マガジンのカバー画像

ホテル文化に学ぶ

101
取材先はザ・リッツ・カールトン東京、帝国ホテル東京、ホテルオークラ福岡、グランドハイアット福岡、熊本ホテルキャッスルなど。食文化発信基地としては、最高の食事処を選んでいるので、何… もっと読む
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

日曜日のランチタイム・・・熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏にて。

 日曜日のランチタイムに、熊本県内屈指のシティーホテル『熊本ホテルキャッスル(ダイニングキッチン九曜杏)』へ足を運ぶ。  コロナ感染拡大により、客足は遠のくかと思いきや、夏休みに突入しているためか、午後2時過ぎになっても、ランチを楽しむ家族が多かった。  いつものカウンター席にて、一人寂しく、ランチをオーダー。最近、和食に偏っていたので、洋食メニューから選ぶことにした(料理写真参照)。  食堂部長をはじめ、同レストランマネージャー、若手の黒服、ウェイトレス、そして、厨房

日本人に生まれて良かったと、思う瞬間。パンや洋食が続くと、和食を前にホッとする。

 写真上は、熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏の天ざる膳である。筆者用にカスタマイズされたもので、グランドメニューのそれよりやや軽めで、おにぎり1個にその日の具が特徴だ。  先ず、ざる蕎麦を頂く。冷たいざる蕎麦と雖も、できるだけ早めに食す方が旨い。最初に塩だけで蕎麦を食し、それから、わさびバリバリにしてツユで食す。結構盛ってあるが、食す時間はほんの数分。  それから、塩をチリっとまぶした天ぷらを齧り、次におにぎりを頬張る。天ぷらのサクサク音と同時に油が口の中で