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大学入試古文文法~基礎事項確認問題①【動詞の活用】

皆さん、こんにちは。大学入試国語科講師の竹中です。

本記事は、「古文文法、とりあえず覚えようとしているんだけど、活用表を眺めていてもなかなか覚えられないし、かといって問題を解くレベルにも至ってないし・・」と、なかなか突破口が開けない受験生の方に作成した記事です。

本記事で出題される問題に即座に解答できたら、とりあえず基本知識は十分です。あとは、市販の文法問題集や過去問演習を通じて実践力を養っていただければOK。

ポイントは、「即答できる」ことですよ。う~ん・・・・と考え込むようではまだまだ。クイズの早押し問題の如く、即答できる状態になるまで練習してみてくださいね。

では、今回は「動詞の活用」に関する問題です。以下の問題に答えてみてください。解答は、画面をさらに下にスクロールしていただければ出てきますよ。


【問題】

①カ行変格活用の活用表は? また、代表動詞は?

②サ行変格活用の活用表は? また、代表動詞は?


③ナ行変格活用の活用表は? また、代表動詞は?

④ラ行変格活用の活用表は? また、代表動詞は?


⑤上一段活用の活用表は?(ア行で) 代表動詞は?

⑥下一段活用の活用表は?(ア行で) 代表動詞は?

⑦四段活用の活用表は?(ア行で)

⑧上二段活用の活用表は?(ア行で)

⑨下二段活用の活用表は?(ア行で)

⑩四段・上二段・下二段の識別方法は?

⑪ア行の動詞は?(二つ)、またその活用の種類は?

⑫ヤ行上二段活用動詞は?(三つ)

⑬ワ行下二段活用動詞は?(三つ)

⑭「言ひて」→「言って」と変化する音便名は?

⑮「あるなり」→「あんなり」と変化する音便名は?

⑯「あんなり」→「あなり」と変化する現象名は?

⑰(応用なので後回しでもいいですよ)
次の動詞の活用行・活用の種類は?
「飽く」「借る」「足る」「恨む」「恋ふ」「古る」


★解答は、画面を下に スクロール ↓






【解答】


①こ・き・く・くる・くれ・こ(こよ) 「来」

②せ・し・す・する・すれ・せよ
「す」「おはす」(「奏す」「心す」などの複合語も)

③な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね 「死ぬ」「去ぬ(往ぬ)」

④ら・り・り・る・れ・れ
「あり」「をり」「はべり」「いまそかり(いますがり)」

⑤い・い・いる・いる・いれ・いよ
「干る」「射る」「着る」「似る」「煮る」「見る」
「率る」「居る」 ★「射る」はヤ行なので注意!

⑥え・え・える・える・えれ・えよ「蹴る」

⑦あ・い・う・う・え・え

⑧い・い・う・うる・うれ・いよ

⑨え・え・う・うる・うれ・えよ

⑩下に「ず」をつける!
 ↳活用語尾がア音なら四段、イ音なら上二段、エ音なら下二段


⑪「得」「心得」・下二段活用

⑫「老ゆ」「悔ゆ」「報ゆ」

⑬「植う」「飢う」「据う」

⑭促音便

⑮撥音便

⑯撥音便「ん」の無表記(読みは「あんなり」のまま)

⑰「飽く」→カ行四段 「借る」→ラ行四段
「足る」→ラ行四段 「恨む」→マ行上二段
「恋ふ」→ハ行下二段「古る」→ラ行上二段




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