退院ほぼ確定〔2ヶ月15日〕
*過去の自分のブログの転載です。
🍀🍀🍀
<2012/01/18 wed ☀>
生後76日。
今日は2時ちょい過ぎから面会。
寝ていた娘ちゃんは、またもや柵を下ろす音で起きた。
かなりそ~っと下ろしたのにな。
寝起きでむにむにしながら手で顔を擦ってる娘ちゃんをあやす。
可愛い。
すると突然後ろから「おめでとうございます!」と声が掛かり、担当医N先生登場。
いきなりのことに「え…あ、は、はい。ありがとうございます」とどもっちゃったい。
土曜に退院はどうやら確定。
なのにN先生は明日から、主治医Y先生は明後日から週明けまで学会のため不在だと言う。
なんだと!?
退院時にはいないそうだ。
しかも明日Y先生は外来の担当なので、忙しくて病棟には来れないかもしれないと。
主治医&担当医不在のまま退院。
いいのか?
ま、確実にこれっきりではない訳で、今回は言うなれば一時退院のようなものだから、いいのか。
土曜に退院して、来週の木曜に初めての外来でY先生の診察を受ける。
しばらくは週一で、状態によっては徐々に間を開けて外来に通い、いずれカテーテル検査をして手術に向かうことになる。
手術の方向性はまだ微妙で、退院後のカテ検査の結果で決めていくようだ。
それまでは普通に過ごしていいと言われた。
お兄ちゃんも触ったりチュウをするなと言っても無理な話で、手洗いうがいをしっかりしていれば、神経質に消毒をしたりとかする必要はないと。
「家でいっぱい甘やかして来てください」と言われた。
合点承知!!
「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。
N先生が立ち去ると入れ替わりに主任看護師さん。
不安なことや聞きたいことはあるかと言われたが、不安と言えばすべてが不安だけど、改めて聞かれると浮かばない。
思い付いたらメモをしておこう。
予防接種は市の担当保健士と相談して進めるのだが、たぶん次の手術が終わるまでは無理な気がする。
BCGの接種時期延長については自治体によって対応が違うので、確認した方がいいそうだ。
あまり泣かさない方がいいのか聞くと、「普通で大丈夫。泣かさないのも無理な話で、あんまり泣くようなら軽めの鎮静剤みたいなのも出せるけど、普通でいいのよ。そのためにシャントも立てたんだしね。大丈夫」と言われた。
普通でいい。
普通…で。
娘ちゃんは特別な子じゃない。
普通でいいんだ。
嬉しい。
主任さんも立ち去って、娘ちゃんを見ると心なしか笑ってる。
「娘ちゃ~ん。本当に帰れるみたいだよ。よかったね。頑張ったね音符お兄ちゃんに会えるよ」
そう言いながらおでこをスリスリすると嬉しそう。
でも実はまだ心の中で疑っている母ちゃん。
自己防衛のためにそういう癖がついてしまった。
いかんいかん。
最近足の力がついてきて、体もよく動くようになってきた娘ちゃん。
ムニムニグニグニ動いて、縦に寝ていたはずが横になっていたりする。
こ、これは要注意。
しまじろうを見せると手を伸ばす。
まだコントロールがうまく行かなくてしまちゃんをバンバン叩いちゃうけど、それが楽しそう。
しまちゃんを動かすと、目と一緒に顔でも追うようになった。
ちゃんと成長してる。
当たり前だけど当たり前じゃないんだよね。
すべてのことに感謝。
眠気と空腹でグズグズになってきたので、抱っこであやす。
母ちゃんの胸に顔を擦り付けてる姿が可愛い。
やっと寝てくれたと思ったのに、着陸に失敗。
しかも残念なことにタイムオーバー。
泣くまでいかないけどふにゃふにゃグズっている娘ちゃんを看護師さんに託し、病室を出る。
ごめんね、娘ちゃん。
あと少しだよ。
あと少し頑張れ。
『退院まであと3日』
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