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FF16プレイ36【バルナバス戦2回目・影の海岸】

※ 2023年7月22日にふせったーに書いた記事をnoteに転載しています。

今回の記事は特に台詞の抜粋が多いので
未プレイの方はプレイしてから読んでくださいね。



エンタープライズ号でバルナバスの船を追いかけて
ジルを助けて、ジョシュアがバルナバスと対決して
バルナバスの斬鉄閃で海が割れて(モーセの十戒か!)
割れた海の底でクライヴがバルナバスと2回目の対決をして
意図的に見逃されて、たどり着いた灰の大陸の海岸で...。

って話でした!(まとめたなぁ)

ジョシュアvsバルナバス

個人的には
エンタープライズ号を途中下船するバイロン叔父さんを
クライヴとジョシュアが二人並んで見送るシーンで
兄弟仲良しの姿が再び見れてグッときた。

仲良し兄弟

バイロン叔父さんは商才も財力も交渉力もある方なので
戦闘よりも己の能力が発揮できる場があると
自ら認めて船を降りるのがかっこいい。

自分の力の使い所を知ってるバイロン叔父さん



割れた海の底で、バルナバスからは
まだ自我にこだわってるのかとか
マザークリスタルを破壊しても
黒の一帯に飲まれるのは神すら止められないことだから全部無駄だとか
お前のやってることは誰も救わないとか。

不安になることばっかり言われるので気が滅入る。

プリレンダリングなので剣がインヴィクタスになってる

ただ、冷静に聞くと
黒の一帯の拡大は神でも止められないってことは
バルナバスの言う神は、サムシンググレートな全知全能の神ではなく
人間より上位であっても有限な存在のよう。

そしてバルナバスのいう救いも
人間を自我を無くして神の兵(=アカシア)にすることで
人を苦しみから解放するということだから
なおのこと、クライヴ達の考える
「人が人として生きられる世界」から遠ざかる。

それこそ
SALVATIONトレーラーでクライヴが言ってた
“We don’t need your salvation.”(俺たちはお前の救済など必要ない)だ。

このセリフはここで言ってたことだったんだね。

ドミナントは言わばクライヴに喰わせる贄であると
バルナバスから明確に言われる。

クライヴは石化のリスク無しに召喚獣の力が使えてたのか。
「水星の魔女」でスレッタだけが
データストームに蝕まれずにガンダムを操縦できてたのに似てる。

これまでの流れはアルテマに意図的に仕組まれたことで
クライヴ達にとって自分の意思で進んできたつもりで
アルテマの思い通りだったってことかな。

ガルーダ、ラムウ、タイタン、バハムートと
確かにタイタン、バハムートは作為的だったけど
ガルーダやラムウもそうだったってこと?
シドとのことも⁉︎

それをいうなら、ジョシュアやジルがドミナントであること自体も
アルテマの意図的なことなんだろうか。

どこまでプログラムされてることなんだろう。

バルナバスは、残りのドミナントは
(自分を除けば)クライヴに近しい者だけなので
思念の繋がりが強くなれば
ミュトスは自らドミナントの力を喰らうやもと、わざと見逃される。

なんか、ムカつく。

そのとたん割れた海が閉じ始めて
降り注ぐ海水に押しつぶされそうになる。

ジルがシヴァの力で氷のトンネルを作って
海底を走り抜けて、灰の大陸の海岸にたどり着く。
ジルの石化が進んでしまうだろうけど
ここは出し惜しみしてる場合じゃなかった。

自分も大怪我なのにジルの心配ばかりするクライヴ



それで影の海岸での話なんですが。

クライヴとジル、2人とも裸で
服が濡れてしまって焚き火で乾かしてるってことかな。
会話が頭に入ってこない...けど頑張って聞く。
私が動揺しすぎなの?

これまで裸のシーンがちょいちょい入ってきたのは
このシーンの違和感をなくすためだったのかなとか
いろいろ考えてしまう。
ゲーム表現ですごく難しいことにチャレンジしてることが伝わってくる。

クライヴは自分が人ですらないかもしれないことに怯えている。
バルナバスにあれだけ言われてれば当然だと思う。
バルナバスの言う救済を受け入れないと決めはしたものの
何もわからないことだらけだ。

クライヴは昔から自分ひとりで背負いこむから
いちばん大事な自分自身のことを見失ってるとジルが指摘する。
そーだそーだ!もっと言ってやって!
ジルは「今度は自分のために戦って」と言う。

