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FF16プレイ46【最終決戦前サイドクエスト③】父の遺産/第三席の信じたもの

※ 2023年8月19日にふせったーに書いた記事をnoteに転載しています。

次はジョシュアと父エルウィンの遺言書のお話を
タボールに聞きに行くことにした。
ついでにタボールのサイドクエストの聞き取りも。

シリルに話を聞くと、なんでも遺産は2つあって
1つは、エルウィンの進めていたベアラーの待遇改善は
一代で成し遂げられるものではないため
それを継ぐジョシュアとクライヴの後ろ盾になってくれる大公派の人脈。

でもこれはフェニックスゲート事変以降に
アナベラが罪を押し付け死刑にしてしまい失われてしまった。

もう1つはエルウィンからクライヴとジョシュアへの贈り物。
シリルからは宝物管理人から聞くよう言われ2階に行く。

贈り物の話をしてくれるのはゴディサ卿という老婦人。
それは揃いの腕輪なんだけどまだ未完成で
シムルグというモンスターの内臓で作られる
破魔の緋石という宝石が必要とのこと

貴族のやり取りって感じの会話

人里離れた場所にしかいないそのモンスターが
今はタイタンの通り道付近にいて
またとない好機。クライヴとジョシュアにその宝石を取ってきて欲しいと頼んでくる。

もちろん、それを引き受ける兄弟。
シムルグは風を使うモンスターで少し苦戦したけど
無事に破魔の緋石はとってこれた。

ゴディサさんはとても喜んで
すでに呼んであった宝石職人に加工してもらい
揃いの腕輪を完成させて
クライヴとジョシュアに贈る。

絵がちっちゃい!どんなデザインか3Dで見てみたい


ジョシュアは18年間ここまで熱意をもって
揃いの腕輪を完成させようとしてきたゴディサさんに
あなたは一体何者なのですか?と尋ねる。

大公エルウィンは宝物管理人にすぎなかったゴディサさんに
揃いの腕輪に込めた2人の息子達への思いを話してくれていた。

ゴディサさんがアナベラが宝物をザンブレクに移していることを知り
その異変を知らせる間もなくロザリス城が襲撃されたため
ゴディサさんは未完成の揃いの腕輪を持って脱出した。

ゴディサさんは、未完成の腕輪に大公エルウィンの無念を感じ
腕輪を完成させるべく、シルムグを追ってきたとのこと。

そこにシリルが現れて
大公エルウィンの遺書が見つかったこと
クライヴ・ジョシュアが生きていることを知らされ
タボールに連れてきてもらったのだと。

ゴディサ卿との会話は、ほんと貴族の会話って感じで
クライヴとジョシュアのほうが位が高いんだけど
クライヴとジョシュアも礼儀正しく
とても敬意を払ってゴディザ卿と話すものだから
聞いていて、本当に美しく気持ちの良い会話なんだよね。

クライヴは15歳までの間に
とことん貴族や騎士の作法を叩き込まれたんだろうな。
英語版のMy ladyもその一環だろうと思うし。

シリルの話でもロザリアの貴族社会は
かなり厳しい環境だったみたいだし。
少しでも無作法なら揚げ足取られそう。

ジョシュアも10歳の時点で
次期大公としての振る舞いを頑張っていたし
不死鳥教団でも学んでいたんじゃないかな。

大公エルウィンの気持ちが18年の歳月を経て
クライヴとジョシュアに伝わったこと
立派になった育った兄弟の姿を見てゴディサ卿が感動していたように
エルウィンも空で二人の成長を喜んでるよね。

18年の思いが報われたゴディサ卿

シリルの勧めで不死鳥教団が建てた
大公エルウィンの慰霊碑に挨拶に行くことに。

モンスターや人が来なさそうな崖の少し下に建てられた慰霊碑からは
はるか向こうにロザリス城が見え
不死鳥教団の大公エルウィンに対する敬意が窺える。

慰霊碑からロザリス城とポートイゾルテが見える

フェニックスゲートの惨劇のあと
ジョシュアは父エルウィンの言葉を胸にここまで来れたと。

当時10歳ジョシュアには
父エルウィンの言葉は響かず
兄クライヴに励まされていたけど
ジョシュアは自分を変えようと頑張ったんだね。

クライヴとジョシュアは
アルテマを倒してヴァリスゼアを救うことを父に誓い
慰霊碑に供えてあった父の兜を持って
隠れ家に戻ることにした。

【追記】最後エルウィンお父さん立ってましたね。
クライヴだけ気配に気づけた。胸熱。

背後に父の気配を感じて目を見開くクライヴ

【追記終わり】

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タボールのサイドクエストの依頼主はシリルだった。
なんでもウォールード王国に調査に出ていた第三席が消息を断ったので
見てきてほしいとのこと。

