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キーキーわめく ~ASDの子と生きる~

こんにちは。ひつじです。このnoteはASDの子供と共に過ごして感じたことを記録しています。「ひつじ家の場合は…」とひとつの例えとしてお読み頂ければ嬉しいです。

キーキーわめく

2~3歳前後のこどもは、よくキーキー奇声を上げます。息子もよくキーキーわめいてました。自分の気持ちが何なのか表現できなくて、とっても苦しいんですよね。

感情を言葉に

今どんな気持ちなのか、悔しいのか、悲しいのか、感情を言葉にしてあげると良いそうです。その時に、なぜそういう感情になったのか”具体的”に言葉にしてあげるといいと思います。そしてその気持ちに共感する。

「そうか、お友達のおもちゃを貸して欲しかったんだね。だってこれ面白そうだもんね。やりたかったんだよね。とっても遊びたかったんだね。じゃあ次貸して欲しいって一緒に言おうか。言葉で伝えるよ」

解決方法も言葉で

すぐには気持ちは収らないですが、何度も何度も行動を言葉にすることを繰り返していくうちに、今の感情が何なのかわかってきます。そして、その”解決方法”を言葉で説明してあげる事が大事だと思います。もちろん自分で考えさせるのも重要ですが、まず考えさせる前に"正解となる行動を言葉”で教えなくては考えさせた時に本人がその答えを想像できません。

すべての事柄を実況中継

普段から、相手がどう思っているか、今どういう状況なのか、どういう感情の流れかを実況中継のように、台本ならト書きもすべて読むように耳元でささやきながら同じ目線で過ごす事。言葉にすることによって、今、目の前で起きている事がどういう状況なのかだんだん理解できるようになります。

身体をさすってあげる

本人にとっては我慢できなくてとっても辛い状況です。そんな時は実況しながら肩や背中をさすってあげることで、少し感情が落ち着くこともあります。足をばたつかせる子には足をさすります。

「悔しい」と「暴力」は別

ここで注意が必要なのは、親に暴力を振るった時です。今の「悔しい気持ち」と「暴力」は別と考えてください。「気持ち」を汲み取った上で、「暴力」に関しては毅然とした態度をとってください。手が出そうになる前に身体をさすって少しでも気持ちを分散させてあげてください。

傷つけていいものなんてこの世にはない

うちでは暴れた時に、暴力についてキチンと注意した後、身体をさすり本人が話を聞ける状態になったら「傷つけていい物なんてないんだよ。物も人も自分も。大切にしてください」と物に当たる事も自分自身を傷つける事も言葉で伝えます。とりあえず伝えておく事により、その言葉がじわじわと本人の中に浸透していき、何となくそういうもんだと思わせます。

※記事の内容は、「ひつじ家の場合は…」とひとつの例えとしてお読み頂ければ嬉しいです。


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