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古着屋の濃度が下がる出店が増えている新潟

私がよく行く新潟市の古町。ここにくる目的は当然古着屋散策。でも昔に比べるとビンテージもほどほどに置いてあったデザートスノーとかもなくなってしまい、堀りがいのあるお店が本当に0になってしまった。というのが本音です。ですがこの新潟、古着屋がどんどん増え続けているのも事実です。(増えているのは古町だけではないけど)ここ1.2ヶ月でさらに店舗数は増えました。ワンデイストアがラブラと亀田のイオンなんかにも出店を始めたらしいです。その他に、まさに今日古町のモール内に「snoob」という古着屋もオープンしていました。今日はそのsnoobに行ってきたのでそのお店について書いていきます。まずそのお店のアイテムの並べ方。ある程度余裕があるラックの空間、大きめのずっしりしたハンガー、なんとなくわかります。この古着屋なのにセレクトショップ感。店員さんは1人だけど若そうだ。オーナーさんですか?と聞いてみると、どうやらオーナーではなく、そのお店に派遣されたらしい。元々はセレクトショップで働いているようでした。ラックのアイテムをチラチラ見ていくと、ラルフのシャツ、グーチ、モダンなニット。見ているとそのアイテム達の特徴や雰囲気がSHSのtouに似ていると気が付きました。touのインスタを見てみるとフォローが3人でsnoobもフォローしていました。snoobのラインナップを見てみるとtouで見たことあるような気がするアイテムがチラチラあります。そこで私は「もしかしたらtouで売れなかったやつをここで売っているのではないか?」と考えました。在庫がなかなかはけていかないとなるとやるべき事は値下げか売り場面積を広げることです。つまり店舗を増やしてきます。セカンドストリートだってどんどん店舗が増えていってますよね。古着屋さんがそのような売り場面積の拡張出店をしてしまうと古着屋がたくさんあるのにクオリティは全く上がっていかないというような状況ができてしまいます。最近この拡張出店が新潟では増えているように感じます。bananas系のアンノウンなども3年くらい前から置いてあるようなアイテムもザラです。ワンデイストアだって初心者をカモにするようなセールスを続けています。置いているアイテムは黒t、白tデニム、シャツ固定概念に囚われたような売りやすいアイテムをとにかく店頭に並べてあとはキャバクラセールス。そんな商売をして本当に楽しいのかと思ってしまいます。古着の醍醐味を全く教えられていない。色々なごちゃごちゃした中から自分が好きだと感じられるアイテムを見つける。それが本当に楽しいんじゃないのか。このままだと新潟の古着屋は店舗数が多いのにつまらない店ばかり。なんて状況になりかねない。私は古着ほどほどに詳しいと思っているけどこれ以上濃度が低くなっていく町にいるのはなかなかつまらないし辛いなあと感じます。掘れる店が本当に無くなっている。巻のスキルフルも年内でなくなるし。俺の掘り欲は一体どこで消化すればいいんだい。

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