堪えがたい現実
*過去の自分のブログの転載です。出産から日付が変わった深夜2時頃に書いたものです。病名はこのあと変わります。
🍀
娘は心臓病だった。
ファロー四徴症だそうだ。
手術が必要だという。
どうして。
どうして。
どうして。
何だか今日出産したことも娘の存在自体も夢だったみたいで、実感がわかない。
涙だけが出てくる。
でも搬送前に腕に乗せてもらった重みと、くっつけた顔の温もりは覚えてる。
いつ会えるんだろう。
会いたいよ。
娘にも。
そして能天気に寝ているであろう息子にも。
体の回復のために寝なきゃいけないのはわかってるけど、眠れない。
そしてのんきにブログなんか書いている。
「こんなときにブログ?」と思われても仕方ないし、自分でもそう思う。
でも眠れないと余計なことを考えちゃうんだよ。
病室で身動きも取れず、時計の秒針と自分の心電図の音だけ聞いている。
ついたてを隔てた向こうには午前中に緊急帝王切開で赤ちゃんを生んだママさんがいるから、声を出して泣くこともできない。
取り乱せるほどの現実味もない。
このブログもこれからどうしよう。
手術は確実だし、治ると信じているからこそ記録をきちんと残していきたい気もする。
それならブログじゃなくてノートの方が、とも思うし。
とりあえず入院中は更新するかな。
他にやることないから。
あ、母乳出さなきゃ。
頑張って少し寝よう。
お休みなさい。
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