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アイロニーを理解できる方向け~変則的自己紹介~

今回のテーマは、もし私がファンタジー世界を創造するとしたら
どんな世界が理想なのかについて書いていきます。

結論としては、自己紹介として私の性格は
私が捉える神意に反目する性格です。

ここで、ファンタジー世界の説明の対比として
現在私たちが生きるこの世界を「リアルの世界」と定義します。
また、世界設定上どっちでもいい・大きくこだわらない項目について
任意とする」と定義します。

まず、ファンタジー世界を取り上げる動機について説明します。
小さいころから読書が好きだったのですが
その中でも特にファンタジー小説が好きでした。
しかし当時、学校の図書室においてあるファンタジー小説には限りがあり
長年?ファンタジー欠乏症・難民でした。
ライトノベルの存在を知ったのは高校生ごろでしたが
指輪物語のような硬派なファンタジー小説にあまり出会うことがなく
現在に至ります。
ネット小説で異世界転生ものが溢れている昨今は、求めるものとは
ちょっとだけ毛並みが違う気もしますが、これはこれでファンタジー小説が
溢れている現状に感謝しています。というわけでファンタジー世界に憧れを持っています。

次に、ファンタジーを志向する私の性格分析です。
まず和文化にあまり興味を惹かれません。私の和へのイメージは
「猥雑な堅苦しさ」です。
生身の体に対する興味が低く、それよりもアニメ(簡略化された理想)的な
二次元の世界に親近感があります。
勉学においても、生物分野の特に動物学については、毛嫌いする
レベルであり、有機化学についても、最低限の興味しか湧きませんでした。
動物の名称についても興味のなさから記憶することがなく
例えば犬の品種については、聞いたことのある簡単なものしか
わからないレベルです。
比較的好きと言える猫の品種ですら積極的に調べて覚えようという
気が起こらないくらいです。

科学に対する興味はそれなりに強いのですが、それは魔法が存在してほしいという期待の裏返しかもしれません。携帯電話やテレビなどはある種の魔法的な道具と言えるかもしれませんが
なんか不思議な力」が使われていないので物足りない、となります。

あとは天中殺・天邪鬼的な性格のため、リアルの世界への否定が強いのかもしれません。詩や音楽などへの興味も小さくはないので。
ただし創作能力はほぼ皆無です。
分析や本質の把握が好きな代わりに、感情表現や意思伝達能力が
著しく低いと考えます。

ファンタジー世界創作における私の根底の思想としては、仏教的な
概念である、因果応報・縁起・輪廻転生を含む六道輪廻となります。

ということで、こんなリアルはksだ的な動機で、理想のファンタジー世界についてTRPGのノリで考えていきたいと思います。

まず、世界や生物の目的・存在意義をどこに設定するかですが
リアルの世界の生物の存在意義を、闘争や繁殖を通じた(物理的能力の)
進化と考えている私は、当然それを否定する形で設定します。
(もしかすると内包しているのかもしれませんが)
新たな概念、価値観の獲得・創造」を目的・存在意義とします。
本をベースとした私の価値観として、存在しない本を読むことはできない
ならば、より多彩な本を生み出してほしいという願いからです。

そのための能力として、何らかの形で、二者以上の生物間で魂レベルの
相互理解が可能である
とします。その結果、魂の弁証法的止揚が
起こる可能性があるとします。

そして、「新たな概念・価値観の獲得・創造」の副産物として、人種族は
究極的には創造主を超えること・世界創造能力を獲得する可能性を
持つとします。
ただし、創造主を超えることで元の世界を破壊可能な力を身に着ける
可能性が高いことになるため、それが不可能となるようなリミッターを
設定することにします。
この制約は論理上不可能な気もしますが、それが可能であると仮定します。

また、闘争や繁殖を通じた(物理的能力の)進化に深く関連した欲求を
三大欲求のうち、食欲と性欲と私は考えているので、この欲求の
強弱は任意とします。
このリアルの世界に生きる私としては、「この二つが除かれた世界は
味気ないのではないか?」
という感情がありますが、認識できないものに憧れることは難しいため
この二つがない世界も案外自然なのかもしれません。
また、生物的進化を目的としないため、生物の起源は、弱者強食による
適者生存を経た進化とはせず、創造主による直接的・間接的な
創造とします。
また、人種族とは、エルフやドワーフ、動物の特徴が混ざった獣人など
多様多彩な種族がいるとします。
人種族と動物との間に優劣はつけないものとします。
植物については基本的に自我がないか、痛覚がない及び価値観が
動物と大きく異なるとします。
生態系については、リアルの世界を基準としつつ任意とします。
(ただしおぞましい生物はあまり望まない)

それに付属した生物的な機能について設定します。
「なんか不思議な力」による魔法が存在する世界であるため
質量保存則が存在する必要性がないため、身体の老廃物の排泄は
リアルの世界よりも簡略化するか不要とします。
それに伴い食物の摂取を任意とし、人種族が他の生物を狩猟することも
任意とします。
ただし、他の動物を狩猟して食物として摂取しなくてはならないとしたとき
動物の能力を人種と同程度とします。
(リアルの世界で例えると道具を持たない人間に対する狼やイノシシ程度)
闘争・繁殖を通じた進化を目的としないため、寿命の長さについては
任意とします。
ただし不死はペナルティーを含む限定的なケースとします。

