母の1ヶ月検診〔生後29日〕

*過去の自分のブログの転載です。

🍀🍀🍀

<2011/12/02 fri ☁☔>

産後29日目。

今日は母の産後&帝王切開後1ヶ月の検診。

本当は明日でちょうど1ヶ月だから明日行こうと思ってたけど、娘の手術の説明が入っちゃったから一日早く検診へ。

もちろん一人で。

本来なら赤ちゃんの1ヶ月検診も同時なのよ。

少し寂しいけど仕方ないし、あまり特に何も思わずに向かった。

でも待合室には同じ1ヶ月検診で来ていた赤ちゃんとママ。

いつでもいるわけじゃないのに、何てタイミング。

しかも受付前のソファにいたから、幸せそうなその親子の真ん前で「子供は入院中なので、検診は私だけです」と言うのはさすがに切なかった。

採尿をしてしばらく待って処置室へ。

体重は前回の2週間検診から-0.2kgで妊娠前-0.5kg、尿蛋白は+、尿糖は-、血圧は110/68。

血圧を計りながら看護師さんに「赤ちゃんはもうすぐ退院かな?」と聞かれ、不意打ちにビックリして「え、あ、いや、来週手術です…」とどもりながら答えたら、血圧が跳ね上がってしまった。

そんなわけで上の数値は計り直した数値。

まだまだ弱い。

ビタミンK2シロップは向こうの病院で投与済みなのでそう伝え、「頑張ってね」と言われる。

お次は内診。

残っていた血のかたまりはなくなり、子宮の戻りも問題ないと。

「イライラしたり落ち込んだりはない?」と聞かれたが、イライラはともかく落ち込んだりしないわけないし。

でも理由は明確なので「大丈夫です」と答える。

…なんか2週間検診の時にも同じ会話をした気が。

傷跡を目立たなくするテープがあるらしく、診察室に移動してテープを貼ってもらい半年分処方される。

半年?

そんなに?

最後に娘の状態を簡単に伝えた。

来週手術なこと、それが終わればとりあえずは帰れること、その後成長を待って少なくとも2回は手術が必要なこと。

先生は「大変だろうけど、無理しないようにね。色々溜めすぎないように。気分転換できることを見つけてね」と言った。

……気分転換か。

正直に言うと、テレビを見て笑ったり楽しいと思えることをするのは罪悪感と後ろめたさがある。

息子にシーズンだしどこか近場でイルミネーションを見せてあげたいなとも思うけど、躊躇してしまう。

こう書くと怒られそうだが、「私のせいで娘ちゃんは大変な思いをしてるのに…」とどうしても思ってしまう。

自分で言うのも何だが、私のせいじゃないことはわかっている。

わかっているから、「私のせいで」と自分を責めて泣いているわけではない。

同じ立場の母親がいたら「お母さんのせいじゃないよ」と間違いなく私も言うだろう。

それでもやっぱり母親である以上、胎内で10ヶ月育てた子に病気があるとわかった以上、「私のせいで」という感情は消えない。

心の底の底の方に眠っている。

誰も悪くないことはわかってるんだけどね…。

先生に深々と頭を下げてお礼を言い、検診終了。

今回のお会計は分娩費や入院費の精算もあり結構な額。

帝王切開だしね。

明日であの日から1ヶ月。

なんだかもっと長い時間が経った気がする。

1ヶ月だし、勇気を出して友達に出産の連絡をしようかな。

まだ誰にも言っていない。

報告するのが怖いのではなく、返ってくる言葉が怖い。

たぶん「頑張れ」も「大丈夫!」も「大丈夫?」も、何を言われても今の私では受け入れられない気がする。

ブロ友さんからの言葉なら素直に受け入れられるのに、リアルな友達からだと同じことを言われても無理だと思う。

まだまだ弱いなぁ。

出産したことだけ報告しようかな。

悩む。


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