目がランラン〔2ヶ月19日〕
*過去の自分のブログの転載です。
🍀🍀🍀
<2012/01/22 sun ☔☁>
生後80日。
今日、娘の病院に行く前に定食屋さんでお昼を食べた。
途中から私たちの隣のテーブルに子供を二人連れたご家族が来た。
上の子は2歳くらいで下の子は赤ちゃん。
うちは3人。
隣は4人。
切なかった。
「うちにも可愛い赤ちゃんがいるんです。うちも4人家族なんです」
そう言いたかった。
言ってどうする。
今日は息子も一緒に行ったので面会は交代制で、先に母ちゃん。
娘ちゃんは母ちゃんの顔を見ると嬉しそうに「あ~」と言った。
「うん、母ちゃん来たよ。ちょっと待っててね」
そう言って、看護師さんに言われたおもちゃの名前付けを始めた。
服や肌着には名前を書いたけどおもちゃには忘れていたよ。
その間も時々「あ~」とか「う~」とか言っていたが、「うんうん、ごめんね、ちょっと待ってね」と答えていた。
するとふにゃふにゃ言い始め、なんと「ふえ~ん」と泣き出した。
「な~に~?甘えてるの?終わったよ。娘ちゃん、お待たせ」
そう言って顔を寄せると嬉しそうに笑う。
今日も点滴&酸素は続行。
点滴は輸液ポンプが2個に増えていてドキッとしたが、シリンジは1個にしか刺さってなかった。
でもきっと時間によっては2つの薬を流していたんだろう。
酸素は、昨日は細いチューブを直接右の鼻の穴に入れていたけど、今日はちょっと太めのチューブが鼻の下を横切るように付いていて、鼻の穴がある2ヶ所だけに穴が開いていてそこから酸素を流していた。
鼻には何も刺さってないから楽そうだけど、チューブが頭をグルッと回っているのでちょっと邪魔そうかな。
本人はまったく気にしてないようでご機嫌。
脈は相変わらず速く、サチュは低め。
80台にはほとんど行かず、基本70台。
アラームの下限も以前は75だったのが65に下げられていた。
いい状態ではない。
理由はなんだろう。
術後にICUから一般病棟に移ったばかりの頃、サチュを上げるために輸血をしたことがあった。
その後は泣いたりしない限りは80台をキープしていた。
今回も輸血をすればいいのか?
再手術にはならないよね?
そもそもなんでこんなに下がっちゃったの?
どうして?
誰か教えて。
先生、早く帰ってきて~(泣)
と、泣きはこのくらいにして。
今日の娘ちゃんはとにかくご機嫌。
手はブンブン、足はバタバタ、目はランラン。
イキイキとかキラキラを通り越してランラン。
そしてよく笑う。
可愛いったらないわ。
母ちゃんが落ち着くとすぐにミルクと薬の時間。
今日も母ちゃんがスポイトで飲ませる。
母ちゃんも上達してきて、薬の粉がだんだん残らないようになってきたわ。
薬を口に入れると怒って泣き出したけど、それでもちゃんと飲んでくれ、すぐにミルクで蓋。
120ccを10分で完食。
飲んだあとも手はブンブン、足はバタバタ、目はランラン。
今日はどうした?
しかも珍しく母ちゃんの顔をずっと見ている。
娘ちゃんはなぜか右斜め上を見ていることが多くて、首をのけ反らせてベッドの奥の部屋の隅っこをよく見ていた。
看護師さんと「あそこに何か居るのか」と怖くなるくらい。
でも今日はず~っと母ちゃんを見ていて、母ちゃんが動くと目で追ってくれる。
で、やっぱりランラン。
なんか「動くことが楽しくてしょうがない!」って感じ。
あまりにジタバタ動くので久々に動画を撮影。
「う~」という声も入ったからラッキー。
看護師さんが検温と血圧測定に来ても、やっぱり元気元気。
「今日は娘ちゃん、ずっとご機嫌なんですよ」と看護師さん。
まあ、お利口さん。
苦手な血圧測定をしているときは頭を撫でながら顔を寄せて話し掛けたりしていたが、点滴を固定しているシーネで顔をバシバシ叩かれ本気で痛い。
娘ちゃんの右手が届く範囲は危険。
でも可愛いからついつい顔と顔を近付けちゃうのよね。
母ちゃんがいる間はずっとご機嫌で、母ちゃんを見つめて嬉しそうにしていた娘ちゃん。
大変に、大変に名残惜しいが交代の時間。
「また明日ね」と言いながら頭を撫でて病室を出た。
後ろ髪を引かれるよ~。
交代して父ちゃんが面会に行ったが、すぐに寝てしまったそうな。
父ちゃん、ガッカリ。
プププ、かわいそう。
明日には先生はいるのかしら?
娘ちゃんはどうなるのかな。
帰れなくてもいいから、再手術は避けたい。
でも今の状態で苦しいなら仕方ないか。
ま、今私が素人考えでとやかく悩んでも意味がない。
先生を待とう。
で、いつ帰ってくるのかしらね。
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