自由意志は所有しているとします。
五感以外の感覚器官として、魔力などのエネルギー系の感受器官を
持っているとします。
(魔力感知以外の感覚は任意)

また、人種族間の紛争への欲望をリアルの世界よりも程度を低く
設定します。
そして、闘争につながる負の感情、嫉妬・独占欲・簒奪欲・恨み・嗜虐欲
などをリアルの世界よりも程度を低く設定します。
もしくは、心の中を覗けるような能力を生物は有するとします。
(それなりの手順と困難さは伴う)

新たな概念、価値観の獲得・創造」を目的とする動機付け
インセンティブとして魂の交感・弁証法的止揚への欲求を抱かせます。
また、魔法の開発や発展をはじめとする追究心を持つものとします。
自らが持つ先天的・後天的才能を「スキル」として
可視可能であるかどうかは任意とします。
可能な場合、そのスキル名を表示する際の名称は、各人の思考によって
変化するとします。
これは概念の固定化を回避する措置となります。
ゲームのようにスキルレベルや各種能力をステータスとして
数値化できることは禁止します。
(これは握力や魔力などを測定器で人為的に測定できることを
否定するものではない)

次に上位存在について設定します。
神的な存在として、各種属性(概念)を司る精霊が存在するとします。
ただし唯一神・絶対神とはしません。
顕現の頻度は極めて少ないとします。ただし、神託や預言などの交流は
ある程度可能とします。
人種族などによる精霊殺しは可能としますが、精霊は転生可能とします。
人種族が一回の人生で精霊に至るルートは極めて狭いルートですが
存在するとします。
(簡単に到達すると精霊が増えすぎるため)
創造主の存在が確認されているか、概念だけの存在と考えられているかは
任意とします。

次に自然法則や世界構造について設定します。
リアルの世界では、現在認識されている力として
重力・電磁気力・強い相互作用(核融合や素粒子結合の力)・弱い相互作用(核分裂や核種変化)
があるとされていますが、ファンタジー世界もこれに準拠、もしくは他に
何かが添付された世界とします。
1+1=-2や2+3=-4といった数式が成立するような
リアルの世界より大きく逸脱した世界ではないとします。
魔力やエネルギー保存則については、他世界との交流により
ある程度許容範囲があるとします。
全ての世界が崩壊するような契機が生じることを禁忌とし
その萌芽は全力で消去するとします。
その権限を創造主及び精霊は有するとします。
自然法則については、常にその現象が生じるという杓子定規・予定調和な
ものを基本としつつも、時々、ファンブルやクリティカルが起こるという
ランダム要素が存在するとします。
(ただしその規模は世界を破壊するほどの影響と比較して極めて小さい)
タイムパラドックスはごくごく例外のみ可能とします。
またその場合、世界に波及する影響は莫大なものとします。
そしてそれを阻止する権限を精霊は有しているとします。

世界(惑星?)や宇宙については、形式は任意とし、寿命は定めない
もしくは寿命がある場合、他宇宙への避難が可能であるとします。
宇宙が滅ぶとした場合、滅んだのち比較的短期間でまた再生するとします。

次に生死・死後の世界について設定します。
死は存在するとします。蘇生は可能とします。
魂は存在し、死後霊的な存在として現世に浮遊すること、転生や
(寄生相手に影響を及ぼさず徐々に同化していくという)憑依を
可能とします。
転生した場合、強くてニューゲームのような転生は、少なくとも
意識するレベルは認めないとします。
(潜在的なものは任意)
転生などを拒否した場合として、霊として存在できる複数の上位下位世界が存在するとします。
そこでは、例えば快感がほぼ絶対の価値観であり、快感を有するほど
能力が向上するといった極端な世界も存在し、ほぼすべての生物種が
存在してよかったと思えるような世界システムを構築するものとします。
(生物は自由意志とするため、あらゆる世界を否定する例外が発生する可能性の危険あり)

次に魔法の制限について設定します。
運・確率を直接簡単に操作する魔法は禁止します。
たとえば、魔法で宝くじが当たる確率が(もともと当たりくじが入って
いないのに物理法則にすら反して)なぜか100%になる魔法などです。
概念や存在を直接操作する魔法は禁止します。
たとえば、もにょぐるがげごは存在するという魔法や、世界全ての
空気の存在を否定する魔法、「あの人間は死ぬ」と唱えるだけで
結果が生じる魔法などです。
時間跳躍魔法は任意とします。
可能な場合は極めて困難な条件を設定します。
生命創造魔法・技術については、任意とします。
可能な場合は行使時に大きなペナルティーを受けるものとします。
蘇生魔法・技術については、転生が可能であることから可能とします。
ただし行使には難しい条件か、ペナルティーを受けるものとします。

最後に創造主の罪と罰を設定します。
全ての被創造物は、「新たな概念、価値観の獲得・創造」の獲得のために
人生または死後において快感と共に苦痛も経験するため、創造主は
苦痛を与えるという罪(ただし快感で軽減される)の総量に値する
罰を受ける
ものとします。
(その内容は不明)

以上が私が描く理想のファンタジー世界となります。
創作能力が乏しいですが、異世界転生に備えるノリでの私なりの備えとも言えます。

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