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しりとり俳句㉑

今週のしりとり俳句です。

もう自分の番!😳
時間の流れの速さに驚いています。

今回はお飲み物シリーズがあります。

では、どうぞ。

「さち・ちり・しの・しりとり俳句」
(下五・下二字、または一字でしりとり)
5月19日スタート、あっという間に40句以上。
ただ呟いているのももったいないので、記録に残こすことにしました。
第一回は、5/19~5/30分。12日、全45句。
季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃

「しりとり俳句①」より

第20回は、10/10~10/15(441~459)全19句。

441. プードルのような帽子や秋暮るる
   秋暮る(晩秋)ち

442. 留守電のランプ点滅うすら寒
   うすら寒(晩秋)さ

443. 作務衣さむえ 着て黄菊手水へ浮かべをり
   黄菊(三秋)し

444. お利口な挨拶をする一重草ひとえぐさ
   一重草(初秋)ち

445. 草紅葉傘で描きたるドラえもん
   草紅葉(晩秋)さ

446. モンゴメリー少女にもどる秋夕焼
   秋夕焼(三秋)し

447. やけに良い頃合いに来てだだちゃ豆
   だだちゃ豆(三秋)ち

448. マメな人来て無敵なる烏賊洗いかあらい
   烏賊洗(三秋)さ

449. ライオンのなびくたてがみ秋の昼
   秋の昼(三秋)し

450. 昼の虫きれいな和音弾けぬまま
   昼の虫(三秋)ち

451. ままこのしりぬぐひ校庭の隅に
   ままこのしりぬぐひ(蓼の花)(初秋)さ

452. 身に沁むやビルの谷間の遊歩道
   身に沁む(三秋)し

453. 満天星紅葉どうだんもみじと待ちをる駅の前
   満天星紅葉(晩秋)ち

454. 前ならえして待つ五秒秋の声
   秋の声(三秋)さ

455. 声技こえわざに長けた父さん夜ぞ長き
   夜長(三秋)し

456. かぎりなく近づく鹿の鼻の穴
   鹿(三秋)ち

457. 穴場のスタバ秋風のテーブル
   秋風(三秋)さ

458. ブルースの十六夜バーボンの琥珀
   十六夜(仲秋)し

459. 白帝やロイヤルミルクティーの濃さ
   白帝(三秋)ち


いかがでしたでしょうか。
お気に入りの句はありましたか。

今回気になったのは
451のsachiさんの句で使われた
季語「ままこのしりぬぐひ」。

見た目が可愛いのに、すごい季語!😳

継母が子供の尻をふいていじめるのに良い草
というのが名前の由来だとか?

リクガメを飼っているので
野草の名前はよく調べますが、
結構可哀想なものが多いんですよね。

オオイヌノフグリとか…
ヘクソカズラとか…
ハキダメギクとか…

これもそのリストに入りそうです。


そして、
個人的なプチ挑戦は、破調の句です。

453. 満天星紅葉どうだんもみじと待ちをる駅の前

長い季語を使っての破調は
ほとんどしたことがないと思います。

最近は、よりリズムを意識して
詠むようにしているので、
ちょっと違和感がありました。


ちなみに、
長い季語の扱いについて。

以前、twitterで俳句に詳しい方に
教えていただいたきました。

方法は三つ。
①音数に関係なく、上五に置く(中七と下五はそのままの音数)
②上五に置いて、破調にする(中七で音数を調整)
③中七に置く

今回の私の句は
②のパターンでした😊

ちなみに
下五に長い季語を置くことも
ダメではないそうです。

ただ、下五に置いた時のリズムや
どうしてもそれをする理由を考えた方が良い
と教えていただきました。

①〜③のどれにしても
やはりリズムの意識は大事かなと思いました。

少しでもご参考になれば幸いです😁


今週も読んでいただき
ありがとうございました。

また次回のしりとり俳句を
どうぞお楽しみに✨

続きはこちら。

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