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西田親生のお散歩カメラ

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Nikon党の西田親生のお散歩カメラです。1999年に、デジタル一眼レフカメラの魁であるNikon D1を入手してからは、取材用機材は殆どNikonに染められています。レンズは、… もっと読む
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#ObscuraPhotoClub

Shooting scenery...captured by D&L Assistant Photographer

 お散歩カメラだったり、本格取材だったり、今まで何回シャッターを切ったのだろうか。数年前までは、多い時は毎週5日間はあちこちを歩き回っては、シャッターを切っていた。  特に、熊本地震前は、取材ランチを熊本ホテルキャッスルで食し、その後、大天守までの高い階段を重いカメラを担いで登り、2キロほど歩き回っていた時期もあった。足腰の鍛錬と言えば聞こえが良いが、結構辛くもあり、楽しくもあり。  ところが2016年4月14日、16日の熊本地震により、日頃の足腰の鍛錬の為の「熊本城郭巡

海外写真愛好家グループの熱心さに脱帽

 筆者も10年ほど前からFacebook写真愛好家グループ「Obscura Photo Club(公開)」を主宰しているが、海外(特にギリシャ)のグループのアクティビティを拝見すると、比較にならぬほど熱量があり、多くの写真愛好家がこぞって作品をアップしている。  本日、写真以下のように、筆者がアップした作品をその日のベストショットとして称賛してくれた。順位をつけて額縁に入れ込む作業は結構大変であるが、毎日主宰者とその他多くの協力者が、円滑に運営しているので、頭が下がる思いで

Obscura Photo Clubを支える、海外の写真愛好家たち。

 筆者が主宰するFacebook写真愛好家グループ「Obscura Photo Club(オブスクラフォト倶楽部)」には、国内外から900人弱の写真愛好家が集まっている。(積極的に勧誘をせず厳しい基準で選んでいる)  その7割近くが外国の写真愛好家たちなので、いつどのような流れで、この状態になったのか分からないが、気づけば、日本人の他にギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペイン、ウクライナ、アメリカ、ブラジルなどから集まった。  圧倒的に多い女性写真家たちは、日々アグレッシ

余り知られていない、熊本市。・・・都会なのに、緑と水が美しい田舎である。

 人口74万人の政令都市、熊本市。杜と水(阿蘇山からの伏流水)の都として、九州のヘソに位置するのが熊本市である。  筆者が主催する写真愛好家グループ『Obscura Photo Club』では、外国の写真愛好家が六割以上を占めているが、中でも、最大会員はギリシャの人々で、圧倒的に多い。 ▼Obscura Photo Club  ギリシャの方々からすれば、小さな島国日本の熊本市など胡麻粒にしか感じないのかも知れないが、実は、日本国土が欧州の国々と比べれば、思いの外、広い。

野鳥園の紅葉は!?・・・熊本城二の丸公園近く

 やや肌寒くなったので、熊本市内中心部にある熊本城二の丸公園そばにある野鳥園に足を運んだ。  先ずは、熊本県護国神社の拝殿で『二礼二拍一礼』。そのまま取材車を預け、隣にある同神社近くの野鳥園へ。  銀杏の葉が地面を覆い尽くし、黄金色の絨毯となっている。赤や黄色、褐色の葉が太陽光に透けて、晩秋の構図を作っていた。  しかし、多くのカラスが居座っているせいか、可愛い小鳥たちの囀りも聞こえず、全く姿が見えないのが残念無念。 ▼野鳥園 Facebookリール

マッチ棒の点火・・・マクロレンズを装着すると、こんなのを撮りたくなってしまう!

 この連続写真は、以前、Nikon Df健在なりし頃に、Nikkor 60mmレンズを装着して、実験的きに撮影したもの。良い子は、絶対に真似してはならない、火傷の元、火事の元。  しかし、日本のマッチ棒と海外のそれとは少々異なり、西部劇に出てくるようなマッチ棒は、皮のブーツや木のテーブルのエッジにマッチして擦り当てると点火していて格好良かった。  子供の頃だったか、マッチボックス側面の赤リン!?をそっと削り出して、ごく僅かな水滴を落とし練り、マッチ棒の赤いところの天辺に塗

皆既月食後の『月』は、明るかった。・・・442年ぶりの瞬間を逃す!

