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人生のBGMコブクロ

こんにちは。
いつもあまり明るい話を書かないので、たまには、とっても楽しくて明るい話を。

先日、誰も知り合いがいないはずだと思って通っていた大学に、まさかの高校の同級生がいたことが発覚し、お互い超びっくりして、地元の話や浪人の話、東京に逃げてきた話なんかで盛り上がって仲良くなり、飲みに行きました。

そして好きな音楽の話に。彼も私たち世代じゃない音楽が好きで、そこでも意気投合し、盛り上がりました。

私が話したのは、コブクロです。

表題の通り。私の人生のBGMはコブクロです。

2003年生まれの20歳。同級生や近い年齢の人であまり仲間はいません。

コブクロが好きだというと、だいたい「渋いね」とか「珍しい」とか「世代違うよね、なんで?」とか言われちゃいます。失礼な話です。

好きになったのは、母がコブクロを好きだったから。
車でいつも流れていて、気づけばいつのまにか、イントロが流れたらほぼ全部歌える、という感じに。

全てのいいところを紹介したいところですが、たくさんありすぎるので、ひとつだけ書きたいと思います。

「蒼く 優しく」という曲について。

自分のお葬式で流してほしい曲として、もう決めています。

ここからは私の個人的な解釈になります。この人はそう思うんだなぁへぇくらいの感じで読んでいただければと思います。

この曲は最初、後悔から始まります。

あの日の夢を 今もずっと 追いかけ続けていたら
今頃僕は 何処にいて 何をしていたんだろう?

 コブクロ「蒼く 優しく」

あの時あの選択をしていたら、という後悔。
誰しも一度は抱えたことがあるんじゃないでしょうか。

このフレーズは、私の浪人という決断の後押しにもなりました。

今やらなかったら、こんな風にいつか絶対後悔するな、と。

そして1番のサビで

何を忘れたんだろう? 何を覚えたんだろう? 何を見つけたんだろう?
答えのない問いに 白く滲んだ空
踏み出せなかったあの道は 今ここに続いていた

コブクロ「蒼く優しく」

「何を忘れたんだろう? 何を覚えたんだろう?」など悩み、後悔を抱えながらも
「踏み出せなかったあの道は 今ここに続いていた」と、あの選択をしなかったから今があるんだと、どこか納得できるような答えを見つけたようにも見えます。

ですがこの後に続く部分を見てみると、また色々、悩んでいル様に感じられます。
「何度負けても~それでも探していたいんだ」の部分。悩んではこうなんじゃないか、と自分にとっての答えを見つけていこうとしている。

ですが、2番のサビで

何を忘れたんだろう? 何を覚えたんだろう? 何を見つけたんだろう?
あの日よりずっと蒼く 強く信じた空
踏み出せなかった あの道は 今どこに・・・

コブクロ「蒼く優しく」

1番では、「今ここに続いていた」と思っていた道が、「今どこに・・・」とまた迷う。

この曲で私が思うのは、人生ってそんなもんなのかな、ということ。
悩んではこれかな?と答えを見つけ、でも違うかも、と思ったりしてまた悩んでは迷い…というように、はっきりしたものは簡単に手に入らなくて、悩みながら、時に後悔を抱えながら生きていく。

最後、

あの日の僕が ずっと待ってた 心の行き止まりで
少しだけ話を きいてくれるかい?
少しだけ 休んでもいいかい?

コブクロ「蒼く優しく」

多分、この主人公には、話を聞いてくれる人がいるんだろう、と。

一緒に休んで、話を聞いてくれる人がいるというのはかけがえのないこと。
私にとってのその人は、幼馴染の親友です。
たった一人、世界にそんな人がいてくれたら、後悔を抱えて悩みながら生きる人生でも、きっと大丈夫だと思える。

…こんなところでしょうか。私の言葉ではすべてのすばらしさを伝えられた自信がありません。ぜひ、これを読んでくださっている方も素敵ポイントを見つけてほしいなぁなんて思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また。

大屋千風

追:私は3月の後半生まれなのですが、コブクロはそんな季節を「風」という曲の冒頭でこう表現しています。

薄手のシャツじゃまだ 少し寒い春

コブクロ「風」

自分の生まれた季節を、こんな素敵な言葉で表現してくれるコブクロが大好きです。

コブクロのお二人、いつも本当にありがとうございます。伝えきれないほどの感謝でいっぱいです。

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