夜
いちばん自分が怖いよ。
それは突然やってくる。
気づいたら頬を涙が伝っていて、
どうやっても止まらない。
考えれば考えるほど、
向き合えば向き合うほど、
それは溢れ出してくる。
生きたいと思う理由が、
1つずつ手のひらからこぼれ落ちていく。
理由を見つけようとすればするほど
どんどん指の間をすり抜けていくんだ。
だからこうやって文字にする。
少しでもそれを外に逃すために。
涙を止めるには、
死ぬときのことを考えるしかないんだ。
悲しすぎるけど。
そんな自分が悔しくて仕方ないけど、
1番幸せに死んでやるって思うんだ。
好きな場所、好きな景色、好きな空気、好きな匂い
それら全部に囲まれていなくなるって
決めてるんだ。
そうやって今日も
夜を越えるしかないから。
2024.4.13
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