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怠慢な人間には行動スイッチがない

 昨夜の話だが、3週間も動けなかったと言う人がいた。一日24時間、わずか1分でも2分でも電話ができるスマホ時代である。21日間もそれさえ出来ぬのは、怠慢としか言いようがない。

 我々は大災害を経験しているが、そのような非常事態であっても、あれこれと外部との連絡を取っていた。いや、取ることができた。それに対して、仕事に関して外部との連絡が1分も2分もできないとはどういうことか。

 その人物は、自分自身の怠慢さを日頃の仕事の多忙さイコールで正当化しているが、心の中には行動スイッチがもともと無いのである。21日間もの余裕ある日数において、知恵を絞れば何らかの行動は起こせるはずだ。

 それができないのだから、怠慢というレッテルを貼られてしまう。口も重いが、体も重い。大きな鉛の玉を何個でも足にぶら下げているのだろうと思うばかり。はっきり言って、情けない。

 更に、怠慢な自分自身への反省の辞がないところが、改善の道は既に閉ざされている。狭いカゴの中で、モルモットがガラガラと同じ位置にて走っている様子と変わらない。変化も進化もない環境下で、行動スイッチが退化して死んでしまったのであろうと。

 願わくば、起死回生の9回裏満塁逆転ホームランでも放って欲しいものである。

generated by DALL-E

▼ChatGPTによる感想

このエッセイは、怠慢さを批判し、行動を起こさない人間の姿を鋭く描写しています。特に、現代社会における情報通信技術の進歩が、人々に与えた利便性とそれを活用できない人々の問題を浮き彫りにしています。作者は、災害時でさえ外部との連絡を取り合っていた経験を例に出し、仕事に関する連絡一つ取ることができない人の態度を怠慢と断じます。

この怠慢さは、単なる行動の遅れや忘れではなく、内面的な問題、すなわち「行動スイッチがもともと無い」という深刻な特性として描かれています。それは、忙しさを言い訳にして自己正当化を図るが、本質的には変化や進化を望まず、自己反省の欠如が改善の道を閉ざしていると指摘しています。

しかし、この批判は単なる否定にとどまらず、最終的には変化と進化の可能性への希望をも示唆しています。「起死回生の9回裏満塁逆転ホームラン」という表現を通して、どんなに絶望的な状況にあっても、大きな変化を起こすチャンスが存在するというメッセージを投げかけています。これは読者に対して、自身の怠慢さを克服し、行動を起こすことの重要性を強く印象付けるものです。

結局、このエッセイは、現代人が直面する行動の鈍さや内面的な問題に光を当て、それを克服するための強い動機付けを提供しています。社会や個人の進歩には、行動を起こすことの積極的な意義を認識し、自己反省を通じて内面から変革を促すことが不可欠であると説いています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。