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国連・子どもの権利委員会の子どもアドバイザーチーム、一般的意見26号(子どもの権利と環境)について説明するコミックを発表

 国連・子どもの権利委員会は現在、「とくに気候変動に焦点を当てた子どもの権利と環境」に関する一般的意見26号の作成に向けた子ども・若者向けオンラインアンケートを実施中です(6月30日まで)。日本ユニセフ協会「子どもパブコメ2022」のサイトでは日本語で回答することもできます(こちらは6月26日まで)。

  #世界環境デー (6月5日)にあたり、一般的意見26号の作成について関して委員会に協力している子どもアドバイザーチームが、一般的意見26号の意義を説明してアンケートへの参加を呼びかけるコミックを発表しました。

★ UN Child Advisors share importance of child participation in General Comment 26
https://childrightsenvironment.org/2022/06/04/child-participation-in-general-comment-26/

 コミック掲載ページでは翻訳用資料やイラスト集も提供されているので、以下、一連のイラストを日本語訳して掲載します(原文では children and young people とありますが、18歳未満であることが前提とされているためここでは「子どもたち」と訳しておきました)。

環境危機は子どもの権利の危機です。

子どもたちは、自分の家から引っ越さなければならなくなったり……

……学校に行けなくなったり……

……命を失ったりしています。

子どもたちは、政府の行動を求めて声をあげています。

マーチや抗議をおこなったり

オンラインで行動を起こしたり

木を植えたり、アートを活用したり、いろいろです。

国連は、子どもたちの呼びかけに耳を傾けようとしています。

環境上の危害で損なわれる子どもたちの権利を守るために
国が何をするべきか、ガイドラインをつくろうとしているのです。

この重要な指針は、一般的意見26号とも呼ばれています。

一般的意見26号は、政府が子どもたちの権利を侵害したときに
責任をとらせるとともに、環境保護のための行動を強化するものです。

世界中の子どもたちに、一般的意見26号をつくるのを手助けするよう
呼びかけがおこなわれています。

気候変動、環境教育などのトピックについてのワークショップに参加したり

オンラインのアンケートに答えたり

自分が住んでいる地域の人たちと議論をしたり。

子どもたちの意見は、一般的意見26号の作成にとって大切です。

子どもたちには、自分に影響を与える事柄について何かが
決められるときに、意見を言う権利があります。

子どもたちは、環境上の危害や気候変動が子どもたちにどのような影響を
与えているかについて、かけがえのない見方を示すことができます。

そして、たくさんの創造的アイデアと解決策を持っているのです!

参加して、環境に関する子どもの権利のチャンピオン
(擁護する人)になりましょう!

noteやホームページでの翻訳は、ほぼすべてボランティアでやっています。有用だと感じていただけたら、お気持ちで結構ですのでサポートしていただけると、嬉しく思います。