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2023年「未来」名古屋大会~勝手に報告書編~

はい。例のごとく、ばばばばばっと報告書的なことを書かせていただきます。
オフラインの大会は2019年の堺大会ぶりなので、4年ぶりですね。

※当日のレジュメは→未来短歌会のページからどうぞ ここをクリック

開催日程  2023年10月7日(土)
会  場   JRゲートタワーカンファレンス
大会テーマ 「岡井隆と平成短歌」

(1)対談 「岡井隆と平成短歌」(登壇者:大井学 (かりん)、加藤治郎)
 最初のプログラムは対談でした。
 私はほんっとに不勉強なので、岡井先生の歌をほとんど知りません。(未来の会員なのにすみませんすみませんすみません)
 なので、いろいろメモを取りながらお話を聞いていたのですが、なんだか仕方なく履修した大学の講義を聞いているようでした。(この表現、気に障る方がいらしたらごめんなさい)
 ですが!!!これが全然退屈しなかったんですよ(当たり前)。
 ゲスト登壇者の大井さんのお話が分かりやすかったのと、短歌の歴史と自分自身の歴史を照らし合わせながら聞くことができて、知らない世界が開けた感じがして・・・。
 平成短歌とやらが生まれた(?)頃、私は全然関係ない世界に居て、実験のレポートやら書いてたなぁとか、子育て真っ最中だったなぁとか思い出したりしてました。
 半分くらいは、宇宙語を聞いていたような感じでしたけどね。←でも楽しかった。
 仕事柄ネットワーク関係の言葉を発することが多くて、それを別の部署の方に説明するときに「宇宙語を話せんでくれ」と言われるのと同じ感覚なんだろうな、と思いながら。
 例えば、コマンドプロンプトでIPconfig出力してMACアドレス教えて、とか。TCP/IPのプロトコルで接続して、とか・・・。(私よりも詳しい人・・・間違って表現してたらあほやなあいつ・・・と笑ってください)

 と、まあ、いろいろと考えを巡らせながら聞いているうちに、平成短歌の歴史とやらを岡井先生の歌集の歴史と合わせて「知った気」になった対談はあっという間に終わりました。ほとんど空想にふけってたのかしれんですけども。
 なんか全然中身がのない感想でごめんなさい。私の短歌の知識の薄っぺらさがわかってしまうな。これは。
 ま、これが私なんだよ。それは否定しない。

(2)シンポジウム「岡井短歌を読む」 (登壇者:道券はな、 山木礼子、山川築、黒瀬珂欄 (司会))
 シンポジウムは山木さんを除いて、岡井先生に直接お会いしたことがないという世代の皆さんが5首選でお話を進めていくというスタイルでした。
 同じ歌を挙げても見る角度が違うとこうも印象が変わるんか!という三者三様の解釈。
 お話を聞きながら、ほぼほぼ知らない、お会いしたこともない岡井先生の人物像がぼやんと私の中で形作られていく感じでした。
 なんかね、歴史上の人物(信長とか家康とか)みたいな感じよ。わかるかな・・・?
 よくよく考えたら、自分の父とあまり変わらない歳の方なので、そこまでいうとおかしいんだけど、これが一番しっくりくる感じ。
 
 登壇された方は、3名とも分厚い本にいっぱい付箋を付けられてて、語彙力が崩壊しているんだけど、すごいって思ったのよ。なんか勉強できる人って感じ・・・?
 付箋あんなにつけててもどれが何やらわかるんだろうなぁ、すごいなぁって。自分は付箋付けたとしてもそれが何の意味があるんじゃ?と付箋を付けたときの私が何を考えていたのかも全然思い出せないのよ。(単なる短期記憶がないだけ(初老))

(3)魅惑の深海パーティー
 すべてのプログラムが終了後、一度会場が閉鎖され、パーティーの準備が行われました。
 その名も、笹公人プロデュース!「魅惑の深海パーティー」。
 なぜこのタイトルになったかという説明があり、どうやらBack to the Futureのマーティの両親が参加していたパーティの名前だったそうです。
 何度も見たのに全然覚えてなかったな。字幕でみたからかな・・・?字幕にも書いてあったんだろうか。
 ま、そんなことはさておき、こういう会におなじみのえらい人たちの御挨拶のあと、各種賞の受賞式がありました。
 今回の大会は、いつもの「歌会」がなかったからか、「私の推し歌人2023」っていうイベントがありました。
 会員が推す会員を紹介する感じで。8名だったかな?なぜその人を推しているのかのエピソードとともに、3首選が紹介されました。
 発表を聞きながら、2023ってあるから2024とか続くんかな?誰かが止めないといつまでも続くよね・・・なんて思いながら、同じテーブルになった青山みのりさんに、
「これ、筆名が「ん」で終わる人がだれか推したら終わるんかな?あ、自分の名前「ん」で終わるわ。でもそうだったら私はだれも推せない!!!」
って話たら
「そもそもそういう趣旨じゃないけど、面白いねっ」
って。発表を無事に終えられた青山さんの笑顔が忘れられません。
 報告書編とは別に、お会いした方とのエピソードはまとめますので、詳しくはそちらで。(近々アップします)
 最後の最後に、笹さんをはじめとした有志によるなにやらダンスが始まりまして。宴もたけなわで閉幕しました。(7月期で話題になったドラマのコスプレされてましたが、見てなかったのでついていけなかった。残念賞。)

 そういや、ちょこっとだけ最後スタッフさんのお手伝いをしました。感謝された。(ほとんど何もしてないけど)
 どうしても運営スタッフの方には御負担がかかってしまうので、当日で手伝えることがあったら何でもやります。事前の打ち合わせがなくてもできるような会場の案内とか、お片付けとか。
 そういうお仕事って敬遠されがちだけど、やると楽しいのよね。実は。
 二次会の時にも同じ欄の方が、受付でレジュメ配るとかそういうことだったらなんでもお手伝いしますっっっておっしゃってたから、そのあたり結構やってくださる方は多いのかもしれんなぁって思う。
 運営の音頭をとる人は大変だろうけど、こまごま動ける人は意外と多いってことですね。

ということで、その日感じたことを歌にしてみました。

ビュレットの半滴落とすか落とさぬか平成短歌が生まれた夜に/知己 凛

短歌のこと、息子のこと、思ったこと・・・。 読書感想文がなによりも苦手だったのに、文章を書くことがちょっとだけ好きになりました。 IgA腎症持ちです。