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映画「リメンバー・ミー」で俳句

みなさん、映画はお好きですか。

私は映画館にはほとんど行かないのですが、
TVやamazonでよく映画を観ます。

特に、実話ものは面白くて好きですし、
ピクサーやディズニー映画も大好きです💕

そんな私は今回、最近知った
Twitterのアニメ俳句部に初参加しました。

アニメ俳句部は
金曜ロードショーの映画を観て、俳句を詠み、
自由に鑑賞し合う集まりのようです。

よく分からないまま
「リメンバー・ミー」の回に参加。

シンプルに楽しかったです😀✨


以前、一人でこんなことをしていました。

今はまるで感想を言い合う
お友達ができたようで嬉しいです😃✨


以下、参加された方々の句の鑑賞文です。
*敬称略

カラベリタ柄のギターの秋思かな 雨野理多

映画では音楽をやるやらないの
対立がありました。

キーアイテムであるギターを通して、
それぞれの人の想いがまさに秋思。

カラベリタ柄も映画の内容通りで
素敵な句だと思いました。

忘れじと語る死者の日紅黄草 一久恵

ご先祖を忘れないというこの映画のテーマを
上手くまとめられたと思います。

たびたび出てきて印象的だった
マリーゴールド(紅黄草)は最良の季語ですね。

御句はそのシーンを
すぐに思い出させてくれます。

爽やかに外して投ぐる頭蓋骨 龍田山門

主人公ミゲルが、ステージでヘクターと
「ウン・ポコ・ロコ」を歌います。

歌いながらヘクターが頭蓋骨を投げる場面は
確かに爽やかでした。

楽しくてシーンを切り取ってくださって
ありがとうございます。

ガイコツの目玉は口へ星月夜 土佐藩俳句百姓豊哲

初めて観た映画にもかかわらず、
このシーンも記憶にあります。

こちらも面白くて、好きな場面です。

取り合わせの季語が
よりファンタジーな雰囲気を出していて
楽しい句になっていると思いました。

包み込むギターの音色春の夢 島田政宗

映画の中の曲はどれも素敵でした。

特にタイトルの「リメンバー・ミー」を
おばあちゃんに聴かせるシーンは感動的です。

皆いつかは、死の世界へ行きます。

優しいギターの音が、儚い現世を象徴するようで
春の夢という季語がぴったりです。

春夕焼受け継ぐ父の愛のうた 西村棗

自分の子供のために作った曲は
父の愛が詰まっています。

その曲を次の世代が歌い、
きっとまたその次の世代も歌うのでしょう。

穏やかなこのシーンが
季語とよく合っていると思いました。

死者の日のろうそく揺れている秋思 広瀬康

ご先祖さまの写真と共に
たくさんのろうそくが飾られていました。

心を鎮め、先祖を想うベストシーンを
切り抜かれたと思います。

季語はそれとよく響き合っています。


以上、拙い鑑賞でした。

最後に、
私が提出した三句を載せておきます。

うららかなウンポコロコの歌声よ
がいこつの表情豊か彼岸入り
陽春や一族つなぐギターの音


ちなみに、今週の金曜日(3月25日)は
「塔の上のラプンツェル」が放送されます。

アニメ俳句部では、
俳句もまた募集するそうです。

初心者の方でもご興味のある方はぜひ🙂✨

Photo by De an Sun on Unsplash

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