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「eスポーツ」という曖昧なものについて

近年、eスポーツという言葉(音)を耳にする事もあれば、eスポーツという文字も目にする機会が増えました。

かくいう私も「eスポーツの大会」としてPUBG MOBILEの企画運営をしております。

簡単にeスポーツなんて言いますが、eスポーツって曖昧なフワフワしたものだなって思います。まだまだ未成熟で、その種からでた芽は葉を広げられるのか?土壌に根付くのか?雨風でも倒れない根をはれるのか?そして花を咲かせるのか?未来への種を残せるのか?

なんてね。偉そうに思います。

固有名称を出しますよ。例えばjesuや各県の協会や連合などの団体、そして企業がeスポーツの大会の企画運営を行うものを、日本のピラミッドの頂点とするならば、私のような無名の大会運営者は底辺なんだと思います。

私は、その底辺の動きを活性化させたら、すごく面白いなと考えております。私はPUBG MOBILEを用いておりますが、他のタイトルや他のプラットフォームでのタイトル、多くのゲームで私のように底辺でもがいている企画運営者が注目される機会が増えればいいなと思います。

プランクトンのような企画運営者。え?いたの?って見えてない。見る気もないから、見向きもされない。そういった企画運営者が、実は日本のeスポーツ、競技としてのゲームを支えているんだと思います。

各ゲームにて日々、企画などを考えてコミュニティレベルの大会を開催している皆様、皆様の働きにより各ゲームは支えられているんだと私は思います。

例えば、ゲームを楽しんでいるユーザーに手軽に参加する事の出来るコミュニティ大会という機会を提供しているのは、ゲームメーカーや大手企業よりも個人主催者の皆様。強いプレイヤーだけが活躍するような大会以外にも、初心者やライトユーザーが楽しめる大会、色々と個人主催者が考えながら数多くの大会が日々開催されております。

これはピラミッド、食物連鎖の観点から当然なのですが私を含めプランクトンは母数が多いので圧倒的に個人主催者のコミュニティ大会が増える訳です。

が、そのような敷居の低い大会が多くあることで、その大会を通じて、新しいコミュニティが形成されユーザー離れの抑止、アクティブユーザーの増加、またはアクティブユーザーの維持に多少なりとも寄与していると考えられます。

私もそうですが、個人主催者、企画運営者が主催する非営利目的のコミュニティ大会は、基本的に個人主催者がその運営費を負担しています。

基本的に大会を開催するたびに赤字が積み重なる訳です。

それを補うために、ご協賛を募ったり、試行錯誤をしながら大会の継続をしております。本業をしながら、家庭の事もあり、その合間で、ゲームの楽しさを、eスポーツを、競技としてのゲームを普及させるため活動しています。

好きでやってるんでしょ?勝手じゃん。そう言われてしまうと、それまでなんですがね(笑)

例えば、この業界がある程度、成熟していて底辺でもそれなりに運営費が賄える事ができる環境、ピラミッドの上の方が、底辺の活動をサポートするような環境がある程度仕組み、システムとして形が見えていれば良いのですが、まだまだフワフワしている業界です。

少なくとも、底辺から見れば、上は見えません。
また、上も下を見ていません。

個人的に想う事は、底辺のプランクトンが、もう少し活動しやすい環境を作らないといけないなと。それは誰に委ねるのでなくて、プランクトンが自分達で考えながら行動していくしかないのですが、プランクトンがプランクトンと繋がり意見交換や情報共有する機会、場所があってもいいかなと思います。

SNSのコミュニティグループなどで活動されている場合もありますが、活動が活発とも言い切れず、やはり小さなコミュニティ(身内)や個人で模索されている傾向が強いのではないかなと思います。

また各ゲームタイトルにより、許諾という問題があります。簡単に言えばゲーム使って大会やるなら、ゲーム使用料をメーカー様に支払いなさいというものです。

まぁ至極当然と言えば当然。メーカー様もゲーム開発費、管理維持費はかかりますからね。

ゲームにより、この許諾については様々なのだと思います。私もよく理解しておりませんが、例えば私が用いているPUBG MOBILEにおいては非営利のコミュニティ大会という事であれば、許可申請や使用料は不要となっています(黙認という事かもしれません)ありがたい事です。PUBG MOBILEに感謝。

それによって、個人主催のコミュニティ大会が多く開催され界隈も盛り上がっています。これは前述の通りメーカー様に多少は寄与出来ている事かと思いますので、WIN-WINの関係性が出来ているのだと思います。

まぁ欲を言えばですけどね、個人的にはね、これは各ゲームタイトルのメーカー様から、直々に個人主催者宛てに、ゲームを盛り上げてくれてありがとう!って一言お礼をしても良いくらいだと思います(笑)

だって基本的に赤字だから(笑)

大会を盛り上げるために、賞金などの副賞を用意するのは個人負担、またはご協賛。参加費を副賞に充てる事は法律上の問題がある。基本的に底辺プランクトンの運営者には、そこまでのご協賛は集まりません。

大会を継続する事の難しさ、大変さ、プランクトンが抱える課題でしょう。今の業界に事を考えてとか、日本のeスポーツの未来を考えてなんて志じゃなくて、ただ単純にコミュニティとしてゲームを楽しみたい!大会を開催している方の考えも様々でしょが、それでも、その活動、行動が日本のeスポーツを下支えしている事は間違いないと思います。

このフワフワしたよく実態が分からない「eスポーツ」という名称を業界の外の多くの方に知ってもらい、その活動内容も認知してもらい、次に繋げる事こそが、私達の目指すところなのだと思います。

儲けよう!一花咲かせよう!配信で有名に!

それも構いません。下心は原動力としては大きな力になります。その下心の端っこに、もしかしたら自分の行動が、次の日本のeスポーツに繋がっているのかもしれないと思うと、少し楽しくありませんか?

ちなみに私、儲けようなんて考えていませんよ。
儲かると許諾やらが面倒だし、赤字が少し減ればそれで十分です。
でも少しだけ有名にはなりたいかも(笑)個人名がという事ではなくて、運営している大会の認知度が上がれば面白いかなと思いますし、いつか私が運営から退く時に私の企画を引き継いでくれる、それこそ「繋ぐ」ができるところまで、大会が成長すればいいなとは思います。

今回も、数日に渡り、少しずつ加筆したので、タイトルと内容がズレているかと思いますし、乱文なところもございますが、ご容赦下さい。

ピラミッドの上の方も、底辺プランクトンも、実は日本の未来のeスポーツに寄与してるのかもしれないというお話と、プランクトンの課題のお話でした。

ご拝読ありがとうございました。

2020.08.08 Chilling Charo

頂きましたサポートはeスポーツ普及活動に使用させて頂きます。その内容も見える形でご報告させて頂きます。ご検討よろしくお願い致します。使用例:eスポーツ大会の運営費 / ご報告方法:ご協賛として大会配信時お名前の披露