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早稲田大学商学部1年生科目登録のコツ(フル単を目指す方へ)


科目登録で抑えておくと役立つ3つのポイント

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!
大学生活の始まりに胸高鳴る一方で、頭を抱えるのが履修登録の難しさですよね。
この記事では、フル単を目指す方が科目登録の際に抑えておくと役立つ3つのポイントを紹介していきます。



「取り消し可能な単位」をフル活用!


「選択必修も申請したし、これで合計20単位くらいかな。よし、完璧!」
という方、いらっしゃいませんか?
もちろんそれでも充分なのですが、よりリスクを軽減するために、ぜひ活用して欲しい制度があります。
それは、「3次登録期間中に自動登録科目以外の科目を取り消すことができる」制度です。

この制度は、自動登録科目や一部の他箇所・他機関科目以外の科目であれば、登録決定後であっても3次登録期間に取り消すことができる制度のこと。
つまり、「少し多めに授業を申請しておいて、後から履修する授業を吟味する」ことが可能なんです!
「それの何が良いの?」と思った方、この制度が1番効果を発揮するのは人気が高い授業を申請する時です。
この取り消し可能な科目の中には、商学部の「専門基礎科目の選択必修」「専門教育科目の総合・学際科目分野」「総合教育科目」の授業などが含まれます。1年生が取る可能性の高いこれらの授業の中には、楽単であったり講義が面白かったりして申請者が集中する授業があります。
そうなると発生するのが「抽選」です。これが情け容赦がありません。選択必修であっても普通に落選します。
この落選の被害を最小限に抑えるための対策が、「自分の理想とする授業の組み合わせで履修申請を行った上で、授業を少し余計に申請しておいて、後から履修する授業を吟味する」ことなんです!
私も1年生の時はこの制度を使い、選択必修1つと専門教育科目の総合学際分野1つを追加で申請して落選に備えました。
また、人気の授業を取る予定でない人でも、一度授業に出てみてから良さそうな授業を選ぶことができるのでおすすめです。

この制度を使うときの注意点は以下の通りですが、「落選」の被害を抑えられる役立つポイントだと思うのでぜひ活用してみてください。
・一部の他箇所・他機関設置科目は取り消せないことがある。
・取り消す場合は3次登録期間に取り消すのを忘れないこと。
・時限が被っての登録申請はできないので、既に申請した授業と時限が被っている授業は申請できない。
・そもそも1学期に申請できる28単位数の上限を超えての申請はできない。なので余分で追加できても数単位。
・年間40単位の壁があるので、春学期に単位を取得し残りの単位に余裕が無い秋学期は基本この技は使えない。この技を使えるのは春のみ。

(私は自分の申請した授業が人気授業かどうかはこの表を参考にしました。この表に記載があれば定員に対して希望者が多いことを表します。
https://www.waseda.jp/fcom/soc/assets/uploads/2024/03/707bbbb8ed0ad667af403656a600329c.pdf


「他箇所・他機関科目は非参入から参入へ変更可能」の意味と活用法

最初にこの説明を読んだ時、「どういうこと?」となった方が多いのではないでしょうか。
まず「非参入」とは、「自由科目」のこと。簡単に言うと「卒業単位に含まれない単位」のことで、GPAにも影響を与えません。つまり単位を落とそうが成績が悪かろうが関係ない、ある意味で授業を好き放題に取るには最適の受け方です。
授業を「非参入(自由科目)」扱いとするか、「参入」扱いとするかはほとんどの場合自分で選択可能なのですが、3次登録期間に限り、他箇所・他機関設置科目は一度「非参入」として申請した授業を「参入」として変更することができます。この制度のポイントは、またしても「落選」の影響を抑えることができることです。
1次登録結果発表の際、落選していた場合は一般的には、
・その授業分の単位を別の授業でもう一度申請し直す
・諦める
の2択となります。
ここでこの2択以外の方法として使えるのが「非参入→参入へ変更可能」の制度です。
1次登録で普通に選択必修などを申請した上で、更に興味のある授業を非参入として申請しておき、登録結果発表の際に万が一落選があった場合は、その非参入の授業を参入に変更することで単位を無駄にすることなく活かすことができます。
もし落選が無かった場合でも、非参入の授業であればGPAにも影響しませんから自分の興味の赴くままに受講することができます。

この制度を使うときの注意点は以下の通りですが、「落選」の被害を抑えられる役立つポイントだと思うのでぜひ活用してみてください。
・この制度も時限が被る授業は申請できないため、被らない授業のみの申請となる
・非参入とはいえ授業数が増えるので、体力的に無理のない範囲で申請する
(とはいえ大学には面白い授業が沢山あるので試しに申請してみて行ける範囲で聴講してみるというのも楽しいかと思います。)
・3次登録期間に参入に変更するのを忘れない。
・前記の単位取り消し制度を使う場合、よほど落選しない限りそちらで単位は補えるのでこの制度を使う必要性はあまり無い



1年生だからこそ「抽選の優先順位」をうまく使おう

ここまで「落選」について多く述べてきましたが、1年生というのは抽選においてかなり有利であったりもします。24年度以降入学者用の「ROUTE2024ー商学部の手引きー」p.11に詳しい表がありますが、一部を除いて1年生が1番優先順位が高いことがわかります。
そこで皆様にお勧めしたいのは「専門教育科目の総合・学際科目」、その中でも商学部設置の寄附講座を受講することです。

寄附講座をお勧めする理由は以下の通りです。
・1年生が1番当たりやすい
・大企業の社長や役員などが講演してくれる
・テストが簡単なことが多く単位を取りやすい
・何より話が面白い

寄附講座は10単位までであれば卒業単位に参入できます。こちらも商学部設置科目ですので、1番目に紹介した「単位取り消し可能」の制度を使うことも可能です。どの授業も面白く、商学部らしい内容の話を聞けますので一度受講してみてはいかがでしょうか。

最後に

ここまでお読みくださりありがとうございました。
間違いの無いよう努めましたが万が一という可能性もございますので、申請前には今一度お手元の資料をご確認ください。

この記事で紹介した制度について、詳しく知りたい方は24年度以降入学者用の「ROUTE2024ー商学部の手引きー」のpp. 8-9,p. 11を参照ください。

繰り返しになりますが、拙い文章をお読みくださりありがとうございました。
どうか皆様の科目登録がうまくいきますことを願っております。

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