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世界の人たちは、独裁者の存在も、侵略戦争も、ジェノサイドも、軍事力増強も、貿易摩擦も、そして小さな諍いも望まない。

 人は『幸』を求めて生きている。人に危害を加えたり、殺戮を繰り返す人は、人に非ず。地球上の全ての人たちは、心地良いコミュニケーションにより、共存共栄を図ることを願っている。

 今時、皇帝やら王様やらの存在が何になる!?時代錯誤も甚だしく、この時代に、『幸』を求めている多くの人たちを、圧政・搾取で苦しめたり、差別で潰したり、奴隷扱いにしたり、理不尽なることが許されるはずがない。

 独裁者の面子や独裁国家の威厳を保つことが、そんなに重要なものだろうか。否である。配慮に値しない。独裁者の気分次第で『幸』を求める人たちの大切な命を奪う権利など、宇宙全体を見回しても、どこにも存在しない。大統領令など、多くの国民を救済するために発令するものであり、独裁者自らの保身に使うものではない。最近だけでも、トランプ、文在寅、そしてプーチン、習近平など、ずらりと勢揃い。

 特に、独裁国家の動きを見ていると、一つ一つの事象に対して、異常に過敏である。国際秩序を乱す身勝手なる一方的な解釈の下に、汚らしい罵詈雑言を放つ、独裁者及びその周辺の仲間たち。コント映画でも見ているかのようだが、民度の低さばかりが目立つばかりだ。

 メディアも、そのような天地転覆を目論む蛮行を繰り返す独裁者に焦点を当てて、報道する必要もない。ヒーローでもないのだから。淡々と正確に事実を伝え、悪を切ることがジャーナリズムである。コント映画に登場する独裁者やその周辺の輩は、わざわざ取り上げる価値もない。

 独裁国家は、兎に角、オーバーアクションと最大級の罵詈雑言のオンパレードのプロパガンダ。「頭から血を流す」とか「火遊び」とか、古語的表現を遣って威嚇したいのかも知れないが、民度高き人たちであれば、そのような悍ましい言葉を選ぶはずがない。それも、大国の大人であれば、尚更だ。

 権威にぶら下がると、これほどまでに顔付きも変わり果て、人相が日に日に悪くなって行く。目付きも表情も態度も、以前の柔和な人とは思えぬほどの豹変ぶりだ。そこに、我々が求める『幸』など、どこにも存在しないところが腑におちぬ。独裁者にとって、何が『幸』なんだろうと、首を傾げてしまう。

 狭い地球上で、それこそ火遊びにて火を付け回っているのが、独裁者及び独裁国家であり、地球上の『幸』を求める人たちは、その火遊びを喜んで受け入れることなどできない。正直なところ、余計なお世話、迷惑千万なのだ。

 恥ずかしくも、独裁者や独裁国家の建造物や家具など、映画撮影用に準備された特別特大セットと勘違いするほど、無駄な金銭を投じている。それらが観光資源として国家財政を支えるものならウェルカムであるが、虚栄のシンボル的なものであれば、国民に『幸』を与えるものに非らず、ゴミ屑同然に無価値なものとなる。

 第一次世界大戦、第二次世界大戦、更には、世界各地で起こっている紛争など、一切、『幸』を求める圧倒的大多数の人たちには無縁なものであり、不要なものである。それを、一人の歪み切った独裁者の蛮行により、残酷にも蹂躙されて行く。

 歴史上に残る素晴らしい人物であれば称賛に値するが、上記のような蛮行を繰り返し、虚栄を張る独裁者や独裁国家は、この地球上には必要悪にもなり得ない。平和ボケした時代に、100年おきに出没する悪魔は、世界を『不幸』のどん底に引き摺り込んでしまうのだろうと。

 更に、宗教たる存在も厄介なものであり、その宗教自体が法である国も多々ある。また、互いに相容れない宗教団体の存在もまた、大なり小なりの諍いを生じさせ、世界全体の均衡を阻害している。過去の遺恨を、今更ながらに、後出しジャンケンする訳で、人類や文明の進化さえも阻害していることに、全世界中の人たちが気づくべきだ。

 最近の報道を見ていると、政教分離の原則が完全に壊れていることが、それも、随分昔からの癒着であることが炙り出されつつある。民主主義にとって、そのような票田ありきの宗教団体の存在は不要だ。オウム真理教による国家転覆罪のような蛮行を思い起こして欲しい。

 人の心は実に脆弱なものだが、宗教は一人一人が自由に選択できるものであり、無信教でも構わない。よって、ある特定の宗教団体へ引き摺り込むようなことはあってはならず、それは強制であり、拷問であり、犯罪でもある。

 ロシアによるウクライナ侵略は、お腹一杯の状態である。自らが下した命令が全て『負け戦』を認めないところが、どこかの大統領選で『負け』を認めなかった前大統領と同じこと。残念ながら、『理性』に欠ける人間が国家元首となると、国家危機に陥るのは間違いないのである。

 私たちは、常に『幸』を求めて生きている。

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