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レコード蒐集論

レコードやCDを持っている枚数が多ければ多いほど偉いという論調を唱える人がいる。否定はしない。かくいう私もモノ消費型人間を自称しているので数多くのコレクションに囲まれて生活するのは最高だ。特定のアーティストのアルバムをコンプリートして左からリリース順に並べた時は脳汁が溢れる。QOLも上がる。ただガチの好事家にマウント取れるほど有していないので「誰かと競うのが目的でのコレクションは一切やらない」「コレクションの満足度は自分で決める」のを常日頃、念頭に置いている。何しろレコードをキープするキャパシティが限られているからだ。無尽蔵に溜め込んでおけるスペースがあるならばいいだろうが、そうもいかない。

レコードショップに足を運び、欲しいレコードをディグって家路に帰る。
そんなプロセスを年間50回前後、もうすぐ10年経つので通算およそ500回繰り返しただろう。平均1〜2枚買ったとしても1000枚以上買っている計算になる。だが、それは一時的な快楽に過ぎなかったのだ。買った枚数関わらず、そのレコードを消費した翌日翌週はまたレコードショップに足が向く、その繰り返しだ。

買ったレコードは必ず曲の好き嫌い問わず、A面B面通してフルで聴くのが個人的流派だ。無論一度聴いただけでは良さを理解できないレコードも多々ある。有象無象のレコードに囲まれて、果たしてどれだけのレコードが自分の血肉になったのかが重要だ。持ってるけど聴かないレコードは持ってないのと同じという論理になる。今はサブスクの時代なので単に所有だけで自慢できない時代が来ているのかもしれない。どれだけ自分の中の音楽ライブラリを蓄積できるかが愉しむポイントになってくる。

CD棚の一部
DVD、Blu-rayコレクションの一部
アナログ盤コレクションの一部(シティポップ)
アナログ盤コレクションの一部(ジャズ、アニソン)
アナログ盤コレクションの一部(フュージョン、洋楽)
アナログ盤コレクションの一部(ビートルズ関連)と山下夫妻のCDまとめ
棚に収まりきれないアナログ盤(主に思い出のレコード)


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