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出会って完璧に落ちるまで8年かかること、あるんですね

こんにちは。ちるりです。
以前FANTASTICS(ファンタ)と澤本夏輝さんについてのブログは書いたのですが、そういえばもう1人、大事な方について書いてなかったので……。
ちなみに出会ってから本格的に転がり落ちるまでにタイトル通り約8年かかりましたので、段階に分けております。

0〜1段階目:出会い

話は2007年に遡ります。
何気なく見た「オカザイル」で、小学生の私はEXILEと出会いました。
ライブの映像ははめちゃめちゃかっこいいのに、普段は面白いお兄さんたちだなぁとずぶずぶとはまり、中学、高校、大学とずっと追いかけていました。
何やかんやありつつも私はHIROさんの大ファンで、青春と共に過ごしたのはEXILE、そしてHIROさんでした。

そして2013年、HIROさんのパフォーマー勇退。

「HIROさんはもうEXILEのステージには帰ってこない……。HIROさんのいないEXILEなんて……」
と、ここで一度EXILEを見ようという気力が切れかけていた私は、2014年のPERFORMER BATTLE AUDITION(PBA)をまともに追うことができていませんでした。
そんなある日、テレビをつけていたら偶然PBAの様子が流れていて、そこで私の目を釘付けにした人が、世界さんでした。

「この人、何……??めちゃめちゃ踊ってるのかっこいいんだけど……??体どうなってるの??ってか名前、本名……?」
と、あまりのダンスのかっこよさと情報量に衝撃を受け混乱してしまったのです。
「この人が受かったら私はまだEXILEを見ていよう。むしろ落ちたらもうEXILEは見ない。」
と思わせるくらいには衝撃の出会いで、無事に合格の報せを見た時には嬉しかったと言うより、安心しました。

その後、2015年の「AMAZING WORLD」も見に行ったのですが、どちらかと言うと新人お披露目というよりベビネ3人の勇退ライブの色が強く、正直なところあまり新メンバー5人は印象に残りませんでした。
(ベビネも大好きなのでライブではしっかり号泣しました)

しかし2015年あたりから自分自身のメンタルが弱り始め、自分自身を生かすことで精一杯になってしまったのもあり、しばらくEXILEからは離れることになります。
でもちょっと元気な時にちらっと「STEP UP」を見たり、「FANTASTICSってグループができてるなぁ」「今ツアー(STAR OF WISH)してるんだなぁ」「世界さんお元気そうだなぁ」と思ったり、うっすらとは追っていました。

2段階目:再会&衝撃の事実発覚

再びの転機は2020年からのコロナ禍でした。
就職して上京したのはいいものの、軒並みライブやイベントは中止。外に出られない……。
そんな中「BATTLE OF TOKYO」をきっかけにファンタとしっかり向き合ってしっかり転がり落ち、ファンタのリーダーにもなっていた世界さんを再び見るようになります。
(BOTと出会ったきっかけは以下冒頭に記載)

「天才」としか言いようのない圧巻のダンスと振り付けのセンス、圧倒的な可動域の広さによる動きの大きさや美しさ、流れる音を全て拾って可視化する細やかな動きと絶妙なニュアンス、遊び心等々、やっぱり世界さんはかっこよくて、やっぱりすごい人だなぁと再び感動しました。知らん間に髪が赤と金になってるけど。

世界さんのTwitterやインスタも見始めたところ、
「世界さんって、こんなにオタクだったっけ……??」
と大きな変化に気が付きました。いや、変わったのではなく、世界さんが隠さなくなっていたのです。2015年頃は今ほどSNSでの発信があるわけでもなく、世界さん自身も加入当初はオタクであることを隠していたと今は語っているため、私が気づいていなかったのです。
私はEXILEから離れている間にアイドルマスターをはじめとした2次元コンテンツと声優さんに詳しくなっていたので、「オタザイル」が生まれていたことに驚き、歓喜しました。

実は中学時代に私に起こったとあるちょっとした事件のせいで、私は2次元のオタクに対して恐怖感を抱いていたのですが、自分で知っていったことで「オタク怖い」の気持ちがかなり薄れていたタイミングだったのもよかったです。おかげで今も世界さんの話の3割くらいは分かりますしね。
(小学生〜高校生の時にはジャンプは読んでたし「エグザムライ」とかめっちゃ好きだったので、アニメやマンガといったコンテンツは好きでした。)

私が大好きな2つの世界を繋げてくれるのかもしれないなぁ、なんて思ってる間に「声優と夜あそび」に出演したり、武内駿輔さんと仲良しになっていたり、着実に私の願いを叶えてくれる人にもなっていました。そのおかげで今も本当にどうしてそうなったの連続です。おねフェスとかおねフェスとかおねフェスとか。

3段階目:ようやくの"気づき"〜そして深淵へ

ファンタをメインに追っているうちに、
「またEXILEのライブが見たい」
「今の『EXILEの世界さん』を見てみたい」
と思い立った私は2022年の「POWER OF WISH」のチケットを取り、7月の東京ドーム公演(後に9月のファイナルとクリスマススペシャルも行くことになる)に参加しました。行くまではまだ「今のEXILEだと世界さんが好き」くらいのテンション感でした。
今のEXILEのライブを、EXILEの世界さんを見るまでは。

遠目で見ても髪色と一際大きく滑らかな踊り方でどこにいるか分かるし、炎でも纏って踊ってるんかなってほどに背中にオーラが見えるし、時には神々しささえ感じるし、「俺を見ろ」と言わんばかりの爆発力と視線の吸引力があるし、でもバラードを踊れば美しさに涙が出るし、でもフロート乗って来てくれるとニコニコお手振りからギャルピースや指ハートはお手のものなキュートなファンサを全方向に振りまくし……。
ファンタではクール&インテリ属性だと思っていたら、EXILEだとキュート&フィジカル属性のように、大きくイメージが異なっていました。
終演後には、すっかり「世界さん」のとりこになってしまっていました。