いつ人でなくなってしまうかと怯えるクライヴに
ジルがクライヴを背中から抱きしめて
「人でありたいと願う限り、あなたは人よ」と伝える。

「人は守りたいもののために生きて、生きるために戦う。
あなたは私にそう教えてくれた。
あなたと戦い続けるわ、最後の瞬間まで
あなたを守るために 私は生きる」

ジルのその言葉で
「ジル...そうか...これが俺の唯一の答え」と
自分自身が何を一番望んでいるか思い出せたみたいだ。

そうして、ジルの胸に手を当てて
シヴァの力を自分に移そうとする。

ジルが「クライヴ そんな...あなたが...」
「あなたが...すべてを背負う必要なんて...!」と戸惑う。
背負いすぎって指摘したらこれなんだもん、そりゃ戸惑うよ。

でもクライヴは決意の固い瞳でジルを見つめる。

「ようやく 分かったんだ
俺が 背負ってるものー
罪も想いも そのすべてが
俺自身を人に留めてくれることに」

答えを見つけた瞳をしているクライヴを見て
ジルはシヴァの力を渡すことを受け入れる。

あの、ここのジルの声が...ギリギリえっちになるかならないかで、
録画を何回か見て、私が聴覚情報も拾うようになってくるとやばかったです。
(私の脳のキャパシティが小さいのか、音をすぐに拾わなくなる)

力の譲渡が終わって、倒れ込むジルを抱きしめるクライヴ。

「だからジルの...君の罪も想いもすべて...俺も一緒に背負わせてくれ。最後の瞬間まで。」

ジルに「君は強い」ってフェニックスゲートで言ってたクライヴが
ジルが抱えたものこそ「一緒に」背負いたいんだって、言えるようになったんだね。

「君に誓うよ
俺は最後まで この運命と戦う
君と 生きるために」

これがクライヴの心からの本当の望み。

ここでクライヴがジルの手の指にキスするんだけど
ジルの表情が、ほんとなんて表現したらいいのか、
嬉しさと悲しさと入り混じったみたいな
言葉で表現するとどれも違う、みたいな顔してる。

あと音楽...何回か録画見直してようやく気づいたけど、
ピッタリここで終わるようになってて鳥肌立った。

その静寂の中で
「またこうやって月を見よう 一緒に」
と憑き物が落ちたみたいな顔で言うクライヴ。

ジルが笑顔で涙を流す。

「私も誓うわ クライヴ
何があっても 私が”あなた”を見つけるって」

「ありがとう」

神の力すら跳ね除けて、ジルならそれができる気がする。

このときのジルの笑顔が
12歳のときのジルの顔なんですよね。
私が一番印象的だったのはここで。

初見では「12歳のジルだ!」ってそれだけ思った。
「何が」と認識する前に、記憶から引きずり出されたというか。不思議な感覚。
ゲームでこんな体験、狙ってさせられるなら、本当にすごい。

何回か見直すうちに
12歳のジルは前歯が見えるように笑うのと
眉間の力が抜けてて目尻が下がるんだって気づいた。

大人になってからのジルは
眉間に力が入ってるし
前歯が見えるようには笑わない。

それはジルが抱えた罪と想いがそうさせていて
クライヴが「一緒に」背負いたいって言ってくれたから
今この瞬間、その重さから解放されて
12歳の笑顔になったんだと思う。

月とジルの涙と笑顔
18年前のベランダのあの時みたいに。

12歳のジルの笑顔、私やっぱり好きだなと思う。同時に
「ジルの、俺の一番好きな笑顔だ」
って15歳のクライヴが言ってる幻聴が私には聞こえる(やばい)

そのあと重ねるように
「君の笑顔のおかげで 俺は満たされる」
って今のクライヴが言う。

「自分のために」と考えたら
本当に大切なものはそんなに多くない。
クライヴはジルはそれに気づけた。

その後、医務室でできなかったキス。

良かった。キスの続きができなかったら
ガブを恨むことになったかもしれないのでホッとした。
ガブはクライヴと私の天使だから、そんなことしないけどね!

そのあとは、ご想像にお任せします?
はい、ありがとうございます?
トルガルが超絶空気読んでて偉いよね。

夜が明けて船の到着を待つ。

あのときベランダで
抱けなかったジルの肩を
今度はしっかり抱いて。

ここまでで2時間。ゲームプレイ累積時間は60時間。

【追記】
クライヴがこれからも召喚獣の力を喰らっていって
正直、そのあとどうなるのか全く読めない。

ただ、人の自我と思念の繋がりは
アルテマやバルナバスの想定よりもかなり強いみたいなので
そこに勝機がある気もする。

クライヴとジルが自分の本当の望みを知って
前に進むと決めたのだから、最後まで応援するし見届けるよ!

【note追記】
このとき感じていた若干のモヤモヤを無視したせいで
後日そのモヤモヤが広がりすぎて
プレイも感想メモも滞る事態になるとは
この時の私は気づいてないのでした(汗)
【note追記終わり】

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