新スタジアム構想でアクセスの重要性を考えてみた。

Jリーグでは昔から、各スタジアム(陸上競技場)のアクセスが悪いことが、集客や顧客満足度の面で、スタジアム問題の一つの要因となっていました。

日本のプロスポーツの先駆けである「NPB(プロ野球)」は、どの球団もJクラブのスタジアムに比べれば比較的アクセスの良い場所にスタジアムがある状態でしたが、今回2023年に北海道の日本ハムファイターズが、札幌ドームから北海道・北広島市の「エスコンフィールド北海道」へ移転することが決まりました。

この移転により、以前よりアクセスが悪い場所が新球場になるという状況になりました。

もちろん新球場は、札幌ドーム以上の野球観戦に特化した施設なので、野球観戦自体の満足度は高まる事が予想されます。

今回のファイターズの移転は、アクセスは悪くなるが、新球場での観戦満足度が上がれば、集客や全体的な満足度は、移転前の札幌ドームに比べて、どう変動するのかを検証することの出来る事例になると思います。

全国のJクラブでは、各地で新スタジアム構想があると思います。その中でスタジアム候補地を選定する際に、今回のファイターズの移転事例が、アクセス面をどのくらい重要視した方が良いのかの格好の事例となると思いますので、2023年の移転後、ファイターズ・エスコンフィールド北海道の状況を注視していきたいと思います。


そこで、移転に際してアクセス面でどのように変わるのかを比較してみました。

まずは、札幌ドームとエスコンフィールド北海道をそれぞれ、電車と車で行った場合の比較をしてみました。

基準点としては、「札幌駅」からの移動時間・距離をGooglemapで計測してみました。

①札幌ドーム


札幌ドーム(車)
札幌ドーム(電車)

②エスコンフィールド北海道


エスコン(車)
エスコン(電車)


金曜日の夕方に出発した形で検索したので、試合日や時間帯・今後の道路の整備状況や北広島駅からのシャトルバスなどで実際は変わってくるとは思いますが、
現状、札幌ドームまでは30分、移転後のエスコンフィールドは40~50分程度かかるようです。


そして実際、新球場が開業して気になるのか、試合終了後の来場者をどれだけうまく捌けるのかです。

今回、郊外の新球場ということで、車での来場者の割合も多くなることが予想されます。


エスコンフィールド駐車場

ホームページによると、事前購入制で4000台分の駐車場が完備されているようです。
ただ、一般的に郊外型スタジアムの場合、試合終了後に一斉に出る車が幹線道路に抜けるまで、大渋滞に巻き込まれるケースが多いです。
今回のエスコンフィールドは新球場に向けて、周辺のアクセス道路を整備されているようですので、実際の運用を注視してみていきたいと思います。


次に電車によるアクセスについては、最寄り駅の「北広島駅」から徒歩かシャトルバスでのアクセスになります。
そして試合終了後、北広島駅へたくさんの観客が向かう形になりますが、北広島駅も改札やホームへの入場規制などどのような対策が行われるのか注目したいと思います。

さらに最新のニュースで、新球場の目の前に建設が計画されている新駅について、JR北海道が建設費用を当初の80億円から1.4倍の115~125億円へ増額となることを北広島市へ通達したとの報道がありました。

現在の最寄り駅の北広島駅は新球場まで徒歩で20分程度かかる現状から、新球場近くに新駅の建設の話が進んでいました。
ただ、この新駅は「請願駅」という、自治体や企業などが新駅建設をJRに要望し建設してもらう形の駅の為、建設費用のほとんどを請願した自治体等が負担する形の仕組みの様です。

昨今の建設資材高騰や人手不足などによる人件費高騰で当初の計画の建設費より高騰していく現状があります。

しかも請願している北広島市は、人口約5万人の地方都市ですので、今回の建設費高騰のニュースによって、新球場の新駅建設の話が計画当初の2028年に予定通り完成するのか?それとも時期が延びてしまうのか?さらには新駅の建設自体が無くなってしまうのか?
kJリーグでは昔から、各スタジアム(陸上競技場)のアクセスが悪いことが、集客や顧客満足度の面で、スタジアム問題の一つの要因となっていました。


