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会席料理と懐石料理

こんばんわ。

仲居のトリセツです。

今日は【会席料理[かいせきりょうり]】と
【懐石料理[かいせきりょうり]】の違いについてお話しします。


仲居が配膳するお料理は、基本的に【かいせきりょうり】を配膳しています。


かいせきりょうりは読み方が一緒でも漢字が2種類あるのです。

それが【会席料理と懐石料理】


どちらも、和食のコース料理と思って頂ければ分かりやすいかと思います。

一品一品お出しします。(←この時は[いっぴん]とは読まずに[ひとしな]と読みますよ!)


会席料理はお酒と共にお楽しみいただくお料理とされていています。


お料理を食べながらお酒を召し上がる為、お料理の最後の方に〆としてご飯や赤出汁が出されます。


最近はお酒を召し上がらず、会席料理をメインで楽しまれる方も増えてきました。

逆に、日本料理に合うワインをお出しするお店も増えてきたり、、、。ワイン用に別メニューをつくるお店もあります。


お酒を召し上がらなくても、コースの〆としてお食事は最後の方に出します。

時々、お料理と一緒にご飯が食べたい。とおっしゃる方もいらっしゃいますが、基本的にはお料理とお食事は別々にお出ししています。


会席料理の場合、ご飯+赤出汁+お漬物のセットの事を【お食事】と言います!
仲居さん同士の会話で「お食事はいつ出すの?」と聞かれたら『ご飯赤出汁の事だな!』と思ってもらえば大丈夫です(^_^)


お食事に来られてるんやから、いまお食事出してますけど??と思ってしまいがちですが、このように専門的な言い方がありますので、それはまた次回にご説明しますね。



さて、次は【懐石料理】です。
懐石料理は本来、【茶懐石】のことを指しています。

茶道のお茶事の時にお出しするお料理です。

お料理のあとのお抹茶を楽しむ為のお料理ですので、先程の『お食事』を出すタイミングが早いです。


この、お食事を出すタイミングが会席と懐石では全く違う。と覚えて頂ければ良いかと思います。


でも最近は内容は【会席料理】だけれども、文字よ上品そうな雰囲気を表すために【懐石料理】と表記するお店が多いです。

ですので、本来はお酒と共に楽しんで頂くお料理は【会席料理】、お食事後のお抹茶を楽しんで頂くお料理は【懐石料理】なのですが、

どちらの表記でも〆のご飯がコースの最後の方にくる、お酒と共に楽しんで頂くお料理として定着しています。


次回は懐石料理のお料理の順番と内容の説明をしたいと思います!


また横道にそれますが、コロナウィルスの感染者数がどんどん増えていっていますね、、。

わたしが住む京都でも集団感染された方がいたようです。
無症状の場合もあり、いつ感染して、そして更に自分が誰かにうつしてるのではないか?と、そんな事を考え出すととても不安になります。

疑わしい時は直接病院には行かず、まずは保健所に電話して問い合わせなければならないそうです。
つい最近その事を知りました。ずっと知らずにおりましたので、情報共有できればと思い書きました。

アフターコロナになるのは何時なのか、予想が出来ない状況ですが、その時が来るまでに書き終えて即戦力のある選ばれる仲居さんが増えていく事を思い描いて書いていこうと思います。

予備知識はこれで万全!あとは実践あるのみ!!そのレベルまで皆さんを引っ張っていけたらいいなぁと思っています!

本日もありがとうございました。
また次回をお楽しみに(^_^)

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