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みんないっしょにZOOMでラジオ体操@小学校 ~はなれていても心は一つ~

公立小学校教員のちこんでぃです。
休校期間中に子どもたちとつながる取り組みとして「ZOOMでラジオ体操」を、明日から試験的に実施することにしました。

1.「ZOOMでラジオ体操」に至るまで

うちの学校では、基本的には紙ベースで課題を定期的に配達して、家庭の協力を得ながら自主学習を進めてもらっています。お互いの顔が見られない状態が続く中、職員同士の会話の中で「少しでも子どもたちの精神的な不安を取り除きたい」「子どもたちは先生の顔が見られるだけでも安心するのでは」などの意見が出てきました。

「朝の健康観察をZOOMでしている学校もあるらしいよ」
と、ある職員が新聞記事を見つけ、何か自分たちにもできないか模索していました。そんな中、

「運動不足も解消できるし、生活のリズムを作ってもらうために、朝のラジオ体操をみんなでやるのはどうだろうか」

という意見が出てきました。


でもその時点で、職員の中でZOOMの経験があったのは、わずか数名。約1週間、まずはZOOMって何?というところから始め、ZOOMのダウンロード、職員だけでのZOOMを使ったラジオ体操の練習も重ねました。

そして満を持して?!いよいよ明日からZOOMでラジオ体操実施します。うまくいけば、今後も続けていく方針です。

スライド1

スライド2


2.文部科学省の前向きメッセージ

時をほぼ同じくして、5月11日、文部科学省からYouTubeで配信された、『学校の情報環境整備に関する説明会』には、今までの私の感覚からすると、「え?!いいの?」とリアクションしたくなるようなメッセージが入っています。

文科省の配信で使われたスライドがこちら↓

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ダメな理由を並べて前になかなか進めないのではなく、「横並びでなくていい!緊急事態なんだから、打てる手は打とう!」という力強いメッセージが感じられます。これには正直驚きましたし、背中を押してもらえた気持ちです。

3.なぜラジオ体操?!授業ではないの?

もちろんオンライン授業の可能性についても検討しました。でも、現段階で、全家庭に端末があるわけではない環境から考えると、学習進度に関わってしまう授業を行うのは、平等ではないと判断しました。

「学習面の遅れを取り戻す」ことももちろん大事なのですが、まずは「子どもたちと先生たちとのつながりを取り戻す」ということを重視して、みんながある程度できる、ラジオ体操をするという小さな一歩を踏み出すことにしました。

そして、ラジオ体操の前後に余白の時間を設け、そこで子どもたちと先生、友達同士が顔を合わせられる場面をつくります。

何かアクションを起こしたい。うまくいかなくても「アクションを起こした」という私たち職員の姿を、子どもたちは感じてくれるはずだと信じています。

明日から、どのくらいの子どもたちが参加してくれるのか、不安もいっぱいです。まずは小さな一歩ですが「一歩踏み出した」ということが大事なのかな、と思っています。

■一歩前へ♪

そういえば、マラウイでの協力隊時代に協力隊仲間、それから教え子の教員養成大学の学生たちと一緒に、こんな曲を作っていました。
タイトルは『IPPO MAEE(一歩前へ)』
★MUSIC FROM MALAWI(マラウイの音楽ダウンロードサイト)

https://www.malawi-music.com/T/2498-tanaka/6583-ippo-mae/11741-ippo-mae-ft-yu-hamjee-vic-fuyumi-prod-khoh-gomzy

マラウイチェワ語ですが、ここから視聴、無料ダウンロードできます♪手前味噌ですが、個人的には、教え子のマラウイ人学生が歌う、最後のラップパートがお気に入りです。

最後まで読んで下さり、じこもでした。

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