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護憲派が「個人の尊重」をしないなら”改憲した後の現実”は訪れるだろう

先日は戸山公園の歴史について書いてみました。

もしかすると当時の敵国の捕虜の外国人を弔うことを国賊的行為と思う人もいるかもしれませんが、私はそうは思っていません。

高野山にある寺院のひとつである正智院には「高麗人敵味方戦死者供養碑」があります。

これは慶長4年に薩摩藩主島津義弘、忠恒(家久)の父子が、豊臣秀吉の朝鮮出兵の犠牲者の霊を供養するために建てたものとされています。

先人は、敵味方区別なく戦に倒れたものを供養していました。私はこの先人の心の豊かさに感銘を受けたのです。
現代人は生活が豊かになった一方で、心の貧しさは昔とは比較になりません。

戦争で戦い、日本の武人の犠牲者と同様に朝鮮の武人の魂も弔う。
先人はこのような深く、豊かな精神、心境を持っておられたことが、私の偏狭さや心の貧しさを戒めてくれたように思います。

相手の国や世界中の人々を想う気持ちや調和の精神、真の意味での和合を私達はもつ必要があるのではないかと思うのです。
それこそ、日本の「和の精神」なのだと。
現代日本の「和」とは集団主義、同調圧力、異物の排除といったヒステリックかつエゴイスティックな暴力的な様相です。

嘆かわしいことですが、護憲派と呼ばれる人たちにそれが見えるのも、ある意味では感慨深いように思えます。

日本の伝統とされる和の精神には、「個人の尊重」が垣間見えます。
また個人の尊重とは日本国憲法の根底であり主旨であります。
これに異論はないと思いますが、護憲派を自称する人たちが個人を尊重しない上に、他者の尊厳を傷つける物言いをするのをSNSで見ました。

私も不思議なのですが、今回の5.31のパンデミック条約反対のデモに参加した人たちを「愚か者」と断罪していた人がいたのでした。
誰とは言いませんが、その方は護憲派で懸命に活動されているように見えますが、「まともな頭だったらわかるはず」とか「憲法を勉強しろ」と言うような感じで言葉が強いのが特徴的でした。

要するにその方の主張は「誤誘導とはっきりわかるデモに参加することは改憲勢力に与している、協力しているのと同義である。参加者はそれがわからない愚か者である」ということのようでした。

こちらからしてみればそんなもの当然わかっているのですが、どうもこの方やこの方に賛同している人の意見を見ていると「時間がないこの状況を理解しているのかな?」とか、「そもそも護憲派と言いながら個人の選択、行動を尊重しない上に愚か者と断じ、参加者の尊厳を傷つけるその態度は、憲法を理解していると言えるのか?」と思ったのです。

我が国の民主主義を支えているのも日本国憲法ですが、その日本国憲法を守ろうと言いながら他者の行動を尊重しないのなら日本国憲法の否定、民主主義の否定と捉えられてもやむを得ません。

だとしたら、それは「護憲ファシズム」とも言えるものです。
日本国憲法を守りたいが故に、護憲ファシズムを形成しているようにすら見えます。
仮にこの状況ならそれも仕方ないと言うのなら、日本国憲法を死守したところで日本人はこれまでと同様の過ちを犯すでしょう。

指摘、意見程度なら議論の余地もありますが、やむにやまれず行動に移した人たちが断罪、中傷までされる謂れはないのです。
人には汚いことをさせておいて自分は清いままでいようすることは子どもの駄々に近いものです。
行動した者の中には清濁併せ呑んで行動した者がいることを忘れるべきではありません。

護憲にエゴイスティックな態度や言動、思想、行動を加えることこそ、愚か者の振る舞いと私は思います。それは日本国憲法の理念に反するものです。
その振る舞いで憲法を守れるなら良いですが、生み出しているのは分断や懐疑、傲慢さのように思えます。

さて、そのデモとそのデモに対する批判を見た大衆が思うことは何でしょうか?
第一、大衆は政治になど興味などありません。

「イタイ奴らだなー」

「そんな無駄なことしてないで稼げばいいのにwww」

「デモとか政治とかやるの頭悪いでしょwww暇なのかなwww」

とかせいぜいこんなものです。心底どうでもいいと思っているのが大衆です。だから大衆はワクチン反対と改憲反対を結び付けることすらしません。

結局、大衆を遠ざけているだけでしょう。

護憲派同志で揉めて喜ぶのは誰でしょうか?

