自分との対話
アラフォーになり、自分の人生に焦りと不安を感じるようになってきた。
輝いていた同い年くらいのスポーツ選手は、多く引退してしまった。スポーツ以外の分野では、自分と同世代やもっと若い人たちがどんどん活躍し始めている。しかし、自分はまだ何も成し遂げていないし、何かを成し遂げる兆しもない。それなのに、衰えるフェーズに入ってしまった。自分はこのままで大丈夫なのだろうか。
そんな中、考えるアスリートとして以前から気になっていた為末大さんの『走りながら考える』を読む。為末さんは著書の中で、アスリート人生を人間の一生に重ねる。人生は最終的には「負け」で終わる。では、その中でどうやって生きるか。
彼は著書の中でこう述べる。
"今日という日を一生懸命に生きる"
"今自己ベストを突き詰める"
"自分はちゃんとやりきったと思えるか"
なるほど、そういう考え方もあるか。「毎日、自分が(全力を尽くしたと)納得のいく生き方ができているかどうか」それが本当の勝負。これから、自分としっかり向き合って生きていきたいと思った。
また本を読んでいて、自分は自分の体の扱い方が乱暴なことに気づく。常にだるさや眠さや、どこかしらの不調を感じながら生活をしているが、いつしかそれが普通だと思っていた。アスリートは常に自分を観察し、不調を感じたらすぐにしっかりと休息を入れるなどの対策をとり、最善の状態が保てるように調整をしているらしい。
自分はアスリートからはほど遠い存在だが、自分も自分の体の発する声にもっと耳を傾け、コンディションを整えていかなければいけないと思った。そうしないと、もう気合いだけでは本当に体を壊してしまいかねないのだ。
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