授業日誌(土曜日N5オンライン:第21,22課)

土曜日の朝、2時間のN5クラス(オンライン)を担当している。今は『みんなの日本語』の第21課、第22課。

始まった当初は8人、そしてここ最近は1人か2人。しかも、20分近く遅れて入ってくる。これまではメモ書き程度の教案を書いていたが、このような状態では教案(メモ)は意味がないので、書かないことにした。

この日も予定の時間より25分ほど遅れて入ってきた。人数は1人。

その学生はあまりできるわけではなく、このクラスは予定よりだいぶ遅れているので、かいつまんでやることにした。学生は一応第22課まで終わったことになっている。

まず、第21課は「~と思います」

簡単に意味や作り方などを確認して、質問練習。しかし、私の質問に対して「~と思います」を使っては答えてくれなかったが、コミュニケーション上は問題ないので、特に訂正することはしなかった。

1つの質問からできるだけ会話を広げて、既習項目の復習になるように意識した。ただ残念なことに、恐らくではあるが、グーグル翻訳やchatGPTなどを使って、逐一翻訳して上で、答えていたようだった。

第22課では辞書形やた形などの変換がほとんどできていなかった。何とか授業中に思い出して、進歩は見えたのはよかったと思う。

それから、質問練習。例えば「あなたがよく飲む飲み物は何ですか」という質問。答え方は「コーヒーです」のようにシンプルである。いつもなら、練習のために「私がよく飲む飲み物はコーヒーです」と全文でお願いしていたが、今回は「~です」のみにした。

そして、できるだけ会話を続けた。それだけ「話している」気にはなるであろう。ただ一方通行なので、コミュニケーションとは言い難い。この点はいつも反省すべき点であり、課題であるが、学生のレベルにもよるので、しかたがない部分でもある。

何か練習の仕方を根本から変えないといけないような気がしてきた。このままやる意味が見えないし、学生も何かわからないまま、なんとなくやっているようだ。質問をするということが、もはやできないとなると、その前の段階の練習を考えないといけない。

今考えているのは、シンプルな聴解練習。

実は以前から、グーグルフォームで宿題として作って、他のクラスで送ったりしていたが、実際にやる人は1クラスに1人いればいいという状況だった。授業中に10分から15分ぐらいの時間を使ってやるほうが多少は意味があるかもしれない。

内容はディクテーション(単語レベル)やイラストを選ぶ問題なら口頭でもできるし、そんなに負担はないだろうと思う。こういったことから、質問に答えられるところまでつなげていければと思う。

このやり方がいいかどうかはわからないが、授業の中で「できる」「できた」と思ってもらわないことには、なかなか続かないと思う。

2週間まえ、1週間前、そして、きのうと学生は1人、しかも毎回違う学生で、20分近く遅れてくる。私に問題があるのだろうかとも考えるが、ベトナム人先生のときも同じような状況らしい。あと1か月ほど、やり切るしかない。




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