これを見て嘲笑う連中もいるということを忘れてはなりません。
工作員とは言いませんが、強い言葉を使って分断を煽りたてることで改憲に寄与する護憲派のフリをしている人がいたら残念ですね。ただ純粋なのかもしれませんが。

いずれにしろ気付いていないのでしょうし、今回やたらと参加者に対する中傷が多い印象だったので触れておきます。

私もこのような人を利用して護憲の意識を拡散してしまいましたが間違いだったようです。迂闊でした。大変申し訳ありません。
そういう護憲派の主張を拡散すればするほど、大衆を遠ざけるので何もしないほうが得策だと思いました。

仮に裏金問題をテーマとするデモなら流石に陽動や誤誘導と言ってもいいでしょうが、パンデミック条約やIHRの改定は「地方自治法改正」や「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」に近い危険性もあります。

憲法さえ守れば大丈夫、ワクチン強制にはなりませんなどとナイーブなことは言えません。その空気を作られたら大衆は憲法など知ったことではないという態度で強制します。

何度も言うようですが最も恐ろしいのは、「大衆」なのです。

5.31デモの収穫は「地方自治法改正のヤバさ」です。
シュプレヒコールの中に地方自治法改正がなかったので、恐らく本丸なんだろうと思いました。

地方自治法改正に声を上げない連中が5.31デモの主催ということなら、これに声を上げ続けるだけです。

そして一方で「5G」が本格始動するとのことです。

この記事は今年2月の記事ですが、AI要約ではこのようになりました。

KDDIは、5Gネットワークの導入期から普及期への移行を発表しました。2024年度以降、大容量の「Sub6」周波数帯の本格展開により、通信エリアと品質が大幅に拡大します。Sub6の高速・大容量特性により、ライブ中継などの高帯域幅を必要とする用途が快適になります。また、衛星干渉の緩和により、Sub6の3.7GHz帯が本来の出力で動作できるようになり、エリア拡大に貢献します。さらに、ミリ波と2.3GHz帯の活用も進め、5Gの普及を図ります。KDDIは、衛星インターネット「スターリンク」を導入することで、災害時の復旧や山間部の通信強化にも取り組んでいます。

とのこと。
つまり、これまでは5Gの出力を抑えて運用していたが、2024年から出力を引き上げる予定だということです。

5Gの危険性は船瀬俊介氏がかねてより警鐘を鳴らしていた通りです。


拾い物ですが、5Gの影響でこのような症状が発生するのなら、電磁波を「気のせい」としてしか診断しない後進国の日本でなら、「感染爆発」とされてしまう可能性が高いと言えます。
感染爆発→ワクチン接種の流れにも、もっていきやすい気もします。

さらに、河野太郎がまたデジタル大臣の肩書で余計なことをしています。と言っても河野太郎に議論などできるはずがないので、官僚がやっているだけでしょうが。

要するにこれは、「日本人の個人情報をEU加盟国と共有します」と言っているのです。
マイナンバーカードを作らせて日本企業はおろか、EUなどのグローバル企業とも共有、利活用しますということです。
あまりにも人をバカにしている行いが繰り返されて辟易しますが、「デジタルアイデンティティ」とは、DNAすら含めたあらゆる個人情報がインプットされた、誰にも守られない「数字、記号」なのです。

マイナンバーカードなどのデジタルレーニン主義から何を守るのか。

パンデミック条約から何を守るのか。

地方自治法改正から何を守るのか。

新型インフルエンザ等対策政府行動計画から何を守るのか。

改憲から何を守るのか。

私は人間としての「尊厳」であると理解しています。
憲法を護ったところで尊厳が失われる現実が到来するなら、それは憲法を護ったと言えるのでしょうか。

『知性とは残念ながら皆には手の届かない贅沢です。結局のところ、想像が唯一の基本的な美徳ではないかと思います。想像力があれば人の身になれる、ということは相手が理解出来る、したがって相手を尊重出来るわけです。
知性とはまず、ラテン語の意味での「理解する」、ということです。』

フランソワーズ・サガン


漫画制作の件ですが、諸々事情がありまして今回は小説に挿絵を入れていく形で制作していくことになりました。
理由としては内容、ストーリーが重すぎることに対して字が多くなってしまうこと、それだと一般に訴求することができないといった理由が挙げられます。
そういった事情から、今回はライトノベル的な小説を制作し、読者様の評価を確認した上で漫画を制作していくことのほうが現実的との判断となりました。
漫画を期待されていた方には大変申し訳ありませんが、 小説にする分、漫画では表現し難いものも描けるので、お待ちくださいませ。
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