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【導入施設紹介】SNS発信にチャレンジする300年の大名文化を受け継ぐ料亭旅館 「柳川藩主立花邸 御花」

CHILLNNの『未来に泊まれる宿泊券』を導入してくださった、「柳川藩主立花邸 御花」。販売と同時にTwitterのアカウントも開設し早くもファンを獲得しつつある中、どうしてCHILLNNに登録してくださったのか、なぜ積極的にTwitterによる発信を行うにいたったかをオンラインにてインタビューさせていただきました。

導入施設:柳川藩主立花邸 御花
施設種類:料亭旅館
公式サイト:http://www.ohana.co.jp/
CHILLNN施設ページ:https://www.chillnn.com/171953fb64313c?INFLOW_ROUTE=OTA_ORDINARY

1.施設の魅力紹介

この場所は江戸時代から立花家が守り抜いてきた土地で、大広間や日本庭園など敷地全体が国指定名勝地、かつ旅館を生業としている唯一の場所です。昔から変わらない姿を今に受け継いでこれたのは、戦後すぐにここを守る手段として料亭を始めた立花家当主の優れた決断力があったからだと思っています。本当にロマン溢れる場所です。

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京都にいた時にも歴史ある建物の所有者が移り変わっていく様子を見ていたので、すごいことだなと。敷地の中には280本の松がある広い庭園があり、朝と夜では映り方も違って、じっくりと過ごすことができます。特に夜はライトアップするのですが、宿泊者しか見られないんですね。それが特別な光景かなと。

あと今回CHILLNNに参加させていただいて、感度の高い方がどうやったらきていただけるかなと思って、お庭を見ながら晩酌をするとか、そういう考え方で新しいプランを作れると思ったんですね。

このプランの一番のお楽しみはお舟に乗って朝ごはんを食べるというところです。有明海苔が有名なので、それをおにぎりに巻いて食べるとか、色々検討しているところです。これまでは日々の業務に追われて、なかなか考えられていなかったので、お客様にとって良い体験だと思えるものを御花ではどう実行できるのかをみんなで洗い出しているところです。

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2.導入の経緯

実は、ここに就職する前から龍崎さんのファンでした。私自身、古き良きレトロなものが好きだったのですが、龍崎さんのTwitterを拝見していて、ホテルでの体験を生み出すということを見させていただいていたので、興味を持ちました。まさか自分も宿泊業界に入ると思っていなかったのですが、それが最初のきっかけでしたね。

あと、CHILLNNの思想自体が良かったと思います。駅からの時間とか無機質なOTAで検索するのではなく、その宿がどんな体験を提供できるのかという価値で選ぶ。それが御花にとっても一番魅力を発信できる場所だった。魅力を最大限伝えられるプラットフォームだと思いました。


3.CHILLNNを導入して変わったこと、気づいたこと

導入して一番よかったのは、もともとの悩みが、どうやって「来て欲しいお客様」を決めるかでした。古くから営業している宿なので、お客様が幅広い。家族代々で利用してくださる方もいる中で、どうやって新しい層にリーチするか?と考えた時に、HOTEL SHE,などの事例を見て、こういうホテルを好きな方がいるんだという共通認識を社内に伝えられたかなと思います。

私はCHILLNNのお客様に感性豊かな人が多いという印象だったので、そういう方にも来ていただきたいです。バウチャー自体は以前からのお客様も買ってくださっているので、既存のお客様や新しいお客様にできることはたくさんありそうだなと思っています。


4.CHILLNNを導入してから工夫している点

新しく、Twitterの運用を始めました。理由としては、Twitterは唯一やっていなかったSNSだったということもあります。それと、新しい宿泊プランを届けようと思った時に、新しいお客様も届けたいなと思って、Twitterが一番いいなと思いました。あとは御花のことをつぶやいてくださる方が多くいらっしゃって、こんな状況でもコミュニケーションとりたいなと思ってはいたので、このタイミングで始めたという感じです。新しく始めるのは勇気がいることなので、田中さんに取り上げていただき、気持ちの面で助けてもらえました。

御花の写真もたくさん投稿しているのですが、フロントのスタッフに趣味でカメラや写真を撮ることが大好きな方がいて、全部その方が写真を撮ってるんです。フロントで宿の魅力を伝えるためにも写真が必要だということで一年分くらい撮り溜めていたので、それを見ながら私が詩人になった気持ちで書いています。

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5.CHILLNNへの要望

新しい機能に関する要望だと、お部屋の縁側でお茶を飲むとか、大広間を使っていただくなど、デイユース的な利用をしていただけるか考えています。こういった予約もCHILLNNにまとめたほうがいいなと思っていて。宴会チケットとかがあるといいなあと思っています。

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あとは、お気に入り的な意味で宿へのいいねの登録があるといいなと。予約まではいかなくても、お客さんの反応が見られたら嬉しいです。いいねした宿泊施設だけをまとめて見られたら、自分が好きな宿泊施設を一覧で確認できるのでいいと思います。

最後は、予約画面に備考欄を設けていただけると嬉しいなと。昔からご贔屓にしてくださる人がたくさんいて、コメントをいただけると照合がしやすいですし、お客様もそこからコミュニケーションをとることができるので嬉しいのではないかと思います。


6.今後の宿泊業界で大切なこととは

今まで宿の中でいろいろな人たちがそれぞれ違う場所で働いていたのですが、みんながまとまってコミュニケーションをとれたりとか、一旦立ち止まれたということで、こういった状況はある意味すごく良かったかなと思っています。

今後は、世の中のニーズを考え続けることと、御花でどうすればそのニーズに対する宿泊体験を実現できるのかを考えて行動するだけなのかなと。御花は300年近くの歴史があるわけですがこれまで藩主から伯爵へ、そして戦後は経営者へと立場が変わっていく中様々な困難や課題と向き合ってきており、その事実に勇気をもらうことが多いです。なので今の状況も乗り越えて、未来にこの美しい場所を繋いでいきたいと思っています。

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【CHILLNN note 編集部より】
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