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西田親生のお散歩カメラ

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Nikon党の西田親生のお散歩カメラです。1999年に、デジタル一眼レフカメラの魁であるNikon D1を入手してからは、取材用機材は殆どNikonに染められています。レンズは、… もっと読む
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#carlzeiss

Shooting scenery...captured by D&L Assistant Photographer

 お散歩カメラだったり、本格取材だったり、今まで何回シャッターを切ったのだろうか。数年前までは、多い時は毎週5日間はあちこちを歩き回っては、シャッターを切っていた。  特に、熊本地震前は、取材ランチを熊本ホテルキャッスルで食し、その後、大天守までの高い階段を重いカメラを担いで登り、2キロほど歩き回っていた時期もあった。足腰の鍛錬と言えば聞こえが良いが、結構辛くもあり、楽しくもあり。  ところが2016年4月14日、16日の熊本地震により、日頃の足腰の鍛錬の為の「熊本城郭巡

カメラとレンズは一生大切にしたい。

 デジタル一眼レフを手にしたのが、1999年。Nikonが社運をかけて世に送り出したNikon D1である。  それまではフィルムカメラのNikon F4やいろんなアナログカメラから、各社コンデジなど、ありとあらゆるカメラを手にしては、時代の流れに逆らわず、愛機に気合を入れては、取材をしていた。  デジタル一眼レフの時代となり4分の1世紀が経ち、振り返ると、一つ一つのカメラが当時の懐かしい情景を蘇らせてくれる。例えば、アジア圏ではD1が窃盗団に狙われたり、ヨーロッパではL

花々を目の前にして・・・

 花咲く春は、とても気持ちが明るくなる。極寒に体が固まっていた体が、じわじわと溶けてほぐれていく。  花の命は短いけれども、春は西洋的な花の爛漫を描き。反面、冬は幻の染 辻ヶ花の椿のように、落ちる寸前の刹那を描く。  啓蟄(けいちつ)とは春の到来を知らせるものであり、まさしく虫たちが季節の変わり目を知らせてくれる。虫の知らせという不吉な言葉もあるが、啓蟄の語源を調べると、漢字の素晴らしさが伝わってくる。  桜も満開の時期が近づく。随分前に筆者主催の異業種交流会の研修ツア

「みんなのフォトギャラリー」で、350回のご利用に感謝。

 昨日、「note」から下の知らせがあった。「みんなのフォトギャラリー」に登録している筆者の写真を350回使われたとのこと。とても、有り難い知らせである。  同ギャラリーには数百枚の写真を登録しているが、重複しているものもありそうなので、手隙の時にでも整理整頓してみようと思っている。  最近は、生成AIで作った画像もアップしているが、圧倒的にDSLRの愛機で撮影したものなので、お気に入りの写真があれば、是非、ご利用いただければと考える次第。  写真は、スマホで見られる方

「みんなのフォトギャラリー」の不愉快な写真使用について(2)

 「みんなのフォトギャラリー」へは、時折、美しい景色や花々などの写真を撮影できた時は、少しでも共有登録するようにしている。  現在、数日おきに読者の方や「note」を活用している方々が、筆者の写真を利用されることが多いが、とても嬉しいことであり、感謝に堪えない。  ところが、つい先ほどのことであるが、折角美味しそうな料理写真を利用されたと通知が来たので見に行くと、或る日のフレンチレストランのテーブル上の写真が掲載されていた。  その記事内容を読むと、筆者の共有写真利用者

野鳥園の山茶花・・・

 今日は太陽光の色も角度も悪く、野鳥園の山茶花の剪定も悪く、いつもの感覚で標準レンズ50mmを装着して足を運んだものの、全くイメージ通りの写真が撮れなかった。  オフィス玄関を出る時に、70-200mm f2.8が頭を過ったが、持ち歩きが楽な50mm f1.4単焦点レンズを持参したのが間違いである。  やはり、最初に頭に浮かんだ方が、大抵の場合良いことが分かっていながらも、そこで楽を選んだり、邪気が入ったりすると、こうなってしまう。  よって、折角のNikonのFXフォ

深夜に、一眼レフカメラとレンズの手入れ。

 今年の初取材は、1月9日を予定しているが、昨年末に手入れをしていたはずの一眼レフカメラとレンズが中途半端であったことを思い出し、先ほどまでクリーニングしていた。  一眼レフカメラは定期的に中の掃除を、それも慎重にしないと、C-MOSに小さなゴミが付着していることがある。日頃から野外ではレンズ交換をしないようにしているが、精密機械であるが故に、小さな埃も命取りとなる。  レンズもまた、前玉の部分はフィルタを装着しているので、汚れることは少ないが、フィルタの掃除は、毎回取材

