見出し画像

八景水谷公園の桜、満開。

 八景水谷公園の桜が満開となり、駐車場は満杯。家族連れで賑わう同公園を久しぶりに見たような気がした。コロナ感染、ウクライナ危機と、世界は地獄絵巻の様相を呈しているが、子供たちが元気に走り回り、弁当を美味しそうに頬張るのは、確と生きている証拠である。

 風はやや強く、桜吹雪の準備中の桜たち。ここ2日ほどが見頃としては最後のチャンスであろうと思いつつ、シャッターを切っていった。お弁当を広げている家族もあちこちで陣取り、日除けのためか、小さなテントまで持ち込んで、寝っ転がっている人たちもいた。

 急に暖かくなってきたので、湧水池の渡鳥たちは鴨が数羽いるだけで、公園全体を人間が占領していた。湧水池で泳ぐ鯉に餌を投げ入れる子供たち。人馴れしている大型の鯉は、カメラをぶら下げ立ち止まっていると、「餌をくれるんだ!」と猛然と泳ぎ近寄ってくる。

 先日、水の科学館館長と電話で話したのだが、湧水池向こう岸の擁壁がコンクリートで固められたので、野鳥の数も激減しているばかりか、景観を損なってしまったと伝えたが、同館の管轄外とのことで、残念ながら解決の余地は無さそうであった。

 ただ、清らかな湧水に恵まれる熊本市であり、野鳥、昆虫が飛び回り、花々が咲き乱れている八景水谷。何とも平穏な空間である。この自然を生かすも殺すも、我々次第。一人一人の自然保護の意識に掛かっている訳だが、捨てられたペットボトルを見ては、愕然となってしまう。

 持ち込んだ弁当やら飲み物のゴミを、全て自宅へ持ち帰らぬ人たちは、利用する資格がないと言うことになる・・・。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。