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ホテル文化に学ぶ

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取材先はザ・リッツ・カールトン東京、帝国ホテル東京、ホテルオークラ福岡、グランドハイアット福岡、熊本ホテルキャッスルなど。食文化発信基地としては、最高の食事処を選んでいるので、何… もっと読む
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2022年5月の記事一覧

恵まれている国内食文化。ホテルや食事処が賑わえば、経済が回り、再び幸せな時が戻ってくる。

 筆者の口癖は、「ホテルは文化発信基地」である。  ホテルのホテルと言われる、国内ホテル旧御三家の一つ名門「帝国ホテル」。筆者はファンの一人と勝手に思っているが、同ホテルが約130年(1890年開業)前に、列強の仲間入りのシンボルとして開業し、我々庶民に対して、欧米文化は勿論のこと、日本の新たな文化発信基地として、重要な役割を果たしてきた。  歴史と伝統を誇る高級ホテルは、我々庶民にとっては、些か高嶺の花的存在でもあるが、時には、紳士淑女が集う、質高きホテル文化を学ぶこと

熊本ホテルキャッスルのビーフカレー・・・料理長カスタマイズ激辛仕様に、噴水の汗!

 雨が降り出して、折角の取材を断念せざるを得なくなった。  車を走らせる中、雨は止む気配がない。よって、弁当ランチを諦め、熊本ホテルキャッスル1階のダイニングキッチン九曜杏に変更。食堂部長へ直接メールを送り、座席を確保した。  ベルボーイが出迎えてくれ、同レストランまでエスコート。時間的にランチタイムを過ぎていたので、コロナ感染を心配することなく、静かに食事ができそうである。  同レストランでは、食堂部長以下、顔馴染みの黒服やウェイトレスもいるが、ニューフェイスの女性が

We are Ladies and Gentlemen serving Ladies and Gentlemen・・・

 昨日は、1日早めのバースデイランチで、熊本ホテルキャッスル1階のダイニングキッチン九曜杏(くようあん)に足を運んだ。まん延防止等重点措置が解除されたとしても、まだまだ感染者数は高止まり状態なので、やや時間をずらしての訪問とした。  コロナ禍前は、ウィークデイは毎日のように、取材前ランチを楽しみに足繁く通っていたけれども、コロナ禍となり、今ではひと月に一度、又は、ふた月に一度程度ほどに激減した。昨日など、一年ぶりに足を運んだ気分となり、館内がとても新鮮に感じられた。  午