日本のプロスポーツの先駆けである「NPB(プロ野球)」は、どの球団もJクラブのスタジアムに比べれば比較的アクセスの良い場所にスタジアムがある状態でしたが、今回2023年に北海道の日本ハムファイターズが、札幌ドームから北海道・北広島市の「エスコンフィールド北海道」へ移転することが決まりました。


この移転により、以前よりアクセスが悪い場所が新球場になるという状況になりました。


もちろん新球場は、札幌ドーム以上の野球観戦に特化した施設なので、野球観戦自体の満足度は高まる事が予想されます。


今回のファイターズの移転は、アクセスは悪くなるが、新球場での観戦満足度が上がれば、集客や全体的な満足度は、移転前の札幌ドームに比べて、どう変動するのかを検証することの出来る事例になると思います。


全国のJクラブでは、各地で新スタジアム構想があると思います。その中でスタジアム候補地を選定する際に、今回のファイターズの移転事例が、アクセス面をどのくらい重要視した方が良いのかの格好の事例となると思いますので、2023年の移転後、ファイターズ・エスコンフィールド北海道の状況を注視していきたいと思います。




そこで、移転に際してアクセス面でどのように変わるのかを比較してみました。


まずは、札幌ドームとエスコンフィールド北海道をそれぞれ、電車と車で行った場合の比較をしてみました。


基準点としては、「札幌駅」からの移動時間・距離をGooglemapで計測してみました。


①札幌ドーム




札幌ドーム(車)


札幌ドーム(電車)

②エスコンフィールド北海道




エスコン(車)


エスコン(電車)



金曜日の夕方に出発した形で検索したので、試合日や時間帯・今後の道路の整備状況や北広島駅からのシャトルバスなどで実際は変わってくるとは思いますが、

現状、札幌ドームまでは30分、移転後のエスコンフィールドは40~50分程度かかるようです。




そして実際、新球場が開業して気になるのか、試合終了後の来場者をどれだけうまく捌けるのかです。


今回、郊外の新球場ということで、車での来場者の割合も多くなることが予想されます。




エスコンフィールド駐車場

ホームページによると、事前購入制で4000台分の駐車場が完備されているようです。

ただ、一般的に郊外型スタジアムの場合、試合終了後に一斉に出る車が幹線道路に抜けるまで、大渋滞に巻き込まれるケースが多いです。

今回のエスコンフィールドは新球場に向けて、周辺のアクセス道路を整備されているようですので、実際の運用を注視してみていきたいと思います。




次に電車によるアクセスについては、最寄り駅の「北広島駅」から徒歩かシャトルバスでのアクセスになります。

そして試合終了後、北広島駅へたくさんの観客が向かう形になりますが、北広島駅も改札やホームへの入場規制などどのような対策が行われるのか注目したいと思います。


さらに最新のニュースで、新球場の目の前に建設が計画されている新駅について、JR北海道が建設費用を当初の80億円から1.4倍の115~125億円へ増額となることを北広島市へ通達したとの報道がありました。


日本ハム新球場の新駅、総工費最大125億円 資材高騰で4割増 JR北海道が市に伝達(北海道新聞) - Yahoo!ニュース

 【北広島】JR北海道が、北広島市で近く開業するプロ野球北海道日本ハムの「北海道ボールパークFビレッジ」(BP)の隣接地に

news.yahoo.co.jp

現在の最寄り駅の北広島駅は新球場まで徒歩で20分程度かかる現状から、新球場近くに新駅の建設の話が進んでいました。

ただ、この新駅は「請願駅」という、自治体や企業などが新駅建設をJRに要望し建設してもらう形の駅の為、建設費用のほとんどを請願した自治体等が負担する形の仕組みの様です。


昨今の建設資材高騰や人手不足などによる人件費高騰で当初の計画の建設費より高騰していく現状があります。


しかも請願している北広島市は、人口約5万人の地方都市ですので、今回の建設費高騰のニュースによって、新球場の新駅建設の話が計画当初の2028年に予定通り完成するのか?それとも時期が延びてしまうのか?さらには新駅の建設自体が無くなってしまうのか?
今後の展開を見守っていきたいと思います。

長くなってしまいましたが、最後にまとめとしまして、
今後、全国のサッカースタジアム建設構想で候補地が色々話題になった際に、アクセス面の重要性がどう影響するか、今回のファイターズの新球場の状況を注目していきましょう。


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