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DolbyAKIRAを見に行ったら後ろの席に女子高生が座ってて驚いた話

 こんばんは。お久しぶりです。DolbyシネマでAKIRAを見て来たのでその感想とタイトルにもあります通り少し驚いた話をします。

 私は今年20になる若造です。逆張りオタクと言われてしまうかもしれませんが、アニメはAKIRAをはじめ、Ghost in the shellパプリカエヴァなど自分の世代とは少し離れた作品をよく好んで視聴します。もちろんBLAME!シドニアの騎士少女終末旅行メイドインアビス映像研には手を出すな!など最近のアニメも見ます。

 本題に入ります。12月4日より上映を開始していましたDolbyシネマを使用したAKIRAの劇場上映に行ってまいりました。Dolbyシネマには複数回お邪魔しているのですが、久しぶりということもあり、かなりワクワクでした。予告編から凄い音圧、揺れる椅子、体。映像体験も凄まじいものでした。音の方向や、黒の表現など、視覚聴覚を最大限に使用した映像体験をさせてくれました。AKIRAは1988年公開のアニメーション作品であり、2000年生まれの私には劇場で見るのは不可能だろうと思っていました。そんなときにDolbyシネマでのAKIRA上映が決まり、飛び跳ねるような気持ちになりました。

 1時間半ほどAKIRAを楽しんだ私は大満足。劇場には私のように1人で来ておられる方や、これにも驚きましたが男女ペアで、おそらくカップルと思われる方々が複数組いらっしゃり、AKIRAが自分の想像以上に有名な作品ということを思い知らされました。私の周りにはそういったアニメ文化黎明期の作品をともに楽しめる友人はほぼおらず、Twitterで他のファンの方々のイラストや、交流を見てAKIRAを楽しんでいました。ですので、現実に人気を確かめられたことが密に嬉しかったのです。

 さて満足した私は上着を着て席を立ち帰ろうと上着を羽織った時でした。後ろに座っていたのは制服を着た女子高生だったのです。上映時間は15時40分からでしたが、テスト期間の頃でしょう。二人組の女子高生が嬉々とAKIRAの感想を言い合っていたのです。私はいい意味で驚きました。自分が高校生の時は周りにAKIRAに興味がある人なんておらず、近年話題のアニメの話しかできなかったのに、後ろに座っていたのが女子高生だったとは…。その後も女子高生二人はエスカレーターを下っていく時も前に立っていたのですが、エントランス階に着くまでずっとAKIRAトークをしていました。

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 私が行った映画館は大阪梅田ブルク7という映画館なのですが、エントランス階にはAKIRAのポスターや場面のスクリーンショットなどが飾られてあり、力を入れて上映している感じが伝わってきました。これらのポスターなども、彼女たちはしっかり写真に収めて帰って行きました。その姿はまさに現代の女子高生という感じで、改めてAKIRAの持つエネルギーの凄さを思い知りました。

アキラはまだ俺達の中に生きてるぞ!

 そう叫ぶ金田の姿が思い浮かびました。1982の連載開始から38年越しに2020年の締めくくりとして上映されたAKIRAは、私たちのみならず、世代を超えて愛され続けているんだな。と身をもって体験させてくれました。

 ありがとう大友克洋大先生、ありがとう講談社、ありがとうスタッフの方々、ありがとうDolbyシネマでAKIRAを公開しようと提案してくれた方、ありがとう女子高生二人組。初めてのスクリーンでのAKIRAは最高なものになりました。
                           2020年12月13日

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