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チカラジオ、開始宣言

「わたし、ラジオやりたいんだ」

昨年12月、秋田市で開かれた、秋田県の地域おこし協力隊が一堂に会してのワークショップ。午前中の話し合いが終わり、昼食で一息つく中、ちゃんりか(五城目町隊員)がぽつりとつぶやいた小さな声が始まりでした。

「いいね」「面白そう」「やってみよう」「手伝うよ」

半分遊び。でも、半分本気。照れもあって、ちゃんりかの小さな声は冗談まじり。昼食時の雑音にかき消されそうでしたが、近くにいた仲間たちが聞き逃さずに拾ってくれました。

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今年2月、協力隊でつくるFacebookグループで、今度は少し声を大きくしてつぶやきました。「かなり真面目なお誘い、協力隊でABSのラジオ番組作りませんか?一緒にやってくれる人募集」。すると、過去にないほどにたくさんの「いいね」とコメントが寄せられました。

「面白そうだ」「いい取り組み!ぜひ力になれれば!」「ちゃんりかが言うんだ、間違いねぇ」「みんなが集まってやること自体が楽しそう!」「ラジオめちゃくちゃやりたくてうずうず」「協力させてください!」

「想像以上の反響に、涙ちょちょぎれそう」と、ちゃんりか。1人つぶやいた声は、たくさんの仲間の声が加わって、しだいに大きくなっていきました。きっと「ちょちょぎれそう」も照れ隠しで、画面の向こうで本当に泣いていたのかもしれません。


2021.2_涙ちょちょぎれ

2021.2_呼びかけ1


大きくなった声は、5月、いよいよラジオの電波にのって、秋田県中に届けられます。この声、お世辞じゃなくて本当に大きくてチカラいっぱいの声です。

「わたしたち、ラジオやるんだ」

ちゃんりかのラジオへの思いが、みんなのものになりつつあります。でも、まだまだ脆くて、チカラも足りません。

このnoteでは、ラジオでこぼれ落ちた話や裏話=「チカ(地下)トーク」のほか、協力隊の思いや活動の様子、暮らしている地域の話題などを、力(りき)み過ぎずにゆるりと、お届けしたいと思っております。

ご覧いただけるだけで、チカラがわいてきます。応援してもらえると、もっとチカラがみなぎってきます。ここにチカラジオ、開始宣言です。みなさまどうぞ、よろしくお願いします。

(チカラジオ編集部 文・写真 森将太)

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