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HSPとアスペとカサンドラと付き合っていく

私は大企業に勤める夫と2人の子どもに恵まれ、一見、世間一般的にモデルケースとされるような人生を歩んでいるように思われます。独身で定年退職間近の男性同僚からは「リア充」と言われたこともありますが、自分自身では一度も「リア充」だと思ったことがありません。

その理由は、夫婦関係にあると思います。HSPの傾向がある私は、どうやらアスペルガー症候群の傾向がある夫と暮らすには相性が最悪だったようです。(診断を受けたわけではないので、「傾向がある」と書いています。)

どうして結婚前に気づけなかったのかと悔やんだこともありましたが過ぎたこと。
気持ちを切り替えて、出来るだけ一緒にいる時間を減らすことで自分の心を守ることにしています。
そして、今の子どもたちの生活を守るために日々頑張っていることをここに記録しておきたいと思い、書かせていただきます。

①夫の特徴

・場の空気を読むことが難しい
・相手の気持ちを理解したり、寄り添った言動が苦手
・相手を傷つけたり、自己中心的と思われる言動や行動をする
・表面上は問題なく会話できるが、その会話の裏側や行間を読むことが苦手
・人の言葉を勘違いしやすい
・いったん興味を持つと過剰なほど熱中する
・興味のあることについて話し続ける

②私の特徴

・大きな音や強い光が苦手
・些細なことでも、深く考えすぎてしまう
・芸術に触れると大きく心を動かされる
・忙しくなると、一人で静かに過ごせる刺激の少ない場所にこもりたくなる
・他人の気分に振り回されやすく、対人関係に疲れがち
・小さな音や匂いも気になってしまう
・映画やドラマの暴力的なシーンが苦手

③カサンドラ症候群

昭和の価値観で育てられてきた夫との結婚生活は、ほぼワンオペ家事&育児です。そのため、夫は家事に対する当事者意識はなく、いくら教えてもゴミの分別もできません。そのような価値観を持つ夫が、日々の生活の中で家族が嫌がる言動、自己中な言動を平然と行い続ける。これが生まれ持った特徴であったとしても、これでは誰でもカサンドラ症候群になってしまうのではないでしょうか。

私のようなHSP傾向の妻にアスペルガー症候群傾向の夫を組み合わせると、妻は容易にカサンドラ症候群になってしまうと思います。

私に襲いかかったカサンドラ症候群の症状

・抑うつ状態
・自己評価の低下
・孤独感・孤立感を感じる
・情緒不安定
・自己喪失感
・罪悪感
・無気力
・頭痛

子どもがもう少し小さい頃は、孤独感や孤立感が強く、突然涙が止まらなくてどうしようもなかったり、消えていなくなりたいと思ったことが何度もありました。
私の考えや気持ちを夫に伝えても、夫はまともに取り合ってくれませんでしたし、私の苦しみに共感する様子はなく「また泣いた」「ウザイ」という態度で、逆ギレしてものを投げ壊すこともありました。
私は仕事を続けて職場で自分の存在を認めてもらうことで、なんとか自尊心を保ちつつ、結婚生活を続けてきました。

④夫との会話は最小限に

子どもと離れたくない気持ちから家族を続けていますが、夫本人は私が年取って冷たくなったくらいにしか思っていないようで、自分の趣味を楽しんで過ごしています。

家族として暮らしている以上、必要な連絡などが発生するので、やってほしいことがあれば、箇条書きにリストに書いて壁に貼ったり、LINEで連絡したり、スケジュールはアプリで共有して、出来るだけ会話しなくていいように過ごしています。

夫はかなり外向的なタイプで、平日も休日も外に出掛けることが多いです。最近は子どもの習い事が忙しくなってきたことで、無理やり休日に家族全員で出かける必要が無くなってきたのが幸いしています。ただ、年末やお盆の帰省はどうしても家族全員で移動しなければいけないのでいつも憂鬱です。

⑤それでも諦めたくない非日常

子どもたちに帰省とは異なる非日常を味わってほしくて、家族旅行を計画するのは私です。
引越の手配、電気ガス水道の契約、家計の見直し、家電や家具の購入や設置作業、家のこと全て私がやっていますが、旅行の計画や手配に至っても私が全てやります。

自分が子どもの頃は頻繁に山や海、テーマパーク、お祭りに出かけていました。
今は昔と違って子どもたちの方が習い事で忙しいので頻繁には難しいですが、子どもたちが楽しめる旅先を選んで計画します。
帰省先の義実家は田舎で気を使うなど憂鬱なことが多いですが、旅行は自分も子どもも楽しめる内容にカスタマイズでき、非日常を思いっきり楽しんで、日々の生活の糧にできるので大好きです。(夫には計画には参加せず、ただ旅行についてくる人員として参加してもらいます)

⑥今後の展望

今はまだ家族みんなが一つ屋根の下で暮らしていますが、未来はわかりません。いつか自分の気持ちを貫くべき時が来ると思いますが、子どもたちが自身の力で考え行動できる年齢になるまでは、覚悟を持って今の生活を続けていくのかなと思っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
この記事を読んで少しでも共感できるところがありましたらスキお願いいたします。

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