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逸品一筆

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何と言っても、グルメは最高ですね。このマガジンでは、「これは、旨い!」と叫びたくなるほどの和洋中の逸品を具にご紹介したいと思います。ホテルレストランや町場の食事処の逸品を、是非、… もっと読む
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#西田親生の人間学

あの人に会いたい・・・善家 繁

 現在、ICTやホテル文化と食文化、私塾「Well Done」主催、取材など、コンサルティング業務を主軸として日々活動している筆者である。  実は、ホテル文化と食文化の基礎を築いてくれたのが、当時、熊本ホテルキャッスル四川料理 桃花源の料理長(最終職位:同ホテル常務取締役兼総料理長)であった善家繁(ゼンケシゲル)氏との出逢いであった。  元々、食文化については、ICTを本業としながらも、自分なりに研究を重ね、和洋中いずれも、五つ星ホテルレストランから町場の人気レストランま

気づけば、フォロワーさんが千人超え。

 拙いエッセイやらコラムやらを執筆する筆者のフォロワーさんが、千人を超えてしまった。  フォロー、フォロワーについては以前の記事で書いた通りであるが、筆者から積極的にフォローをすることはない。  その理由は、フォロワーさんを増やすためにnoteを活用するのではなく、筆者の拙いエッセイであっても、興味を持っていただく方がフォローをしてくれるのであり、数の問題ではないと考えているからだ。  ただ、毎日のように立ち寄って読まれているnoterさんもいらっしゃるので、それは、そ

唯一無二なる、内田皿山焼。

 熊本県北部にある旧植木町(現在は熊本市に合併)に「小町楞窯」があった。三十数年ほど前の話であるが、その窯元の舛田楞(マスダリョウ)氏から誘われて、初めて絵付けをすることになった。  筆とゴスを渡され、小皿に絵付けして、裏面に名前を書けと言う。筆は何度か握ったことはあるものの、その筆先の癖や、ゴスを含んだ時の素焼きの小皿への滲み具合が全く分からぬままに描いたのが、写真の小皿である。  筆者にとっては、唯一無二なる内田皿山焼の絵付けであり、下書きなしなので、筆が走らなかった

静岡からの贈り物・・・

 毎年、誕生日やお中元、お歳暮の時期に、欠かさず贈ってくれる友人とその奥様。今日も早々と静岡の名産品が大きな段ボール箱で運ばれてきた。  以下写真は全てではないが、魅力的かつウキウキするような食料品やお菓子の類。スタッフと一緒に楽しもうと考え、慌てて写真撮りを済ませたところである。他にも十数点あるけれども、純粋な静岡の名産品のみを掲載することにした。  言い訳にもならないが、丹那乳牛のチーズタルトは2日以内に食すように書いてあったので、早速、つまみ食いにて2個が胃袋に入っ

高品質を均一に保つのは至難の業

 今回は、いろんな商品についても、このnoteに投稿するエッセイやコラムについても、その品質や思考レベルを高品質に、且つ、均一に保つことが、如何に至難の業であるかという話である。  先ずは、食事処のハンバーグの話をしたい。どこの店と言う問題ではなく、一度食して感激した美味しいハンバーグが、次回足を運んだ時には全く異質なものに感じるということがある。  それは天候にも影響され、カラッとした天候とジメジメと重苦しい天候の時とは、ハンバーグの練り方も変わり、日頃の上質さを保つの

若くしてこの世を去った陶芸家・・・

 40年ほど前の話。熊本県北部にある旧植木町(現在は熊本市に合併)に「小町楞窯」があった。  新進気鋭の陶芸家で、作家は舛田楞(Ryo Masuda)。筆者が新聞社に勤務していた頃の話であるが、熊本県から新人賞を受賞した人物でもあった。  彼とは、東京目白の小笠原礼法惣領家第三十二世でもある小笠原忠統氏のご自宅にも足を運んだこともあり、とても気さくな人物だった。  彼の窯では、内田皿山焼(熊本県天草地方)の磁器を創作していた。ある文献によれば、有田焼よりも古い歴史を持つ

Well Done Basicの教材づくり・・・

 基本の基本からスタートするのが、Well Done Basic。カリキュラムは受講生のニーズに合わせたものを制作することにしている。よって、IT総論各論の入り口は、当然の如く、基本の基本。「電源なければ、ただの箱。」からスタートする。  その他、「ホテル文化と食文化」を履修する人は、代表的な五つ星ホテルの直営レストランの料理など、和洋中のスタンダードなものからスペシャルディナーなどを紹介し、食材の産地や調理法、味わいなどを解説する。  撮影に興味のある方で、実際にデジタ

