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「母慈滅子」 薔薇と四柱推命学

一昨年から育てている薔薇に、今年はたくさんの蕾がついてくれました。
綺麗な薔薇の花がたくさん咲いてくれたらと、普段は滅多にやらない肥料をあげてみよう思いました。

どの肥料をいつ、どれくらいあげたら良いかわからなかったので調べてみました。すると、薔薇に蕾ができたら肥料はあげない方が良い、との事でした。肥料をたくさんあげると薔薇は蕾を落としてしまうのだそうです。これは素人のガーデナーがよくする失敗だそうです。

そこでハタと思い出したのが今、学んでいる四柱推命学のある言葉でした。
それは「母慈滅子」という言葉です。四柱推命学は生年月日時から個人の人生の傾向性を紐解く学問です。紐解いた命式に「母慈滅子」の構造があるとその人は病弱な傾向があるとされています。

例えば、
年 ○  (庚     辛)
月 ○  (己 戊 壬 庚)
日 壬 (辛  丁  戊)
時 ○  ○

上記のような四柱構造があるとします。
(ここでは○は無視してください)
すると、年支の酉、月支の申、日支の戌が並ぶと西方全という特別なルールで支の蔵干が変化します。
酉(庚   辛)
申(庚   庚)
戌(辛   辛)
つまり全て五行の金になるのです。

五行の相生ルールでは金は水を生み出します。この事を「金生水」と言います。
庚金または辛金は壬水を生み出して壬の力が強化されて良いのです。
しかし、この例題では日干の壬水一つに対して金が三庚と三辛で六金もあります。
これでは壬水にとっては生み出してもらう力が強すぎて逆に弱まってしまうのです。

このことを「母慈滅子」と言います。
母親が自分の子供を可愛がりすぎて過保護になり、子供が弱るということです。実際にこの「母慈滅子」となる構造を持つ方は病気がちで体が弱い人が多いです。

実は上記の例題は私の命式です。実際に私も体が弱く慢性腎不全から人工透析をして母親から腎臓をいただき腎臓移植しています。

テキストで四柱推命学を学んでいると文章で理解しても実際の事象になるとなかなか難しいものです。しかし、薔薇を育てていく中でこのように「母慈滅子」を事象として学べることもあるのだと気づきました。薔薇が教えてくれました。

薔薇に肥料をあげて綺麗な花がたくさん咲いて欲しいのですが、肥料をあげずにここは我慢です。2月の鉢の植え替えや3月、4月の追肥、2週間ごとの消毒に毎日の水やりと今までお世話してきたことで、薔薇がもう十分に綺麗な花を咲かせる力があると信じて待つことにします。

ガーデナー kiyoくん







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