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ボクらの太陽シリーズの好きな楽曲をみんなに発表します①【序文】

「ボクらの太陽」(ボクタイ)が発売20周年だそうです。本当におめでとうございます。
ボクタイシリーズといえば、ゲームボーイアドバンス(GBA)で発売された不朽の名作でありながら、ゲームソフト内部にある「太陽センサー」に太陽の光を当てて「実際の太陽光を使う」というその斬新すぎるシステムが故に2006年の「ボクらの太陽DS」を最後に、令和5年現在になっても移植はおろか、続編やリメイクが一切されていない不遇の名作でもあります。(DSは世界観や登場人物を一新して実際の太陽光を使用しないものでした。)
シリーズは「ボクらの太陽」「続・ボクらの太陽(ゾクタイ)」「新・ボクらの太陽(シンボク)」「ボクらの太陽DS(ボクタイDS)」の4作品あり、ゾクタイ以降の作品は「ロックマンエグゼ」(DSは流星のロックマン)とゲーム会社の枠を超えたコラボをしていたので、それでボクタイを知ったという人もいるんじゃないでしょうか。「異なる会社の異なるゲーム同士で通信対戦ができる」という令和になってもなかなか見られない取り組みをしていて、当時は子供ながらに「とんでもないことをしてやがる」と驚いたのを覚えています。

そんなロックマンエグゼがここ最近、シリーズ6作品をまとめたコレクションを発売したこともあり、当然「ボクタイのシリーズをまとめたコレクション」の発売を望む声もよく目にするようになりました。個人的にもボクタイシリーズは誇張抜きで自分という人間を語る上で欠かせない作品であり、小さい頃はじめてボクタイに出会ったその日から自分が太陽少年だと思い込んでいました。(それまでは水属性の戦士という設定だったので、突然のジョブチェンジに友人各位も驚いていたことでしょう)また、今になっても1日24時間あるうちのどこかで必ずボクタイのことを考えている時間があるほど思い入れのある作品なので最新のハードでボクタイがまた遊べたら、と考えたことは何度もあります。
でもどうなんでしょうね、最新ハードで遊べる代わりに太陽センサーが廃止されたボクタイを遊びたいか、と言われると難しいところがあります。

全然関係のない他作品の話になってしまいますが、DSで発売された「すばらしきこのせかい」というゲームがあります。GBAで一番面白いゲームがボクタイシリーズならDSで一番面白いゲームは「すばらしきこのせかい」だ、と言い切れるくらいこちらも名作なのですが、何がおもしろいのかって「とにかくDSというハードを最大限に生かしている」という点なんですよね。2画面あることがゲームシステム的にはもちろん、シナリオにも説得力を持たせているという完璧な使い方をされているのですが、「すばらしきこのせかい」がswitchに完全版として移植された際に当然2画面のシステムは廃止となり、その魅力が失われることになってしまいました。とはいえ2画面じゃないハードに移植する以上避けられないことだったし、形はどうあれ現代にまた遊べる環境を作ってくれた開発チームの方々には感謝しないといけないですね。

話がそれてしまいましたが、「太陽センサーのないボクタイ」となると「swich版すばらしきこのせかい」のように、根底のシステムから否定することになってしまいます。ハードの制約がある以上仕方ないとはいえ、やっぱりどこか残念な気もします。太陽が必須な場面では太陽の光を求めて外に出るのが面倒だと思うこともあったけど、やっぱり太陽センサーが無くなると無くなるで寂しいものがあります。自分が野田洋次郎だったら君のいない世界を「太陽センサーのないボクタイのよう」って例えていたと思います。
太陽センサーを廃止した「ボクタイDS」は実際の太陽を使わない遊び方に開発チームの苦労の跡がとても見えたし、ハードの制約上の都合であって、太陽センサーの廃止は不本意だったんだろうなあとプレイしていて思っていました。一応書いておくとボクらの太陽DSもゲームとしてはとても面白かったです。初心者はシリーズでいちばんとっつきやすい作品なんじゃないかな。

ボクらの太陽シリーズは「ボクタイDS」で幕を閉じ、以降も開発会社のKONAMI公式からのグッズ展開など全くないまま今日に至ります。公式?にカウントしていいのかわかりませんが、こういった記念日には小島監督がリアクションしてたり、開発スタッフだった方々がイラストだったりを投稿してくださったり、というアクションはありますね。本当にありがたいです。時々くるボクタイの供給と霞を食べて自分は生きています。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のガンダム・エアリアルのデザインでおなじみのJNTHEDさんがシリーズ2作目「続・ボクらの太陽」までデザインで関わっていて、その縁なのか今でも時折ボクタイのイラストを投稿してくださっています。どれもめちゃくちゃイケてるんですが、個人的には数年前に投稿されたサバタ、ダーインのイラストが大好きでした。いまはどちらも削除されているようですが…。

記憶が正しければボクタイってアートワークやらサントラの類ってシリーズ展開中も特に発売してなかったんですよね。アートワークは公式の攻略本におまけ程度にちょこっと、サントラは「ボクタイDS」の公式通販の特典で数曲収録したものが数量限定で出たくらいだったと思います。めちゃくちゃ大好きな世界だから本当にもったいないし悔しい。そのへんのを発売してくれ!ゲームの新作が発売できないにせよそういう供給があれば成仏できるから!!!
…って言い続けてもう20周年です。もう諦めた方がいいのかもしれません。むしろコラボしていたロックマンエグゼが移植されたことで間接的にロックマンエグゼのゲーム内でボクタイのキャラクターが最新ハードで見られることを喜んだ方が良いのかもしれませんね。

で、20周年という節目を迎えたこの機会にボクタイについてちょっと文章を書いてみようかなと思い今に至ります。
とはいえ世界観やストーリーはすでに自分よりくわしい方々がまとめているし、そもそも漠然とボクタイについて書くとなると一生書き終わらない気がしています。
色々考えたのですが、ボクタイの楽曲の好きなところに絞ってみんなに発表しようかなと、そう思いました。みんなに発表するテイですが、ただの自己満足かもしれないです。
まあ楽曲ならトンチンカンなこと書いても「※個人の感想です」と言い訳ができますし…。

んで、このままの流れで本題に入れたらよかったんですけど、ボクタイ20周年の日にはこの序文までしか間に合いませんでした。
シリーズ全曲に「ここすきポイント」を書いていたら全く終わらず…。大幅に曲数を減らして近日中にボクタイ編、ゾクタイ編、シンボク+α編に分けることでなんとか書き切れたらと思っています。失踪は…多分しないと思います。みんなに少なくとも「ダーイン・その1」と「シェードマン」という名曲を絶対紹介したいので。

あと「太陽センサーが廃止されたボクタイを遊びたいか、と言われると難しいところがあります」ってかっこつけて書いたけど冷静に考えたらどんな形であれまたボクタイが遊べるなら万々歳だわ。KONAMIさんお願いします。靴舐めます。

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