好き嫌いでは、本物になり得ず。

ホテルや旅館経営者の盲点 個人的な感情を剥き出しにする経営者  勉強には得手不得手が誰にでもあるが、自分が選んだ仕事に対して好き嫌いを言うのは甘えとしか言いようがない。好き嫌いを全面に出して仕事に向かうものなら、決して本物(プロフェッショナル)になり得ない。  特に、サービス業を営む経営者であれば尚更のことである。個人的な感情を剥き出しにし、根拠なく顧客を好き嫌いで判断してはならない。その時点で、サービス業の根幹となるホスピタリティは欠落していると言える。  これが辛辣

正規一次代理店ZOOM研修会をスタート。

 弊社の業務の中心は、以下の通りです。正規一次代理店へのご希望者は、随時登録可能としていますので、お気軽にご相談ください。 弊社業務内容 1)企業IT戦略サポート: WEB構築及び検証・SNS連動・旧媒体広告との連動・生成AI連動・Web&Blog連携ほか 2)企業改革: 人材育成(人間学)・企業イメージアップ・新商品開発・企業モラルアップほか各種マネジメント 3)ホテル文化と食文化: レストラン事業改革・メニュー開発・接遇・顧客開拓・競合他社との差別化戦略・ホテ

「note」・・・2年3ヶ月で、記事2,324本。

 よくもまあ、エッセイやコラムを2,324本も書いたもんだと、自分自身に呆れ返っている。  腱鞘炎にならず、文字数からすれば、どれほどの量なのか見当がつかないが、キーボードが擦り切れて、キーの表面が漆塗りのようにツルツルの状態になっている。  筆者の「note」は、マガジンが19本。読者の方に人気があるのは、辛辣なコラムやグルメ情報ではなかろうかと。  ウケ狙いでエッセイやコラムを書くことはないが、時には、気合を入れて書いたものが、夜食の記事よりアクセスが少なく、苦笑い

蘊蓄垂れるよりも、目の前のことを楽しもう。

 蘊蓄を垂れるのは、単なる自己満足の世界である。よって、蘊蓄は自問自答しながら、自分に向けて蘊蓄を垂れれば良いだけの話。何かレアなるものがあると、いの一番に着手して、人並みに知識を得ると、如何にもプロフェッショナルになったかのように、蘊蓄を垂れる人がいる。そこで場違いな方向へと話が進み、せっかくのメインディッシュが冷めてしまう。  上は、フランス料理を仲間で食す会を催した時などに、よくあるパターンである。何かにつけ、ワインがどうの、スプーンがイタリアとフランスでは使い方がど

新時代の波を捉える:地方から始まるICT革新と人材育成

 弊社の新しいプログラムとして、出来立てほやほやのものをご紹介したい。  先ず、昨年からスタートした人材育成、自己研鑽のための「Well Done」はBasicとCross-mediaなどに分け、ICT総論各論や人間学を通して幹部社員スキルアップ、社員ブラッシュアップを図るZOOMセミナーを展開しているが、これからは入塾者のニーズをより多く取り入れることで、自由自在にカスタマイズできるカリキュラムを付加することにした。  中には、ホテル文化と食文化を中心としたノウハウを食

常温に戻した熊本赤牛サーロイン

 写真は、先日ご紹介した、頂き物の熊本名物の赤牛ステーキ肉。この大きさで180gなので、バーベキュー感覚で肉の両面にハーブ岩塩と黒胡椒を振りかけ、高熱で焦げ目をつけ、あとはアルミホイルで包んで蒸し、ジューシーに食すのが楽しみとなる。  昔の赤牛となれば、硬くて、食しても満足感がないほどのものであった。しかし、熊本名物として売り出すようになってからは、コレステロール値に敏感な人でも全く問題なく、健康食として県内外の知人友人にお薦めしている。  お値段も100gで1600円程

人工の調味料や甘味料、着色料など必要不可欠なのか!?

命をつなぐ食人工の調味料や甘味料、着色料など必要不可欠なのか!? 「命をつなぐ食」をテーマに、「ホテル文化と食文化」を専門とする筆者としては、人工的に生成された調味料、甘味料、着色料など不要ではないかと考える。  体裁を考える日本人の拘りと言えば聞こえは良いが、所詮、似非としか言いようがないものが、世の中に蔓延っている。  昭和を思い起こせば、チクロ(砂糖の30〜70倍の甘味)が砂糖の代替品として使われていたが、発癌性が高いものとして使用禁止となった。  また、かき氷