「神様……ステージに神様がいた……」
とふわふわオロオロしながら東京ドームを出た時には、
「どんな曲でも自分のものにして、まさに音を体で表現できる絶対の実力がありながらユーモアも溢れたパフォーマー、最高!!大好き!!!」
と、完全に心を世界さんに染められていました。

と同時に、おかしい。先にファンタのライブで見ていたはずなのに、おかしいな……??と悩んでいたのですが、理由はおそらく
①ファンタはホールサイズで全体を見やすい、かつ澤本夏輝さんがいるため、世界さん単体に集中する時間が少なかった
②EXILEではドームでメンバーが分散することが多く、世界さん1人に集中する時間が長かった
などかなと。
……本当にどこで落ちるか分からない恐ろしさよ。初見から雷落とされたような衝撃だったのに。

こうなるとあとは転がり落ちるのみです。
「あれっ、もしかして普段はすっごいキュートなお顔をされていますね」
「もしかして腕めちゃめちゃ長いですか、ってか足も長い、肩幅広い。わっスタイルめちゃめちゃ良いですね」
「……もしかして歌も上手いですね?芝居も上手いですね??」
とパフォーマンスに魅了されてから、ようやくその他の世界さんの魅力に気づき始めるわけです。遅い。でも私あるある。
ファンタではリーダーかつ最年長として、どっしりと構えつつ皆を見守りながらボケてツッコんで、時には1番自由になってとコロコロと変わる姿が面白い。EXILEでは年は下の方、かつ事務所の所属歴は大樹くんと同じく1番下。ダンス番長の地位を確立しながらも先輩方に囲まれて、基本的に1歩引いたところにいながら年少組としてきゅるんとほわほわとしたお顔もよくしています。これはEXILEファンは「せっちゃん」って呼びますわ。としか言えないかわいさ。
なにせ2グループあるせい(おかげ)で超豊富な過去映像やらなんやらを漁りながら更にゴロゴロと転がっていっていたのですが……

「世界さんって、めっっっっっっっちゃ、声、良くない……??」

と気づいた瞬間、全てを悟りました。
「もう、戻れないな。」
と。
「は?」と思ったCLプレミアム会員の方はすぐに世界さんのキャスのアーカイブを見に行ってください。普段の喋り声を聞いてください。特にラジオ形式の夜談がオススメ。

めっっっっっっっちゃ、良いんです。

男性の中では高めの部類ですが、声の響きは低いところにあるから落ち着いているように聞こえるのが、ね……当たりが柔らかい上に何話してるのか聞き取りやすいのがね……良いんですね。滑舌も良い。ありがとう劇団四季(たぶんここの経験のおかげ)。
なんて落ち着くお声なんだろう。ずっと聞いていたい。こうなったらもうダメです。お手上げです。
ダンスも上手い、声も良い。見た目も好き。困った。好きでしかない。困ったなー、困ったなー、好きだなーと思っていたところに

"声優デビュー決定"のお知らせが。

世界さんが常々口にしていた
「声優をやりたい」
という夢がついに叶ったのです。

声優さんも好きだから、1つの役をもらえること自体がこの時代においてとても難しいことは理解しています。そして、「芸能人」が「声優」をすることに対する目は、特に声優さんのファンたちのものは厳しいです。世界さんはEXILEという大きな名前を背負っているプレッシャーも大きい。
芝居の経験はあるし、上手いし好きだと思っているけれど、アニメとなると……?と喜びと不安の半々の気持ちが当時はありました。
しかしボイスサンプルを録ったことや、オーディションを受けていたことを知る度に、世界さんのかける思いは本気だと理解し、ならばこちらも可能な限り本気で向き合おうと転スラのアニメを一通り見てから映画館へ向かいました。

見た感想は、
「もっと世界さんのお芝居、聞きたい!!」
でした。
聞いた上でやってほしい役のイメージがブワッと浮かんだので、とても気に入ったんだなぁと思います。
私をファンタ、BOTと引き合わせた方も劇場版転スラに出演されていて、なんの因果かとも思いつつ、その後世界さんが出演された遊戯王でも、そのお芝居の力を遺憾なく発揮されていて感動しました。

夢ふくらみますね。
バリバリステージで踊る世界さんを見ているだけでも幸せなのに、世界さんが新しく1歩を踏み出した瞬間を見届けているのはとても幸せです。

「好きです」と言い始めて約8年、ようやく本当の意味で好きになった気がします。こんなこともあるんだなぁと面白くおもっていただければ幸いです。
2022年を駆け抜け、次にライブで見られる姿が4月と長いのが逆に不思議ですが、また世界さんが踊っている姿が見られることがとても幸せです。

世界さん。お誕生日おめでとうございます。
まだ32歳なことにとても驚いております。
私たちには見えない努力と苦労もたくさんたくさんされていたかもしれませんが、私は世界さんが作り出したものを感じることが大好きです。

世界さんにはたくさん助けられました。
幸せそうにステージで踊る姿に何度励まされたことか。
自分の存在理由が分からなくなりかけた時に、唯一無二のスタイルで自分の世界を作り出して踊る世界さんの姿に何度自信をもらったことか。
そして、どうしてもHIROさんがいないのを見る度に心がキュッとしていた「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」を、世界さんが「19」の数字を背負って踊る姿を見て、どこか心が軽くなりました。
応援することで僅かでもお返しができるのなら、これからもどうか応援させてください。
世界さん、大好きです。

心からの感謝と尊敬と愛を込めて。

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