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電車を見ながらお団子を

妻の就活の下見のために、方南町に向かう。そのついでに、ネットで調べて良さそうだと思った「広町みらい公園」に子どもたちを連れていく。

到着してまず、傾斜のある所に設置されている、大きなお城のようなアスレチックが目に入る。麓と天辺ではかなりの高低差があるので、登るのに体をダイナミックに使う必要があり面白い。最上部からは、公園を見晴らすことができて気持ちがいい。

公園の奥に進み階段を登ると、東京メトロの中野車両基地を見ることができる。そして、その上には新宿の高層ビル群が見える。

園内にはネオ屋台村が出店されていて、高尾山のような観光地でよく見かける、大きくて平べったい形状の団子が売られていた。

「じゅうねん味噌」というものを看板商品としており、他にも「磯辺焼き、こしあん、三色あん」があった。「じゅうねん味噌」の名前の由来は、食べると10年長生きすると言われている荏胡麻を使っていることらしい(他に胡麻と、胡桃も入っていた)。

高台で子どもたちにボーロを与えている妻と「どの味にしようか」と電話で相談をするが、なかなか決まらない。決めかねているのに店員さんが気づき「磯辺×こしあん」「味噌×こしあん」という通常にはない組み合わせで団子を作ってくれた。

どの味も美味しい。どうして、青空の元で食べる団子は美味しいのだろうか。

帰り際、保護されているエゴノキがあるのに気づく。以前から生えているが、最近は元気がないらしい。しかし、上の方は芽吹いていて、確かな生命力を感じた。


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