七夕-2

【第3話】近所の小学生が七夕の笹に商売繁盛を願ったら、本当に売上が上がり始めた話。


どうも、田原です。

スタジオ1周年記念暴露
『初めてのスタジオ経営1年目の真実』やっていきたいと思います。

第1話『スタジオの施工当日に工務店に逃げられた話。』https://note.com/chiku_taku/n/n2da1ee68521f

第2話『オープンから3ヶ月間で、スタジオ撮影の依頼が3件しか来なくて、6月の家賃が払えず、閉店を余儀なくされた話』
https://note.com/chiku_taku/n/nd9d33772a237

はどちらかというと修羅場を乗り越えた話でしたが、
今回は箸休め的な、ほっこり回です。
とは言え、studio chikutakuは10,11月に月30件以上の撮影依頼を頂くことになるのですが、
その集客の基礎になる部分の『コミュニケーション』に関してとても重要なお話になります。

この投稿が、あなたの人生を変えてしまうかもしれない。

今回の記事も面白いなと思ったら、『スキ』『フォロー』して頂けたら励みになります!

目次ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1、2週間で300枚。短冊の重みに耐える笹。
2、子どもが踊れば、写真館が儲かる。
3、スタジオはコミュニケーションの場
4、商は笑にして勝なり。
5、~オマケ~珍短冊
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1、2週間で300枚。短冊の重みに耐える笹。**

まずこの画像を見て下さい。**

去年の七夕に笹を出した結果1週間ちょっとで300枚以上の短冊が集まりました。

全て近所の子ども、お母さん、お婆ちゃんが書いたようです。

凄いですよね。

重さで笹がギブアップと言っています。
飾り気が無さすぎて、京都の安井金毘羅神社の通り抜けの石を彷彿とさせます。

この記事の最後に、どんな内容があったか紹介したいと思うので、
ぜひ、それだけでも見てやってください。

2、子どもが踊れば、写真館が儲かる。

このような感じでうちのチクタクは小学生からの人気がかなり高いです。

小学校が終わると近所の子どもがチクタクに遊びに来て、
多い時では10人ほどがスタジオの前で踊っているという謎の現象が見られるんですよね。
近所の方々からはかなり異質な店だと思われていたと思います。
なんせ、夕方になると子どもたちがこぞって店の中に入っていくのですから。

そのような場所になった経緯は、第2話で書いていた集客のための試行錯誤の1つとして、
店の前にお客さんの写真と、お客さんの手書きの感想を貼り出していました。

すると、これまた偶然なのですが、
その中の依頼者さんの1人がその子たちが通う学校の先生だったんですよね。
そうすると自然と、

子どもたちがこぞってスタジオにその先生の写真を見に来る

田原に話しかけられて仲良くなる。

「おもろい兄ちゃんがおるぞ」と子どもが友達を誘ってスタジオに遊びに来るようになる。

チラシを持って帰って親に見せる。

という構図が出来上がります。
無差別にポストにチラシを入れるよりも、
子どもたちが楽しかったというエピソードとともにお母さんのもとにチラシを届ける。
チラシの効果が段違いになりますよね。

それに、第1話の自己紹介で言いましたが田原は、フォトグラファーになる前は育児のプロをしていました。
だから、人間関係の問題解決のプロでもあります。
子どもたちは遊びに来るだけじゃなくて、悩みの相談や、友達とケンカをした時に助けを求めてスタジオに来るようになりました。
小学3年生が「人間関係のピラミッドの下の方にいてしんどいねん」
と言いに来るんですよ。ほんと、子どもながらに悩んでいます。

そんな悩みにアドバイスをして、子ども達同士で解決が出来ない場合は、
当事者をスタジオに集めて仲裁する。
そんなことをしていたんですよね。

3、スタジオはコミュニケーションの場

そんなことをしていると、うちのスタジオの前を通り過ぎる人達が
「いっつも子どもが入っていきますよね。何してるんですか?」
と声をかけてくるようになります。

当然です。
普通の写真館はそんなことありえないですから。

結果、その人たちから撮影の受注が来るという集客ルートが出来上がります。
要するに、私にとってのフォトスタジオというのは『コミュニケーションの場』なんですよね。

studio chikutakuという場所にしゃべりたい人が集まってくる。
その中に写真を必要としている人がいて、依頼をくれる。
もっと重要なのは、写真が必要だけど、そのことに気付いていなかった人がそれに気付いて撮影の依頼をしてくれるところにあります。

ステキじゃないですか?
地域密着型の写真館。
撮影後の写真閲覧に来られたお客さんがスタジオで2時間しゃべっていて、そのうちの1時間半が育児相談と世間話ですからね。

4、商は笑にして勝なり。
働くよりしゃべっている方が好きな、田原だからこそできる集客法です。
ただ、別にこれを集客術なんていう方法論としてはあまり語りたくありません。
面白くてやっていたことが、振り返ってみると、集客として機能していたというだけですから。

非効率?

違うんです。
実はこれでかなり収益が上がりました。
写真で喜んでもらって、しゃべって気持ちもすっきりして頂く。
結果、1組1組の客単価が上がる。
これが私が1年かけて、見出した商売の礎です。

商は笑にして勝なり。

これは優秀なアキンドとして有名な近江商人の格言ですが、
やっぱ商売というのはお客さんにどれだけ喜んでもらえるかというのが大事になりますよね。
どんな時も、お金にばかりとらわれず、お客さんに楽しんでもらう事が大事ですね。

明日の第4話は『あらゆる経営方法の研究をした結果、情報商材屋から名誉毀損で訴えが起こる話』です。

そんな心優しいおしんがや ら か し ちゃ い ま し た
おしんの運命やいかに。

今回の話も面白いと思ったら、ぜひ拡散してやってください。
『スキ』『フォロー』も励みになります。

◇studio chikutakuホームページ
http://anniversary.human-tripod.com/

◇田原慎一ポートフォリオサイト
http://human-tripod.com/

◇第1話『スタジオの施工当日に工務店に逃げられた話。』
https://note.com/chiku_taku/n/n2da1ee68521f

◇第2話『オープンから3ヶ月間で、スタジオ撮影の依頼が3件しか来なくて、6月の家賃が払えず、閉店を余儀なくされた話』
https://note.com/chiku_taku/n/nd9d33772a237

5、~オマケ~珍短冊

最後に子どもたちが短冊に願った願いを貼ります。
癒し。

叶う!

堀!いいやつ!!
叶った!

!?
おく村!お前ならなれる!

なれる!

なってる!

お前というやつは...なる!

つげ...る?つげる!

みんなが幸せになりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?