば積極的に受け入れますから、また相談してください」と言ってくれた。
小さなことではあるが娘の未来が約束された気がして嬉しかった。
今日も息子を実家に預けて娘の面会へ。
今日はぐっすり寝ていた娘。
呼んでも撫でても起きない。
おしゃぶりをくわえて時々チュパチュパしながら寝ている。
可愛い。
昨日よりは少し顔がスッキリした気がする。
湿疹がよくなっていて、聞くと塗り薬が処方されたそうだ。
ミルクは25ccを8回、「上手に飲んでますよ」と。
よかった。
今日もおむつ換えと抱っこが出来た。
おむつ換えの時に少しだけ迷惑そうに起きたけど、あとは寝っぱなし。
時々薄目を開けそうになるが、まだ眠いのか浮腫で開かないのか、今日は目を見ることはできなかった。
抱っこしてゆらゆらしてとんとんしながら、いつも息子に歌ってあげている子守唄を歌った。
可愛くて申し訳なくて涙が出た。
昨日は会えたことがただただ嬉しくて、辛さとか悲しさとか申し訳なさなんて微塵も感じなかった。
でも今日は冷静になったからか現実が目に入り、心が苦しかった。
本当なら24時間一緒にいて、おっぱいをあげたり、ミルクをあげたり、おむつを換えたり、話しかけたり、笑いかけたり、抱っこしたり抱っこしたり抱っこしたり…。
なのに娘を抱っこできるのは30分程度。
ごめんね、ごめんね、ごめんね。
泣いてもしょうがないし、娘にはなるべく笑顔を見せたいから泣かないようにしたけど、心の中では謝ってばかり。
抱っこは途中でダンナに交代。
今日はまた違う先生が来て話をしてくれた。
今はICUにいるが、検査が一通り終わって状態もこのまま悪くならないようなら一般病棟に移れるとのこと。
一般病棟に移れば、ガラス越しではあるが息子と会わせることができる。
(病棟内は小学生以下は入れない。)
私たちの最初の目標はそこだな。
まあ、焦らず行こう。
看護師さんの申し送りの時間になって退室するようだったので、今日はそのまま帰ることに。
明日はダンナは仕事で、私はまだ一人で来るのは厳しいから、面会には来れないかもしれない。
「明後日にまた来るよ」と娘に約束して帰宅。
息子もいるし私はまだこんなだし、毎日は厳しいな~。
早く治さなきゃ。
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