不動岩・・・山鹿市に聳える奇岩

 本日は、4時間で熊本市と山鹿市を車で往復する中で、(1)グルメ倶楽部でランチ、(2)菊池川、(3)不動岩、(4)一つ目神社、(5)蒲生池、(6)水辺プラザと、山鹿市の時計回り取材を敢行した。  僅か4時間なので、目まぐるしいツーリングとなったが、外は寒空の下、雨が落ちていた。車外に出て撮影していると、膝下がすぐに冷たくなるほど、異常に寒い。  写真は、山鹿市4時間とんぼ帰り取材の(3)不動岩を超望遠レンズで捉えたものである。100メートルほどの高さがある手前の岩を中心に

「売ってください!」のメッセージ・・・

 朝から、海外の写真愛好家グループに1枚の写真をアップしたところ、しばらくして、アメリカ在住のNFT Collectorの男性から、唐突に「その写真売ってください!」とメッセージが飛び込んできた。現在、今しばらく待ってもらうように返事をして、OKをもらっている。  予算は日本円で1万円。今まで自分の写真を販売することはなく、勿論、販売する気もなかったが、今後どうするか、考えてみることにした。  海外の写真愛好家グループに参加している人であり、プロフィールを見ても、別に怪し

今年は薔薇に恵まれず・・・

 毎年、春薔薇と秋薔薇は撮影に行っていたが、今年から、定期的な「お散歩カメラ」を火曜日に設定したために、薔薇に関しては取材日のタイミングが合わず、結局、過去最低の薔薇の写真となった。  実は、足繁く通う熊本県農業公園カントリーパークの定休日が、何と、火曜日なのである。よって、同園のバラ祭りの時は、たまに火曜日も開園するけれども、それでも、天候などの関係で、撮影した薔薇の写真が激減したのだった。  雨上がりの薔薇の花がとても魅力的で、いつも、雨上がりのタイミングを頭に浮かべ

キタテアゲハ vs ツマグロヒョウモン

 取材に出かけ、花々を撮影していると、ツマグロヒョウモンがキバナコスモスに群がっているところをよく見かける。  今回、遠目ではヒョウモンと思いきや、羽の形がバットマンのように、やや刺々しい。近づいてみると、いつものヒョウモンとは異なる。  ネット上で調べると、キタテアゲハという蝶らしい。胴体は細い毛に覆われており、ヒョウモンの方が美人に見えてしまう。  ただ、ヒョウモンよりもキタテアゲハの方が角度が取りにくいとまり方をするので、菊の花に降り立ったキタテアゲハは、コウモリ

コスモス… 熊本県農業公園の恵み

 熊本県農業公園(通称:カントリーパーク)の広大な敷地に春と秋には薔薇が咲き誇り、その入り口近くには、本日、薔薇と共に美しく咲き誇るコスモスが広がっていた。  最近、県内のコスモス畑が急激に減少している中で、この公園近くのコスモスを見て、心がほっとするのである。  花々の手入れは、想像以上に手の込んだ作業であると思われるが、公園近くのコスモスは見事に手が入り、栄養が行き届いている。よって、花びらの色も鮮やかで、撮影するには最適な状態である。  火曜日は週に一度の取材日(

カメラとレンズに埋もれる世界は素晴らしい

 昨夜のZOOMセミナーで、構図やマクロレンズを使った撮影について語り合った。これらの写真は、筆者が過去に撮影した愚作ばかりだが、百数十枚の写真を教材として、レクチャーを進め、最後に英会話で締め括った。  今まで、何万枚の写真を撮ってきたのか記憶にないが、Apple社のiCloudには6万枚ほど。それに加え、ローカルのバックアップ用ハードディスク2基に4テラバイトほどの写真が格納されている。  その中から研修素材を選ぶものに相当時間は掛かるが、抽出している間に、気になる写

レンズ沼・・・

 近頃、写真撮影会を開催する度に、レンズ沼に足を引っ張られつつある。写真上は随分前のものだが、第一次レンズ沼に入り込みつつある時期に撮影したものだ。  当時、最初に欲しくなったのは、Nikon Dfに装着するオールドレンズ群であった。Nikkorの中古レンズを探しに、熊本市内にある老舗カメラ専門店を尋ね、店主と話をしたら堪らなく欲しくなった。  ある時は、Carl ZeissやNikkorの名玉と言われる新製品もゲットして行ったが、いつの間にやら、画面から溢れるほどに掻き