灰の大陸にマリアス教の流れを汲んだ救世主信仰の
熱心な教徒が集まる集落があるとかで
そこに行くと、なんと人々が無垢なる存在(アカシア)になって救われたいと
祈り続ける場所だった。

しかも元から居る村民じゃなくて
ウォールード王国中から救いを求めて集まってきた人達らしい。

その様子に絶句するクライヴとジョシュア。

集落の奥に行くと、第三席が居た。
なんでもこの集落のお世話をしているそうで
熱心な信者達を見て、不死鳥教団の教えに背いてでも
この信者達の願いを叶えてやりたいと思うようになったらしい。

調査報告書はちゃんと渡すので、と言われる。
そう言っている間に、皆が祈っている集落の広場で悲鳴が。
広場に行くとエーテル溜まりになっていて、アカシアのモンスターが現れる。
それを倒していくクライヴ達だけど
祈る人を庇って第三席が犠牲になってしまった。

クライヴに調査報告書を渡し、その腕の中で息を引き取る第三席。
念願の無垢なる存在になれて、自我のない足取りで集落を出ていく人々。

彼らを庇って犠牲になったのに満足そうな第三席
願いが叶って去っていく人たち

とにかく、言葉にならない。

救われたいと祈る人にも
それを叶えてあげたいという第三席にも
「アカシアになるような行為を許してはいけない」とは
とても言えない。

何を正しいと認識しているかなんて自分の頭の中だけ。
似た考えの人が集まるとそれが社会通念となっていく。
でも場所が変われば、その社会通念も価値観も当然変わっていく。

「その人の心が救われるのであれば」
傍目にはどんなに悲しく切なく見えてもそれが正しいのだと。
そう思うからクライヴもそれを見送ったんだな。

集落の外に無事な人がいて
さっき出ていったアカシアの皆さんが襲ったらいやだなとは思ったけど。
見た感じ、灰の大陸でこの集落以外に自我を保っている人は見かけなかったしね。

タボールに戻ってもショックを受けてるクライヴ

タボールのシリルに報告に戻り、報告書を渡し、第三席の最後を伝える。
そして、不死鳥教団の教えに反する第三席は許されるのかと問う。
シリルは第三席の行為を肯定した。

シリルの第三席への敬意

第三席の名が知りたいと
また、これまで殉教した者の名も知りたいと頼むクライヴ。
シリルは名簿を用意するのでまた取りに来てくださいと告げる。
また取りに来るよ。

あとになってリストを取りに行ったときにお話をここに書いておく。
リストを受け取ったクライヴだけど、ロザリアでは聞かない名前ばかり。
シリルはそのリストの名前も本名ではないと言う。

FF12のダラン爺とカイツの名前!

不死鳥教団の使命は、宗主であるジョシュアに仕えることと
フェニックスのドミナントの血を絶やさないこと。

不死鳥教団のメンバーは、ロザリア大公家の中でも
問題や事情を抱えて、表に立てない者で構成されていて
ロザリア大公家が滅びるようなことがあっても
フェニックスのドミナントが誕生する血を繋いでいく役割があるそう。

今はロザリア大公家の血ではない者でも
その能力が必要とされてるから入っているそう。

シリルもヨーテも本名じゃないんだね。

シリルは、本名ではなくても殉教した者のことを覚えておきたいと
名簿を求めてくれたクライヴにとても感謝しているようで
クライヴが心のままに使命を果たすことが
殉教者への一番の供養になると
最後に「閣下」ではなく、クライヴ様と名前を読んでくれた。

FF16の一番好きなシーンの一つ


・・・名前で呼ぶことに、とてもたくさんの想いがある。
やっぱり泣けてしまう。今書いててもちょっと泣いちゃう。

でもこれ、テキストなんだよね。
こういう大事なところテキストでぶっこんでくる第三開発事業本部よ。

今回はここまで。不死鳥教団絡みはなんだかほろ苦いね。
今まで見えなかったジョシュアの18年間がわかるような
DLC来てくれないかな。ヨーテとの話がいいなぁ。

【note追記】
今思い返しても第三席のサイトクエストが一番衝撃的だった。
これまでクライヴのやってきたことの全否定。
クライヴは決して人の代表としてアルテマと戦ってるんじゃない。
そう思い知らされた。

あらためてクライヴは、何を守るために戦ってるのか
自分と自分の大事な人たちの生存をかけた戦いなんだって
ちゃんと意識しないと前に進めなくなりそうになる。
【note追記終わり】

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