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日本料理えのきぞの 連載(9)

 今回の「日本料理えのきぞの」の最後の甘味(もも)がサーブされた。

 思えば、鱧も鮎も桃も今年初物であり、如何に、日々食への拘りを忘れていたのかと、ザ・夜食依存型のライフスタイルを反省したのであった。

 先般、テレビのニュースで、インド人の夫婦だったか、日本の美味しい桃は自国ではレアなるもので、なかなか入手できないと言って、購入した桃をバッグから取り出して、ニコニコ笑っていた。

 今の桃は、品種改良が進み、とろけるように旨い。ホテルレストランのパティシエも一個ままの桃のスイーツを作るほど、桃は人気である。更に、期間限定であるからこそ、旬の桃を頬張りたいものである。

甘味(もも)

▼お品書き(2023年8月31日)

先付  長茄子のとんぶりかけ
前菜  甘長唐辛子の白和え 海老
    ぜんまいくるみ和え 枝豆
    鯛けんちん 鯛の子玉じめ
    鮎甘露煮 丸十
吸物  焼き鱧 ジュンサイ
向付  鯛 鱧の湯引き
箸休め 冷製南禅寺蒸し
焼物  マナガツオの柚庵焼
焚合  穴子 白だつ
食事  鮎寿司 味噌汁
甘味  もも 

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