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逸品一筆

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何と言っても、グルメは最高ですね。このマガジンでは、「これは、旨い!」と叫びたくなるほどの和洋中の逸品を具にご紹介したいと思います。ホテルレストランや町場の食事処の逸品を、是非、… もっと読む
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2023年2月の記事一覧

馬鹿ヤローカレー・・・馬肉と鹿肉が確と入っていた!

 初めて食べた、レトルトの「馬鹿ヤローカレー」。多分、大きめの肉が馬肉で、あっさり脂付きが鹿肉(蝦夷鹿)だろうと。  小さく刻まれたニンジン、ジャガイモも入っており、なかなかの味わい。最近、レトルトの試食を続けているが、昔と比べると、かなりの進化が窺い知れる。物によっては、ホテルレストランで食す料理に勝るとも劣らぬものもある。  熊本地震以来、非常食としてレトルトや缶詰を常備しているものの、美味しいものがあれば、さっさと食べてしまうので、最近、備蓄数が激減しているような気

野点弁当 いろどり膳・・・ご飯、御代わり!

 曇天ながら、先般、メジロを取り損なったので、超望遠レンズを装着し、リベンジのために、熊本県護国神社横の梅園に向かった。  その前に、取材ランチで腹拵えをと思い、梅園手間にある熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏へ足を運び入れた。  オフィスを出るのが遅れ、同レストランに到着したのは午後2時。そろそろランチタイムも終わる頃であるが、まだまだお客が食事をしていた。  先日は、赤牛ハンバーグだったので、今日は和食と決めていた。脇宮料理長も出勤しているようなので、久

これは、これは。レトルトとは思えぬほど、本格的なカレーだった!

 レトルトカレーで、ここまで具材がしっかりと入っているものは珍しい。開発者の本気モードが窺い知れる、スパイシーカレー。  普通のレトルトとなれば、カレーのルウのみで、ほとんど、肉も野菜も雀の涙程度であるが、これはレトルトの領域を遥かに超えている。  商品名は、「坂井宏行 ムッシュの洋食シリーズ スパイシービーフカレー」。一人前が250gであり、具材がどっしりと重い。  頂き物の値段を調べるのは失礼なことだが、このボリュームと旨さでいくらなのか気になってしまう。ネットで検

卵も、色々。・・・上質の卵もあり、卵の形をしているだけの卵もある。

 写真の卵は、熊本市内の百貨店アンテナショップであるスーパーで購入したものだ。手に持った瞬間に、従来の痩せた卵と比較すると別物に感じるほど、卵の殻の触感も異なり、パンパンに張り裂けそうな丸みを帯びている。  生食用であるので、先ずは、卵掛けご飯で試してみた。勿論、以前食したことは何度もあったが、日頃の卵の殻の薄さに疑問を持っていたので、余計に、この上質の卵と卵の形をした卵との格差を感じてしまった。  黄身も濃厚で、普通の卵の数倍のコクがあると明記してある。更に、白身の膨ら

リーズナブルで満足度の高い「四川料理 桃花源」

 1年半ぶりの「四川料理 桃花源」。ちょくちょく熊本ホテルキャッスルには足を運ぶものの、その場で予約をしようとするといつも満杯。ロビーに待ち客が並んでいるのがこの店である。  同店の色見貴之マネージャーは写真愛好家の仲間でもあり、筆者のセミナーである「ホテル文化と食文化」、「ホテリエとしての心得」の生徒さんでもあった。  「四川飯店」(東京)や「銀座桃花源」(東京)などでのキャリアを持ち、中華のマネージャーとしては一際光る存在として、現在、同店で水を得た魚のように張り切っ

動画制作に「Final Cut Pro」を試用・・・基本的な編集機能を検証。

 手元には、「Final Cut Pro」と「Premiere Pro」があるが、本日は、前者の基本的な編集機能を検証しつつ、簡単なタイトルやトランジッションなどの設定を行い、尺が2分のインフォマーシャルを作ってみた。  率直なところ、「Final Cut Pro」は扱い易いが、エフェクトなどは別売にて購入しなければ、よりアーティスティックな、今風の編集はできないと判断。操作性は良いが、最高に使い易いとまでは言い難い。  しかし、MacBook ProやMacBook A

阿蘇あそび豚のカツカレー・・・激辛にカスタマイズされたルウに、噴水の汗。

 この一年間で、最高に刺すような痛みを感じる辛さに驚いた。色んな種類のスパイスや蜂蜜など、激辛だがすこぶる深みのある味わいである。  これは、熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏の工藤料理長の作品。冗談抜きに、辛いが旨すぎるカツカレーとして、衝撃的だった。  年間を通じて食すカレーとなれば、同レストランのカレーが圧倒的に多い。毎回味が変わるところが実に楽しいところ。だから、飽きることなく、何度もこの激辛に挑戦するのだろうと。  ここだけの話だが、今回のカツカレ

肥後「七福いなり弁当」・・・期限迫る!

 七種の豪華な「いなり寿司」がセットになっている、肥後「七福いなり弁当」。具材の素晴らしさは、『七つ星弁当』と言っても良いようだ。  残念ながら一年に一度の期間限定で、僅か一週間しか無いので、ぼーっとしていてタイミングを逸すると、これより1年間待たなければならい。  御献立のように、右から順に食すことにした。日頃は、この大きさの「いなり寿司」は一口でポンポン食べてしまうが、今日は、一つ一つ具材を確認しながら、じっくりと味わうことに。  意表を突かれたのは、三番目の胡桃い