 昨夜、肉眼では皆既月食を確認したが、結局、カメラで捉えたのは、皆既月食が終了してから数時間後となった。  月の写真は、Nikon D850+Sigma 150-600mm(35mm換算で900mm程度)を使用し、DXフォーマットで、手持ち撮影で捉えたもの。写真下は、スクウェアにトリミングしているので、実際撮影された写真よりもやや拡大されている。  シャッターが軽いNikon D500を使おうと思ったけれども、面倒臭くなって、FXフォーマットをDXに切り替えた方が画質が良

五位鷺(ゴイサギ)の悩み・・・

 丸っこくて、頭の真っ白なアクセサリー(飾り羽)が可愛い五位鷺。この子の悩みは、首が短いことである。  目の前で、大鷺が次から次に魚をゲット。大きな羽を広げてバランスを取りながら、長い首を伸ばして、川面を泳ぐ魚を捕獲。   五位鷺は、数メートル目の前の魚を羨ましそうに見ながら、何故、自分が上手く獲れないか悩むのだ。何度も試すが、ここ一番の時に首の尺が足りない。  魚たちは、五位鷺を小馬鹿にして、さっさと上流へ泳いで行く。何十分経っただろうか。未だに、魚を捕獲できない五位

ヒョウモンチョウを超望遠で捉える。・・・Nikon D500+SIGMA 150-600mm

 これは、5年ほど前に撮影したものである。  普段は、90mmマクロレンズで撮影することが多い、ヒョウモンチョウ。これは、Nikon D500(DX)にSIGMA 150-600mm超望遠レンズを装着して撮っている。  3kg近い重さのカメラを手に、三脚なしで撮るのは楽とは言えない。しかし、この組み合わせでヒョウモンチョウを撮る予定ではなかったので、シャッターブレが無いように気をつけて、遠距離から撮影することにした。  現在はミラーレスのデジタル一眼レフカメラが世の中を

期待した上内田神社の彼岸花は、カラカラ。・・・水田では、稲穂の頭が膨らんでいた。

 夏に戻ったかと思うほど、炎天下の撮影となった。  よって、昨年まで日陰で、しっとりとした彼岸花が撮影できる一押しの場所『上内田神社』へと車を進めた。  近づくにつれ、段々と不安になってくる。確か、昨年はこのカーブを曲がる時に左手に彼岸花の赤い花々がチラチラと見えたはずだが・・・。  案の定、今年は二週間ほど遅かったのか、完全に枯れていた。まだ立っている彼岸花もあるが、色褪せており、被写体としてはダメダメの状態。  周囲の水田を見回すと、既に稲刈りが終了した田もあり、

Nikon党として最後まで続けるか、Leicaの世界に入るか!?

 幼い頃は、父のカメラを眺めていて、触れたくても触れられない。モノクロフィルムを現像している部屋には入れてくれない。貸してくれるのは、ミノルタの小さなフィルムカメラだけだった。  父は、Leica党であり、モノクローム大好きで、現像機まで買い込み、現像室まで作ってしまった。当時、部屋の中から薄暗いが赤い電球がチラチラ見えたことを思い出す。  社会人となり、初めてフィルムカメラを購入しようと物色していたが、Leicaの値札を見て腰を抜かし、NikonとCanonを比べ、結局

50mm標準と90mmマクロとの比較・・・最近、迷うレンズたち。

 季節が猛暑の夏が過ぎ、秋へと移り変わると、花々を撮影できる機会が増えてくる。猛暑は、できれば海辺でビビッドな写真が撮れればと思いつつ、近頃は世界的な伝染病にて足が遠のくばかり。  現在、筆者なりに迷いが生じているのが、標題のように、50mmの標準レンズと90mmのマクロレンズのことである。  「レンズを被写体によって、現地で替えれば良いじゃないか!」と言われればそれまでだが、日々、取材にでっかく重たい一眼レフを2台も持ち歩くのも面倒だし、ここ数ヶ月は50mmを中心に撮影

流石に『彼岸花』の名所は、凄い。・・・二度目のギリギリ撮影間に合う。

 二日前に、八景水谷公園にて『彼岸花』最後の撮影と思ったが、流石に、山手の『棚田』と『彼岸花』の名所である『番所』(熊本県山鹿市菊鹿町)のそれは、気温差もあり、辺り一面に『彼岸花』が咲き乱れていた。  勿論、時期的にはギリギリであり、家族連れなど5台の車があった。途中、雨がパラつきダメかと思いつつ、カメラやレンズが濡れぬよう、足早に撮影を決行。今年最後の『彼岸花』の取材で、まあまあ自分なりに撮影できたようだ。  『棚田』を撮るには超広角で撮影するのが一番。『棚田』+『稲穂

ギリギリ間に合った、今年の彼岸花。・・・今回は、八景水谷公園にて撮影。

 彼岸花は、英語で『cluster amaryllis』と呼ぶらしい。クラスターとなれば嫌なイメージだが、正直なところ、好みの花とは言えない。また、撮影するのに、非常にコンポジションが難しい被写体の一つでもある。  この時期となれば、田畑の畦道に直線的に整然と咲いている彼岸花。昔から、根に毒を持つことから、モグラ対策として植えてあると言うけれども、或る情報では、モグラは全く気にもせず平気だと言う。  その情報の真偽のほどは定かでないが、モグラは彼岸花の根をすり抜けて、愛も