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読書の森公園

「読書の森公園」という公園に行く。「読書」というインドアなイメージの言葉と、「公園」というアウトドアなイメージの言葉の組み合わせが面白いと思ったが、どうやら図書館に併設された公園だからこういう名前のようだ。

道すがら次女が自転車で寝てしまったので、妻と長女に先に入ってもらい、駐輪場で起きるのを待つ。暇なので周りを見回すと、何かが書かれた石碑があることに気がつく。近づいて読んでみると、井伏鱒二のエッセイの書き抜きであった。「ひとォちュ」というのが可愛らしい。

しばらくして、起きた長女と中に入る。睡蓮の浮かんだ小さな池と、辛夷と、東屋が美しく調和していて、落ち着ける雰囲気の公園であった。

東屋で休憩をしている体格のいいおじさんが、トマトジュースを飲みながら、醤油のカップラーメンと揚げパンをガツガツ食べていたのが美味しそうだった。

奥に進むと、新しい綺麗な図書館とそのラウンジがあった。そして、何故か唐突にガンジーの銅像があった。長女が怖がっていたので「その人は怖い人じゃないよ」と教えてあげた。


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