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2021.02.01

『八月の銀の雪』に収録されている最後の短編「十万年の西風」を読んだ。先日、風が強い日に、家族で凧を揚げに公園に行ったのだが、そこに、とても大きな凧を、非常に高く揚げているおじさんがいた。この物語の情景は、たまたまその時見た風景と重なり、私にとって妙に立体感を持って感じられた。そして東日本大震災から10年が経つ今、この作品の放つ意味は大きいと思った。

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