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オニヤンマ


お盆に誕生日を無事に迎えることができました。
次の日の夕方、根来の池で瞑想しながら、
今までのこしかたを振り返っていると
本当にたくさんの方にご迷惑をかけながら、
お世話になって来たなと思いました。

昔、占い師と霊能者に別々に同じことを言われました。
「地獄の釜の蓋が開く日に生まれたので先祖の業を清算する使命がある」と。
全く、なんのこっちゃの事でした。

その頃は病気と無縁でしたから、
自分の努力で人生を切り開いていけると思っていました。
ところが病気が発病して、
自分の人生がままならないとわかると、
先に言われたことが頭をよぎりました。
もし、彼らの言うことが本当なら、
「業を清算するために病気が出てきて苦しむのか」
と感じていた時期も長く有りました。

そうではなく、
病気と格闘して克服しようとするエネルギーが
ご先祖様の業を清算してくれるのかもと感じています。
また、病気になって、
人生ままならなくなってからが、
本当の自分と向き合って、
自分自身の人生がやっと始まったと感じました。
そう思えば病気もありがたいなと
思ったりします。

病気も心のあり方次第で
地獄にもなり、
極楽にもなるのだと思います。
そのためには
いろんな経験をして
成長し続けるしかないのだなと。

「ブ〜ん」と大きい羽音がして、
オニヤンマが耳の近くを通過し、
瞑想が解けました。

それで良いのだと、
オニヤンマが
教えてくれたような気がしました。

蝶は昔の死んだ恋人の生まれ変わりだと何かで読んだことがありました。
オニヤンマはご先祖さまの化身かも。
ありがとうございました。


送り盆の日に。


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