検査フルコース〔2ヶ月20日〕
*過去の自分のブログの転載です。
🍀🍀🍀
<2012/01/23 mon ☔☁☃>
生後81日。
主治医&担当医、学会より帰還!
うわ~ん、よかった~(泣)
今日は息子の幼稚園のあと、じじに送ってもらいみんなで病院へ。
先に母ちゃん一人で面会。
娘ちゃんは爆睡。
ベッドの柵の音でも、呼び掛けても、ツンツンしても、あげくの果てには変な体勢で寝ていたからそれを直しても、起きない。
あとでじじとばばが来るのに。
娘ちゃんがいる部屋は付き添いなしの大部屋なのだが、一応4人部屋仕様になっている。
娘ちゃんのお向かいにいた子は付き添いを経て先週金曜に退院、隣にいた子は昨日退院、そしてはす向かいの子はどうやら今日退院したらしい。
娘ちゃん、ポッツ~ン。
孤独。
「寂しくなっちゃったね」と話し掛けたが起きない。
孤独な部屋で母ちゃんはさらに孤独よ。
でも今日の担当は仲良しの看護師さんだったから、爆睡の娘ちゃんを観察しながら下らない話をして過ごす。
寝ているからか脈拍は130台、サチュは80台前半。
酸素・点滴は変わらず。
しばらくするとじじ登場。
「なんだ寝てるのか」とガッカリ。
じじが来るときは寝てる率高し。
私が「酸素飽和度が低くて帰れない」と話したから、モニターをやたらと気にしていた。
娘ちゃんはまったく起きる気配がないので、ばばと交代するためにじじは出ていった。
今日は息子も娘ちゃんに会いたがったが、爆睡してるからお預け。
また今度ね。
娘ちゃんの爪を切っているとばば登場。
やっぱり爆睡でガッカリ。
そしてばばもやたらとモニターを気にしていた。
酸素の鼻のチューブはあらかじめ写真を見せておいたし、街中でもたま~に見かけるから気にならなかった様子。
そういえば息子にも写真を見せたけど、チューブに関して「これ、なあに?」と聞いてくることはなくて、ただただ「むすめちゃん、かわいい」と繰り返してたな。
チューブよりも妹の可愛さ優先てことかしら。
「起きてる顔は可愛くなったけど、寝てるとまだ朝青龍だね」とばば。
否定できない。
しばらくすると詰め所にいた看護師さんが「おじいちゃんが呼んでます」と言いに来た。
慌てて病棟入り口に向かう途中で、主治医&担当医と遭遇。
おかえりなさ~い。
「いない間にすみませんでした。」と言われた。
いえいえ。
金曜の夜に電話をくれた先生が心エコーをしたらしいが、人工血管は狭くなってはいなかった。
酸素を流してサチュが落ち着くところをみても、人工血管の狭窄ではないと思う。
となると娘ちゃんの心臓の中で不確定要素である冠動脈に何かあったのかもしれない。
これからまたいくつか検査をして、今週か来週にまたカテーテル検査をすることも考えている。
「娘ちゃんの心臓には普通と違う冠動脈があって、同じような心疾患の子とも違うイレギュラーな血の流れになってます」
「なので無理して帰宅はせず、慎重に見ていきましょう。退院は未定と言うことになりますが…」
申し訳なさそうに主治医が言う。
いいんです。
わかってました。
この状態で帰ってきても不安で心配で私たちの方がどうにかなっちゃいますから。
話が終わり病棟入り口に向かうとじじと息子がいた。
息子が帰りたいと訴えているので、じじばばと息子には先に帰ってもらう。
娘ちゃんは相変わらず熟睡。
するとエコーの機械を押してN先生登場。
「これからまた検査をして」の「これから」って今のことなのね。
先生が準備をしている間、ムニムニ起きそうになる娘ちゃん。
「寝てていいよ~。起きなくていいよ~」と言われたけど、起きちゃったよ。
まだ寝ぼけていたので心エコー開始。
エコー中は母ちゃんはあやし役に徹底。
手をバシバシ動かして邪魔をしようとするので、点滴の刺さっている左手は適当にあしらい、何もない右手は母ちゃんの指を握らせる。
頭をブンブン振って「う~う~」と唸っているが、泣いたりしないでお利口さん。
そのうち主治医のY先生も来て、先生二人でああでもないこうでもないと話ながらエコー。
母ちゃんも画面を見たかったけど、娘ちゃんの相手でそれどころじゃなかった。
ふと見るといつのまにか掛けていたバスタオルから出ていた足が、ゲシゲシと主治医の腕を蹴っていた。
やるな、娘よ。
エコーが終わると主治医から少し話が。
どうやら人工血管を繋いだ箇所が少し狭くなっているように見えるそうだ。
もう少し検査をしてみて、必要ならばカテの際にバルーンで拡げると言う。
エコーの間「終わったらミルクだよ」と娘ちゃんに言い続けたが、なんとその前にレントゲン。
足には採血の跡もあったし、今日はフルコースだね。
レントゲンは病室に機械が運ばれて撮影。
母ちゃんは廊下で待機。
「うんぎゃ~!」と一泣きして撮影終了。
よく頑張りました。
お待ちかねのミルクの前に薬を飲んで、やっとミルク。
今日は150cc。
なぜか今日はなかなか落ち着かずグニグニ動き、横を向いて飲んだり哺乳瓶の乳首を押し出したり。
20分くらい掛かったけど、なんとか完食。
その後は昨日と同じく猛烈にご機嫌で、またもや目がランラン。
ジタバタジタバタ動きまくり、「おじいちゃんたちがいる間に、それだけ動いて笑ってればよかったのにね」と看護師さん。
「安売りはしないのよ」と母ちゃんがアテレコして、二人で大ウケ。
今日は検査もあったので長めの2時間半も娘ちゃんと過ごせた。
また明日も来るよ。
頑張ってね。
退院できる目星はなくなった。
本当にこのまま次の手術かもしれない。
もうすぐ生後3ヶ月。
生まれてからの日数=入院期間。
寂しい。
切ない。
苦しい。
でもいつかイヤってほど一緒にいられる日が必ず来る。
その日を信じて前を向いて進んでいこう。
…そうじゃないと地の底まで沈んでしまうから。
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